テレビ北海道
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テレビ北海道のデータ | ||
英名 | Television Hokkaido Broadcasting Co., Ltd. |
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放送対象地域 | 北海道 | |
ニュース系列 | TXN | |
番組供給系列 | TXN | |
略称 | TVh | |
愛称 | TV happy! デジタル7チャンTVh |
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呼出符号 | JOHI-(D)TV | |
呼出名称 | アナログ:テレビほっかいどう | |
開局日 | 1989年10月1日 | |
本社 | 〒060-8517 | 北海道 |
札幌市中央区大通東6丁目12-4 | ||
演奏所 | 本社と同じ | |
アナログ親局 | 札幌 17ch | |
ガイドチャンネル | 17ch | |
リモコンキーID | 7 | |
デジタル親局 | 札幌 14ch | |
主なアナログ中継局 | 旭川 33ch 函館 21ch 室蘭 29ch |
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主なデジタル中継局 | 旭川 14ch(予定) 函館 17ch(予定) 室蘭 33ch(予定) 網走 24ch(設置検討中) 帯広 17ch(設置検討中) 釧路 47ch(設置検討中) |
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公式ホームページ | 公式サイト | |
特記事項 : 網走・帯広・釧路管内全域と他4管内の |
株式会社テレビ北海道(てれびほっかいどう、Television Hokkaido Broadcasting Co.LTD.)はTXN(テレビ東京系列)に加盟する北海道を放送対象地域としたテレビ局。略称はTVh。北海道新聞社の関連企業である。
目次 |
[編集] 概要
- なお、「GOLDENマーケット」の名称はテレビ北海道の登録商標である。
- 2003年度より、キャッチコピー「TV happy!TVh」を使用している。制作クレジット表記や局の封筒などでこのキャッチコピーが使われているが、これはあくまでも対外向けのロゴであるため、1989年開局当初からの正式ロゴも本社社屋、放送機材、送信所、中継局、ホームページの会社概要の項目、TVh道新ニュース・ニュース速報・気象警報テロップ放送時(速報テロップはカラーで表示)、TXN各種ニュース番組の取材クレジット表記、放送開始・終了時のハイビジョン撮影の風景の画像の挿入時などにおいて使われている。
- 2006年6月1日の地上デジタル放送開始にあわせて、新たに「デジタル7チャンTVh」というキャッチコピーが加わった。なお、「デジタル7チャンTVh」のイメージソングは一日の放送開始・終了時とCMなどで何回か放送されるほか、TVhのホームページでも聴くことができる。後に、8月には歌なしのカラオケバージョン(最初に登場したバージョンのカラオケ版)が、10月にはマスコットキャラクター「らっぴぃ」の入浴シーンのあるバージョンも新たに登場した。現在は3種類のバージョンがある。
- マスコットキャラクターはラッコをモチーフとした「らっぴぃ」である。ちなみに1989年の開局当時のマスコットキャラクターはフクロウをモチーフとした「テレきたくん」、1999年から2002年頃まではテレビ受像機をモチーフにした「みて!くん」であった。
- 地元の大手ゼネコン・伊藤組土建と関係が深い。
- 正式なロゴは「TVh」であるが、新聞や雑誌のテレビ欄や広告、記事では「TVH」が使われていることが多い。
- 日中を中心に、カラカミ観光のCMが道内他局より多く放送されている。(1つのスポット枠に他社のCM→カラカミ→他社のCM→カラカミ→他社のCM→カラカミという延々ループのパターンが多い)
- 2000年にはコンサドーレ札幌のJ1昇格決定試合となった湘南ベルマーレ戦をアウェーの平塚競技場からキー局のテレビ東京及びTBSスポーツの技術協力により生中継し、高視聴率を獲得した。
- 2006年10月12日には北海道日本ハムファイターズの25年ぶり、北海道移転後初となるリーグ優勝の模様をテレビ東京制作で放送したが、後述の理由により道東・道北を中心に視聴できない地域があったことから、苦情が相次いだという。ただ、これらの地域はデジタル全面移行後もカバーされない可能性もある。
[編集] 主要株主
日本経済新聞社、伊藤組、北海道新聞社
[編集] 沿革
- 1988年(昭和63年)6月 会社設立
- 1989年(平成元年)10月1日 札幌送信所(親局)開局(この日が開局日)、同時にTXNに加盟。
- 1991年(平成3年)9月21日 旭川送信所開局
- 1993年(平成5年)2月 室蘭送信所開局
- 1993年(平成5年)11月 函館送信所開局
- 1994年(平成6年)10月 開局5周年
- 1999年(平成11年)10月 開局10周年 この時のキャッチコピーはテレビ画面に目を描いたデザインで「みて!」というものだった。
- 2006年(平成18年)3月1日 地上デジタル放送対応のマスター更新(東芝製)。
- 2006年(平成18年)6月1日 札幌地区で地上デジタル放送開始
[編集] テレビチャンネル
[編集] 札幌地区(JOHI-TV・JOHI-DTV)
- 中継局
- 定山渓 37ch 3W
- 西野 37ch 3W
- 円山 37ch 1W
- 簾舞 29ch 3W
- 宮の沢 38ch 3w
- 宮の森 31ch 3w
- 藻岩下 33ch 3w
- 藻南 31ch 3w
- 山元 38ch 0.5w
- 赤平 49ch 3w
- 芦別 28ch 30W
- 西芦別 49ch 3W
- 歌志内 32ch 100w
- 美唄我路 49ch 0.1W
- 三笠幌内 49ch 0.1w
- 夕張新千代田 62ch 0.1w
- 真谷地 50ch 0.1w
- 上砂川 44ch 3W
- 由仁 47ch 0.5W
- 小樽 24ch 500w
- 小樽桂岡 33ch 0.1w
- 小樽見晴 49ch 0.1w
- 岩内 39ch 100w
- 国富 61ch 1w
- 喜茂別 25ch 1w
- 喜茂別栄 61ch 0.1w
- 南喜茂別 61ch 3w
- 黒松内 61ch 30W
- 美国 50ch 0.1W
- 銀山都 62ch 10W
- ニセコ 24ch 50W
- 古平 48ch 0.1W
- 余市 33ch 10W
- 赤井川 49ch 0.1W
- 島牧 10w
[編集] 旭川地区
※地上デジタル放送は既存のアナログ送信所を使用して2007年10月1日に放送開始する(NHK旭川放送局・北海道放送(HBC)・札幌テレビ放送(STV)・北海道テレビ放送(HTB)・北海道文化放送(uhb)は共同送信所を使用する)。
- 中継局
- 旭川台場 47ch 10W
- 深川 28ch 100W
- 幌加内 38ch 3W
- 留萌 36ch 100W
- 留萌南町 62ch 0.1W
- 小平 62ch 10W
- 小平本町 47ch 0.1W
- 小平港 48ch 0.1W
- 苫前 31ch 1W
- 羽幌 43ch 100W
[編集] 函館地区
- 送信所はHBCと共同使用、HBCの下に設置。
- 地上デジタル放送は2007年10月1日に放送開始する。
- 中継局
- 函館蛾眉野 61ch 0.1w
- 知内小谷石 52ch 0.1W
- 大沼 60ch 30w
- 福島 49ch 10W
- 福島白符 33ch 10W
- 松前 62ch 10w
- 江差 22ch 100w
- 江差鰔川 46ch 0.1W
- 江差新栄 34ch 1w
- 江差円山 34ch 0.5W
- 江差南が丘 62ch 0.1w
- 厚沢部 40ch 10w
- 奥尻大成 61ch 100w
- 北桧山 32ch 100w
[編集] 室蘭地区
※地上デジタル放送は2007年10月1日に放送開始する。
- 中継局
- 室蘭陣屋 61ch 0.1W
- 室蘭知利別 31ch 3W
- 室蘭母恋 62ch 3W
- 室蘭輪西 61ch 10w
- 苫小牧 47ch 100w
- 苫小牧宮の森 34ch 0.1w
- 登別 22ch 10w
- 登別東 31ch 0.1W
- 幌別 19ch 3W
- 鷲別 16ch 1w
- 壮瞥 32ch 3w
- 壮瞥滝之町 46ch 0.1w
- 洞爺 28ch 10w
- 豊浦 32ch 10w
- 浦河 24ch 500w
- 浦河柏 46ch 0.1W
- 浦河常盤 45ch 0.1w
- 様似 20ch 10w
- 西様似 34ch 3w
- 静内 22ch 100W
※基幹送信所である旭川送信所は1991年9月21日、室蘭送信所は1993年2月、函館送信所は1993年11月にそれぞれ開局。旭川送信所は当初は1992年4月1日に開局する予定だったが、地元の強い要望により半年間前倒しして開局となった(建設計画では1年前倒しで1990年着工)。なお、旭川送信所開局当日は旭川地区限定で当時の伊藤義郎社長による旭川送信所放送開始の挨拶が5分間放送された(このときは、歌志内中継局設置についてもあわせて触れられていた。)。現在、送信所は札幌・旭川・函館・室蘭の4か所、中継局は札幌地区35か所・旭川地区10か所・函館地区14か所・室蘭地区20か所で、合計で83か所の送信所・中継局がある。
[編集] エリア拡大の現状
本来は北海道全域で視聴可能にすることを前提に免許が与えられているため、札幌以外の主要局(いわゆるプラン局)33局にもチャンネルが割り当てられており、開局してから10年以内でこれらの送信所および中継局設置を終了する予定だったが、
- 地上デジタル放送の推進でアナログ波の廃止が決まった事
- バブル崩壊などで長引く未曾有の不況が特に北海道においては深刻になった事
- 札幌から比較的遠い、帯広・北見(網走)・釧路までのNTT中継回線が高額で、使用出来ないこと。
- 未開局となっている送信所残り3局と中継局を含めると、本来開局しなければならない数が関西準キー局並みに上るうえ、現状でも北海道の89.4%(世帯比)をカバーしていること。
など、これらの経費が経営を圧迫することから思うままに進められなかったため、現在でも
- 札幌地区(空知支庁の夕張市周辺〔夕張中継局はHTB・uhbも未設置 ただし、夕張市にある夕張新千代田中継局や真谷地中継局には他局を含めてTVhも中継局を設置している〕及び後志支庁の磯谷郡周辺)
- 旭川地区(上川支庁の士別市・名寄市・富良野市・上川郡・上川町・空知郡・勇払郡・中川郡周辺、留萌支庁の天塩郡周辺、宗谷支庁全域)
- 室蘭地区(日高支庁の沙流郡・幌泉郡周辺)
- 帯広地区(十勝支庁全域)
- 北見(網走)地区(網走支庁全域)
- 釧路地区(釧路支庁・根室支庁全域)
では送信所・中継局が未開局のため、既に設置されている他の送信所・中継局を後述する超高性能型UHFアンテナで受信するか、BSジャパンを受信しない限り視聴出来ない。ただし、地上波でしか放送していない番組は、BSジャパンでも視聴出来ない。上記エリアのうち、池田町・遠軽町(旧白滝村)・西興部村はケーブルテレビ局による再送信も未だに実施されていない。このため、「北海道新聞」(TVhの番組欄はNHK総合・教育、uhb、HBC、STV、HTBの次に掲載、但し、開局当時はNHK総合・教育、uhbの次に掲載していた。)の網走管内に配布されている「北見版」の朝・夕刊、釧路、根室管内に配布されている「釧根版」の夕刊のテレビ欄は、各管内でTVhが直接受信できないという理由で、TVhの欄の部分がそれぞれ、地元管内の企業広告に差し替えられている。それ以外の直接受信できない地域(主に宗谷地方・十勝地方全域と上川地方・留萌地方の一部地域)では高利得アンテナとブースターで遠距離受信可能な地域が多いことから、また、釧路、根室管内に配布されている「釧根版」の朝刊では釧路ケーブルテレビで同局を再送信しているために配慮していることからそのままTVhの番組欄が掲載されているが、北海道新聞朝刊のテレビ解説欄に「一部地域ではTVHは受信できません」という断り書きがされている。なお、毎週木曜日夕刊に発行される折り込み特集「おふたいむ」のテレビ欄、系列紙「道新スポーツ」のテレビ欄、および「釧路新聞」などTVhの直接受信エリア外地域発行の地元紙を除くその他の北海道内で印刷されている新聞のテレビ欄には、TVhが受信できない地域への差し替えがなく、全道一律でTVhが掲載されたテレビ欄となっている。「日本経済新聞」では、NHK総合・教育の次にTVhの番組欄を掲載している。また、アナログ放送の送信所・中継局の増設は、地上デジタル放送への切り替えが迫り、これからアナログ送信所・中継局を増設しても減価償却が出来ない事などを理由に、1999年度をもって打ち切られた。ただ、釧路分室があるようで、北海道東方沖地震発生直後に、釧路のスタジオから情報を伝えたことがあった。
なお、北海道での地上デジタル放送は、NHK札幌放送局や他の道内民放テレビ局と同様に、2006年6月1日より札幌地区で開始されたが、今後道内全域のエリアカバーが行われないまま終了となる可能性もある(拡大したとしても他の送信所・中継局受信で画質に関係なく、アナログ放送の電界強度が強い地域にとどまる見込み。つまり、アナログ放送エリアの境界付近)。実際にエリアカバーが打ち切りになった場合、兵庫県の一部地域とともに地上波でテレビ東京系の番組が完全に視聴できない地域となる。これは長引く未曾有の不況に伴う厳しい経営状況から、北海道総合通信網へ支払う中継回線使用料金及び7送信所の電波が届かない世帯向けの中継局の設置・維持にかかる経費が経営を圧迫し、最悪の場合経営破綻する可能性もあり得ることが理由にあると思われる(現在の時点で送信所・中継局の開設時期を明らかにしているのは34か所)。
但し、現在TVh(アナログ放送)の送信所・中継局が未開局の地域でもNHK総合・教育と民放5局分の地上デジタル放送チャンネルは既に割り当てられているが、TVhでは以下のように地域により対応状況が異なるため、全域カバーが行われるかどうかは未だ不透明である。
- 現在アナログ放送が未開局で、今後デジタル放送で開局する予定はあるが検討中の送信所(網走、帯広、釧路の3か所で、いずれも他局は2007年10月1日に開設)
- 現在アナログ放送が未開局で、今後デジタル放送で開局する予定はあるが検討中の中継局(全部で15か所あり、このうち北見については他局では2007年10月1日に開設することが決まっており、名寄、富良野、上川、振内、広尾、紋別、滝上、根室、中標津、稚内、枝幸、知駒の12か所についても既に他局が開設時期を明らかにしている。)
- 現在アナログ放送が開局済みでも、デジタル放送では検討中の中継局(全部で46か所)
- 現在もアナログ放送が視聴できずもしくは受信できても画像が鮮明でなく、デジタル放送も全く開局する予定が立たない中継局(今回の検討対象外となっている非該当地域。中には他局が既に開設時期を明らかにしている夕張清水沢、南羊蹄、上富良野、和寒、留辺蘂(北見市)、阿寒湖畔(釧路市)、標茶、弟子屈、羅臼も含まれている)。
一方、2007年を目途にスカイパーフェクTV!(スカパー!)とJSATが衛星を使用して再送信を実施する予定で、2005年8月に実験を開始し、難視聴を解消する方針を打ち出している(参考ページ)。とはいえ、実際に再送信を見るためにはスカパーとの契約が必要なこと、衛星波ではワンセグが使えないこと、わざわざ手間のかかることをしなくとも地上波だけで十分だと考える視聴者も多いこと、スカパーと放送局との間に生じる著作権などの問題があり、実際に普及するかは不透明である。このような事情もあって、地上波でも送信所の設置場所を変更(1000m超の自然公園に入っていない山へ移設など)したり、出力を大きくすることで中継局数を現状維持、あるいは減らしながらエリアカバーを拡大させる方法も考えられる。
現在、送信所や中継局が未開局の地域では多素子やパラスタック型などの超高性能型UHFアンテナと、場合によってはブースター(増幅装置)を設置することで受信できるようになる場合がある。ただし超高性能型UHFアンテナは以前は大型の場合が多く設置が困難なことや、積雪や強風でアンテナが倒壊しやすいという欠点があり、これらの理由で設置を断念している世帯が少なくなく、気象条件、季節、地形、場所等によっては受信しにくい場合もある。またブースターを使用することにより、北海道はHTB・uhb(場所によってはNHK・HBC・STVの一部中継局)、青森県はATV・ABA(場所によってはNHK・RABの一部中継局)の電波が強くなりすぎ、かえってこれらの放送局の受信状態を悪くしてしまう場合があるので注意が必要である。
地上デジタル放送の場合、アナログ放送の受信画質が鮮明か否かにかかわらず電界強度が強ければ、障害物が少ない程度であっても良好に鮮明な画像で受信できるが、障害物が多いと受信できない場合もある。
- 受信例
- 旭川(旭山)送信所の放送エリアは旭川市(ただし、神居古譚地区は深川中継局のエリア)・上川郡(上川町を除く)のほぼ全域となっているが、超高性能型UHFアンテナを使用すると残りの上川支庁でも受信できる場合がある。
- 旭山送信所は出力があまり強くない割には電波の飛びが非常に良い上(参考までに出力はUHFアナログ放送・映像10kw音声2.5kw VHFアナログ放送・映像1kw音声250w UHFデジタル放送・1kw FMラジオ放送・500W)、指向性もかけられておらず、障害物となる山が少ないこともあり、エリア外の地域でも超高性能型UHFアンテナを使用すると、アナログ放送ではゴーストが発生したり不鮮明な画像(冬季は画像が乱れる場合もある)であったりしても電界強度が強い状態となっている(同じ旭山から送信されるHTB・uhbも同様の状態。また、FMラジオを聞く際、高利得アンテナを旭山に向けた場合も同様)ため、地上デジタル放送では特にアナログ放送エリアの境界付近の地域では難視聴から解消される可能性が高い。地上デジタル全国会議のホームページで公表されているTVHの地上デジタルテレビ放送のエリアの目安では、アナログ放送ではエリア外とされている和寒町(塩狩のごく一部の地域は放送エリア内に入っている)、剣淵町、士別市、名寄市、上富良野町(ごく一部の地域は放送エリア内に入っている)、中富良野町、富良野市の各一部地域でも旭川送信所から送信される地上デジタルテレビ放送の受信可能地域に含まれていて色付けされている。
- 十勝支庁・夕張市(ただし、夕張新千代田中継局や真谷地中継局があるため夕張市も一部放送エリア内に含まれる)・磯谷郡・沙流郡・幌泉郡では、親局のある手稲山からは離れているが、すぐ近くに山脈がそびえている訳では無いため、超高性能型UHFアンテナで親局(沙流郡・幌泉郡は親局または室蘭地区の送信所・中継局)が受信可能な地域もある。これらの地域でも地上デジタル放送の場合、アナログ放送エリアの境界付近の地域では難視聴から解消される可能性が高い。この地域のケーブルテレビ局での再送信でも一時期この方法を用いていた事があった。これと似た例でHBCが帯広放送局を開局させた際、暫く親局からの電波を超巨大アンテナで受信し、帯広地域への再送信や他の放送局への中継施設として利用していた時期もある)。
- 函館地区の送信所・中継局の電波は青森県の津軽海峡沿岸部にも届いており、それ以外の青森県内の一部地域でも超高性能型UHFアンテナで受信できる場合がある。但し、海越えに加えHTBやuhbと同様に指向性がかけられているため、気象条件によっては届かない場合もある。
- また、地元のケーブルテレビ局(次項参照)と提携して札幌送信所の電波を札幌市内の受信点で受信し、ここから中継回線(光ファイバー)を利用して再送信を行うことで視聴出来るようにしている地域もあるが、それも出来ない場合はBSジャパンを受信しない限り、テレビ東京の番組を視聴することが出来ない。ただし、この場合でも地上波でしか放送していない番組は、BSジャパンでも視聴出来ない。アニメは大部分がCS有料放送「AT-X」で視聴可能である。
音声多重放送については、現在札幌地区の全域と室蘭地区の一部のみで実施されている(ケーブルテレビ再送信の釧路、帯広、青森も含む)。
ただし、旭川地区(上川地方)など一部地域では高利得アンテナを札幌・手稲山送信所に向けることで、鮮明な画像は得られないものの音声多重放送を受信できる場合があるが、気象条件などにより受信できない場合もある。また、現在音声多重放送が実施されていない地域でも、一部の番組はBSジャパンを通じて視聴することで音声多重放送を楽しむことができるが、2006年6月に開始した地上デジタル放送では2007年10月1日に開始する旭川・函館・室蘭の各エリアでも全ての地域で音声多重放送が受信できるようになる(モノラル2重音声、5.1サラウンド、ステレオ2音声放送を行わない限り、モノラル音声でも常時ステレオ放送となっている)。なお、字幕放送は現在でもエリア内全域で実施されている。
[編集] ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビではテレビが再送信されている。
なお、道東地区(網走・帯広・釧路地区)は放送区域外であるものの、放送対象地域にあたるため、区域外再送信ではない。また、青森県は放送対象地域外にあたるため、区域外再送信となる。
[編集] 帯広地区
- 帯広シティーケーブル(OCTV)再送信開始当初は札幌送信所の電波を直接受信していたが、現在は札幌送信所との専用回線があり、そちらから再送信している。
- なお、池田町でもCATVを実施しているが、本来は放送対象地域内のため再送信が義務付けられているものの、現在の受信点では受信が出来ないことと、近隣送信所(札幌送信所または旭川送信所)との専用回線がないことから再送信されていない。
[編集] 北見(網走・紋別)地区
- 遠軽町(旧白滝村・白滝ふるさとテレビ)と西興部村(にしおこっぺむらコミュニケーションネットワーク)でCATVを実施しているが、本来は放送対象地域内となるため再送信が義務づけられているものの、現在の受信点では受信が出来ないことと、近隣送信所(札幌送信所または旭川送信所)との専用回線がないことから再送信されていない。
[編集] 釧路地区
- 釧路ケーブルテレビ(KCTV)1999年12月から札幌送信所と専用回線でつないで再送信している。
[編集] 青森県
- 青森ケーブルテレビ(ACTV)北海道文化放送(uhb)とともに札幌送信所と専用回線でつないで再送信している。
- 風間浦村営共聴システム
[編集] OP・ED
- 2006年6月1日から変更(内容はハイビジョン撮影の北海道の自然 2003年頃から使われている内容のマイナーチェンジ)、「デジタル7チャンTVh」の歌が流される。
[編集] スタジオ
- 第1スタジオ(65坪・HD):「はぴらぴ」等
- ニューススタジオ(17坪・HD):ニュース・中継処理等、マスターサブ
[編集] 現在放送中の主な番組
[編集] 自社製作番組
- TVh道新ニュース(月曜~土曜17:25~17:30)
- けいざいナビ(土曜9:30~10:00 月曜日深夜に再放送あり ハイビジョン制作)
- アニマルランド(土曜14:55~15:00)
- TVhサマー競馬(JRA函館・札幌開催時の土曜15:00~15:55)
- ウィークリー赤れんが(土曜17:15~17:20、他の民放でも放送中。)
- 旅コミ北海道(土曜18:30~19:00)
- さっぽろ経済(土曜20:54~21:00)
- パークゴルフの法則 第2弾(日曜6:00~6:15)
- ペット大好き!(日曜10:30~10:45 翌週日曜日6:15~6:30に再放送あり)
- よるたまVI(日曜24:35~25:05)
- Catch your DREAM(月曜21:54~22:00)
- 味な店(火曜21:54~22:00、木曜20:54~21:00)
- まる音 SUPER DX(火曜25:00~26:00)
- ウォッチング札幌(水曜21:54~22:00)
- ROOKIE'S TV(水曜25:30~26:00)
- はぴらぴ(金曜18:30~19:00 ハイビジョン製作)
[編集] 北海道日本ハムファイターズ戦の中継
- 道内テレビ局の中では最も力を入れており、札幌ドームからの中継を15試合放送する。
- オリックス・バファローズ戦はテレビ大阪と、読売ジャイアンツ戦はテレビ東京との共同制作で放送する。
[編集] 他系列の番組
[編集] フジテレビ系列
- キテレツ大百科(月曜~金曜8:00~8:30)uhbで既に放送されているため、再放送扱い
[編集] 独立UHF局系列の番組
北海道におけるUHFアニメの受け皿的放送局の一つとなっている(同じテレ東系列局では福岡県のTVQ九州放送もそれに近い性格の放送局となっている)。
[編集] 終了した番組
[編集] 自社制作
- おばんでスタ!(月曜~金曜放送 2006年3月で終了)
- 気分はナイスショット!~ゴルフガールズと愉快な仲間~(月曜放送、2006年9月終了)
[編集] 自社制作のアニメ
- 剣勇伝説YAIBA(1993年)
- ヘイ!ヘイ!シュルーム(2001年~2003年)最近まで4話分をまとめて再放送していた
- 超ぽじてぃぶ!ファイターズ(2004年4月~2006年3月)
[編集] 「独立UHF局」系の番組
- 涼宮ハルヒの憂鬱
- パピヨンローゼ New Season
- らいむいろ戦奇譚
- Dears
- ヤミと帽子と本の旅人
- うた∽かた
- 北へ。~Diamond Dust Drops~
- HAPPY★LESSONTVシリーズ
- こみっくパーティー(第1作目)
- To Heart
- LEGEND OF BASARA
[編集] アナウンサー
文中の所属先などの内容は永続的に保証されるものではありません。正確な情報は放送局の公式Webサイトなどでご確認ください。免責事項もあわせてご覧ください。
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[編集] 男性
[編集] 女性
- 齋藤瑞穂
- 佐々木由衣子
[編集] 過去に在籍したアナウンサー
[編集] 男性
- 大井健郎(1995年~2003年、TVh→東北放送)
- 煙山光紀(1989年~1992年、ラジオたんぱ→TVh→ニッポン放送)
- 佐藤良諭(~1995年熊本県民テレビ→TVh→HTB)
- 伊藤英一郎(現在はローカルタレントで、「旅コミ北海道」のリポーターや「TVhサマー競馬」の司会など、TVhの番組に出演することがある。)
[編集] 女性
- 大崎誠子(1991年~2002年、uhb→TVh→北海道議会議員)
- 荒川れん子(1996年~1998年、富山テレビ放送→TVh)
- 佐藤陽子(鹿児島テレビ放送→TVh、台東ケーブルテレビ→コアラテレビ)
[編集] 道内の他の放送局
- テレビ・ラジオ兼営
- テレビ単営
- ラジオ単営
- STVラジオ〔NRN系列〕
- エフエム北海道(AIR-G')〔JFN系列〕
- エフエム・ノースウェーブ(NORTH WAVE)〔JFL系列〕
[編集] 外部リンク
北海道の放送局 民放ラテ兼営:HBC |
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