日経ラジオ社
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株式会社日経ラジオ社(にっけいラジオしゃ)は、日本で唯一の国内向け短波放送局であると共に、地上波による民間放送局として、日本で唯一全国放送を行なっている放送局である。またNHK以外の地上波アナログ放送局で唯一、複数の同一メディアの放送チャンネル(第1放送・第2放送)を有する。愛称はラジオNIKKEI(にっけい)。
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これまでの短波放送以外にも、衛星放送(BS、CS)、地上デジタル音声放送、インターネット・携帯電話などを充実。帯域の増加で放送業界の聴取者獲得競争が激しくなることが予想されるため、日本経済新聞社のデジタルコンテンツを各メディアでフルに活用することを目指す。ただし、同じ日経グループのテレビメディア(テレビ東京および同社をキー局とするTXN・BSジャパン・日経CNBC)との直接的な関係は薄い。
経済、中央競馬、医療、通信教育、アジア、アニメ情報の大きく6つのコンテンツを軸に、短波放送、衛星放送、地上デジタル音声放送、インターネットラジオ・携帯電話の媒体を通して展開する。
なお、「ラジオNIKKEI」に局名変更後も、ソニーや松下電器などから発売されている短波ラジオ受信機では、旧社名の「日本短波放送」を略した「NSB」の表記が引き続き使用されているが、これは「NSB」の表記がある程度認知され定着していることに加え、社名変更後は短波ラジオの新機種が発表されていないため、従来品をそのまま継続生産しているためと思われる。日経ラジオ社も、メーカーに対して略称(本来であれば「NRB」)の変更を求めていない。
目次 |
[編集] 会社データ
- 社名
- 和文社名 - 株式会社日経ラジオ社
- 英文社名 - NIKKEI RADIO BROADCASTING CORPORATION
- 所在地
- 本社:〒107-8373 東京都港区赤坂一丁目9番15号 日本自転車会館6F・7F
- 大阪支社:〒541-8554 大阪市中央区高麗橋一丁目4番2号
- 名古屋支局:〒460-0008 名古屋市中区栄三丁目3番17号 名古屋証券会館5F
- 代表取締役社長
- 小林 樹(こばやし・いつき)
- 関連会社
- 株式会社ビー・エス・コミュニケーションズ
- 株式会社たんぱプランニング
- ※株式会社エヌエスビー通信社は、たんぱプランニングと業務内容が重複・競合することなどから、2005年3月末で解散しエヌエスビー通信社の業務だったものは専らたんぱプランニングが行っている。
[編集] 周波数・空中線電力
[編集] 送信所
[編集] 第1放送
- 3.925MHz(JOZ・50kW及びJOZ4・10kW)
- 6.055MHz(JOZ2・50kW)
- 9.595MHz(JOZ3・50kW)
[編集] 第2放送
- 3.945MHz(JOZ5・10kW)
- 6.115MHz(JOZ6・50kW)
- 9.760MHz(JOZ7・50kW)
[編集] 沿革
- 1954年7月1日 - 株式会社日本短波放送(英文略称・NSB)設立。
- 1954年8月27日 - 開局。午前6時半より放送開始。株式市況もこの日より放送開始。
- 1954年11月20日 - 「医学講座」放送開始。
- 1956年5月5日 - 日本初の連日「プロ野球ナイトゲーム中継」放送開始。(1962年に中止)
- 1956年10月27日 - 「中央競馬実況中継」放送開始。
- 1958年6月1日 - 「慶応義塾の時間」放送開始。
- 1959年2月1日 - 東映、旺文社、東京タイムズ等と共に日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日)を開局。
- 1960年10月3日 - 「世界経済ダイヤル」放送開始。
- 1963年9月2日 - 第2放送を開始。周波数3.945MHz(JOZ5)と7.230MHz(JOZ6)。
- 1968年1月21日 - 第2放送に9.760MHz(JOZ7)追加。
- 1969年10月15日 - 株式会社日短アドセンター設立。
- 1974年7月1日 - JOZ6の周波数を6.115MHzに変更。
- 1978年11月23日 - 愛称を「ラジオたんぱ」とする。
- 1979年7月11日 - 株式会社日短アドセンターが株式会社ラジオたんぱサービスと商号変更。
- 1986年6月25日 - 株式会社ラジオたんぱ証券研究所設立。
- 1996年3月25日 - ラジオたんぱホームページ開設。
- 1996年8月27日 - PerfecTV!(現·SKY PerfecTV!)を通じた超短波放送であるデジタルたんぱ501及びデジタルたんぱ502(以下「デジタルたんぱ」と総称)を開始。
- 1998年12月14日 - BSデジタル放送参入を目的に、BSJラジオ(現·株式会社ビー・エス・コミュニケーションズ)設立。
- 1999年10月1日 - 株式会社ラジオたんぱサービスが株式会社ラジオたんぱ証券研究所を合併。
- 2000年4月1日 - 株式会社日本短波放送が株式会社ラジオたんぱサービスを合併。
- 2000年12月1日 - BSデジタル放送「BSC」(現·「BSラジオNIKKEI」)放送開始。
- 2002年4月 - 第2放送 平日の定時放送を原則として休止とする。
- 2003年4月1日- 株式会社たんぱプランニング設立
- 2003年10月1日 - 株式会社日本短波放送を株式会社日経ラジオ社と商号変更。
- 2004年3月31日 - デジタルたんぱの放送を終了。
- 2004年4月1日 - 愛称を「ラジオNIKKEI」に変更。
- 2006年3月31日 - 「BSラジオNIKKEI」の放送を終了。
- 2006年4月3日 - 第2放送 平日の定時放送を再開。
[編集] 編成
開局当時は平日は株式市況の、週末は中央競馬のそれぞれ実況中継を中心に編成していた。
1956年5月には日本初の連日プロ野球ナイトゲーム中継を開始。当時は中波放送局でも中継されていたが、現在のような連日放送ではなかった。このため、日本短波放送のナイトゲーム中継を受信しようと野球ファンは創意工夫して受信装置を製作したほどという(-1961年まで。1977年と1989年に一時期土曜・日曜に第1放送でナイトゲーム中継が復活したが、現在は野球中継は行われていない)。
1963年9月には第2放送を開始し、株式市況を第1放送は東京証券取引所(東証)、第2放送は大阪証券取引所(大証)及び名古屋証券取引所(名証)に分離。
1980年から第1放送で『ニュース・オールナイト』を開始。00:30~05:30を1時間単位で区切り、最新ニュースがあれば随所に挿入して放送した。1983年には第2放送の番組編成を大幅に見直し『ニュースTODAY』と題し、大証及び名証の株式市況と、商品先物市況、一般ニュースを編成した9時間(08:00~17:00)のワイドニュースを編成した(その後『経済情報ステーション』と改題)。
短波民放である事から、1970~1980年代のBCLブーム絶頂期には『BCLワールドタムタム』『SONYワールドネットワーク』『ハム合格大作戦』などBCLやアマチュア無線関係の番組も、株式市況や競馬中継の終了した夕刻や夜間に多く放送されていた。アマチュア無線愛好家の多くはBCLやラジオ受信機の製作などの経験があり、短波ラジオ受信機を持っている人も多かったことから、聴取者は多かった模様。
1970年代、いわゆるゴールデンタイム、あるいはプライムタイムとも呼ばれる19~22時頃の時間帯には、教育関連や医療従事者向けなどの専門番組が組まれていた。現在も番組数は減少したものの、平日20:10以降は医療関係の番組を中心に編成されている。この編成は、長年にわたって、20:00より10分の定時ニュースが入っていた為で(現在は定時ニュース番組が一切存在しない)、20年以上も変わっていない。
また、医療関連では、知的障害者、身体障害者との共生をテーマとした福祉番組も、長年にわたって放送されていた(「重い障害児のために」~「知的障害者ネットワーク」(1966-2002)、「身体障害者雇用の広場」(1966)、「視覚障害者の広場」(1969)ほか。
日曜01:00~03:00に、ピンク映画やアダルトビデオの音声、ラジオポルノドラマを流したりの成人向け番組『セクシー・オールナイト』(のち『アイ・ラブ・ナイト』)を放送していた事は知る人ぞ知る事実(1982年3月1日-)。近隣諸国でも聴取できるため、「国辱もの」との批判もあった。
また一時期は公営競技の情報にも力を入れて、毎日夕方に「ケイリンフラッシュ」(競輪)、「テレボート24」(競艇)、また深夜には「全国競馬最前線」(地方競馬)を放送していた。
全体的には、「ラジオたんぱ」の愛称を使い出し、まだ社員アナウンサーとして所属していた大橋照子などが活躍(「ヤロウどもメロウどもOh!」(1977-1985)など、同社スタジオ『ゼロスタ』で公開生放送されていた夕方番組)、またBCLブームで高性能短波ラジオが急速に普及した1970~1980年代が黄金期であろう。
なお、放送の開始・終了時は第1放送では「こちらは日経ラジオ社・短波放送です」、第2放送は「こちらは日経ラジオ社・短波第2放送です」とアナウンスしている。
また、毎年中波民放各局との共同製作番組「ゆく年くる年」にも参加していたが、それが2000年-2001年の放送を最後に打ち切られて以後、日本の民間放送局(コミュニティ放送は除く)で唯一越年放送を行っていない。
2002年4月から規模を大幅に縮小し、第2放送の平日の放送を原則として休止(土・日と局が特別に定めた日のみ放送)、第1放送の深夜放送(23:00以降。日曜日21:50以降)を金・土曜日を除き休止してきたが、2006年4月3日より、第1放送の早朝に、日本経済新聞の朝刊紹介を軸とした生ワイドを新設。また、株取引のブームを受け4年ぶりに平日の第2放送で株式市況を再開し、第1放送をアナリスト解説を軸とした番組、第2放送を個別銘柄株価を専門に扱うなどして、放送時間帯も拡大され、今後、新たな展開も期待される。
歴代のキャッチコピーには「エールをかわそう!!」「今、短波はスーパーウェーブ」などがある。
[編集] 2006年10月現在の主な編成体系
- 放送時間
- 第1放送:放送開始は毎日-05:45。
終了時間は月~木曜日-22:30。金曜日-24:00。土曜日-23:15。日曜日-21:00。
(競馬開催日は東京、中山、福島、新潟、函館、札幌の競馬中継) - 第2放送:月~金曜日 08:00-16:30、土・日曜日 08:00-18:00
平日-東京マーケットLIVE!(プライス・チャンネル)
(特別な事情で平日に中央競馬の開催があった場合のみ第2放送で競馬中継を放送。また、大井競馬などのナイター競馬(統一GIレースが中心)中継も、第2放送の放送を延長する形で年に数回放送あり)
土・日曜日-京都、阪神、中京、小倉の競馬中継。
中央競馬や金融市場がない休日(祝日)は、第1放送と同一内容
東京マーケットLIVE!や競馬中継の前後には音楽(邦楽)が流される。(タイムテーブルの表記は「ミュージックロード」もしくは「ポップスドリーム」) - 但し、第2放送については外国の放送局などとの混信の可能性もあるためJOZ7(9.760MHz)の放送については独自の終了時間があり、17:00で終了となっている。また放送延長の場合、JOZ6(6.115MHz)についても同じ理由で19:00以後は放送休止となる。
- 第1放送:放送開始は毎日-05:45。
- 時間帯
- 早朝 クラシック音楽や日本経済新聞の朝刊紙面を紹介(聴く日経)する番組
- 平日日中~夕方 株式市況・商品先物市況・企業情報などを柱とした経済関連番組(東京マーケットLIVE!・ファイナンシャルBOX)
- 週末日中 中央競馬実況中継を東日本(第1放送)・西日本(第2放送)に分けて放送
- 競馬中継については「ラジオNIKKEI」へ愛称変更した2004年4月以降も「ラジオたんぱ」の呼称を使用してきたが、2005年10月より、放送での呼称は「ラジオNIKKEI」に統一されている。(その項も参照)
- 中央競馬や金融市場が開催されていない休日(祝日)日中は、主にトーク番組やアジア関連のスペシャル番組が組まれる。
- 週末夕方 アニメ声優主体のバラエティ番組(アニラジ)
- 夜間 医療専門番組(医師や歯科医師、看護師など医療従事者向けの専門情報提供番組)、通信制大学講座などの教育番組
- そのほか、2006FIFAワールドカップ期間中は日本戦を含む一部の試合を社団法人日本民間放送連盟加盟各社と同時中継放送を行なう。
[編集] 放送開始時のインターバル・シグナル音源
現在でも放送開始時に流れているインターバル・シグナル(IS)の音源は開局当時の1954年7月に収録されたもので、琴と鐘の演奏が放送されている。
[編集] スタジオ
- 本社スタジオ
- 第1スタジオ(ニュースルーム)…「聴く日経」、「東京マーケットLIVE!」(第1放送 商品先物市況のみ)、「信用取引トレジャークラブ」など平日生番組、「伊藤洋一のRound Up World Now!」などの録音番組
- 第2スタジオ…社内で一番大きく、グランドピアノが配されている。「和島英樹のウィークエンド株!」生放送や録音番組の他、同社が主催する講座の教室としても使用される
- 第3スタジオ…デジタル収録対応。「ファイナンシャルBOX」の生放送や録音番組など
- 第4スタジオ…デジタル収録対応。「朝イチ投資大学」ほか、録音番組など
- 第5スタジオ…録音番組など
- 第6スタジオ…ワンマン収録用スタジオ
- 第7スタジオ…録音番組など
- 第0スタジオ…公開放送用スタジオ。「大橋照子のテルネットイン」公開録音や、同社主催の講座用教室としても使用
- 大阪支社スタジオ…以前は「合格いっぽん道 サンデースペシャル」や「関西すうどんラジオ」など、大阪支社よりレギュラー送出の番組が存在したが、現在はレギュラー番組はない。
- 東京証券取引所スタジオ…東京証券取引所内、東証アローズで報道各社(在京民放テレビ5社、日経CNBC、ブルームバーグテレビジョン、共同通信社、ストックボイス)が中継放送用に設けているメディアブースの一角に、ラジオNIKKEIもスタジオを配している。「朝イチマーケッツ」、「東京マーケットLIVE!」を生放送
- サテライトスタジオ(公開放送スタジオ)
[編集] アナウンサー
※競馬中継で活躍している白川次郎アナウンサーは、定年のため、2005年11月30日で同社を退職となったが、引き続き、フリーランスとして、競馬中継を中心に登場している。
※2005年4月以降、社員の女性アナウンサーはいないが、特定の番組にレギュラー出演するディレクターなどがいる。
- 大宮杜喜子(医療番組全般に出演)
- 若生ナオミ(医療番組のディレクターを務める他、祝日特別番組「ぶるべ店歌好平成安愚楽鍋」に出演)
- 薬師神美穂子(同局広報。インターネットのライブストリーミングでの告知、日経BP社「日経ビジネスonline Podcast -編集長の終わらない話2.0-」などに登場)
[編集] 元アナウンサー
- 宇野和男(テレビせとうちから移籍、現・メディア・スタッフ所属、「聴く日経」水曜日担当)
- 大橋照子(現在も「大橋照子のテルネット・イン」、「私の書いたポエム」を担当)
- 北野守
- 煙山光紀(テレビ北海道を経て現在はニッポン放送)
- 近田誉(現・北海道文化放送)
- 白川次郎(現在も中央競馬実況中継の実況・進行を担当、独立UHF局「中央競馬ワイド中継」土曜日ダイジェスト司会)
- 武田広(現・ナレーター)
- 千ヶ崎公子(愛媛朝日テレビから移籍、現・名古屋タレントビューロー所属、元メ~テレ契約アナ)
- 長岡一也(現在も「私の書いたポエム」を担当、「中央競馬ワイド中継」日曜日司会)
- 中根幹男
- 広瀬伸一(現在も中央競馬実況中継の実況・進行を担当)
- 山本直也(現在も中央競馬実況中継の実況・進行を担当、「海原純子のラジオ診察室」に出演中)
[編集] 兜倶楽部記者
同社は、アナウンサー以外に、株式番組のキャスターとして、また上場各社の株価及び企業動向をレポートする記者陣を、東京証券取引所の記者クラブ『兜倶楽部』に要している。2006年7月現在、7人が所属し、東証スタジオからの生中継『東京マーケットLIVE!~COMMENTARY CHANNEL~』(第1放送 月-金曜09:00-12:00、12:30-16:00 一部時間帯は第2放送へもサイマル放送)、『朝イチマーケッツ』(第1放送 月曜08:20-09:00、火-金曜07:50-09:00)のキャスター、『ファイナンシャルBOX』(第1放送 月-金曜16:00-17:00)でのレポートなどを担当している。
また、同社の株式情報サイト『KJnet』と、同社携帯公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』、メールマガジン『夕刊KJ』でも、放送で取り上げた情報や独自記事を掲載しており、マーケット系ニュースサイトや、証券会社各社サイトのニュース項目としても採用されている。
- 記者陣
- 和島英樹記者…準大手証券営業マン、株式専門紙記者を経て2000年より現職。毎週、注目銘柄を紹介している『和島英樹のウィークエンド株!』(第1放送 金曜18:00-18:45)や、『東京マーケットLIVE!~COMMENTARY CHANNEL~』水曜午前、『朝イチマーケッツ』木曜出演のほか、株式専門誌での執筆活動、証券会社などでの講演会活動なども精力的にこなしている。また、同社サイトには実在の事件を元にしたとされる小説「兜町の疾風」(しまのかぜ)を掲載(全66回、2006年3月31日掲載分にて完結)。
- 鎌田伸一記者…株式専門誌記者を経て、2001年から現職。信用取引情報に特化した『信用取引トレジャークラブ』(火曜18:00-18:30)コメンテーター、『東京マーケットLIVE!~COMMENTARY CHANNEL~』木・金曜午前、『朝イチマーケッツ』月曜などを担当。独特の語り口が人気。『信用取引~』の番組ブログには、自ら食した兜町界隈のランチ情報を、ほぼ連日記している。著書に「幸福株」(しあわせかぶ。日経ラジオ社刊)。
- 今野浩明記者…株式専門紙記者、外資系情報配信会社記者を経て2001年から現職。『東京マーケットLIVE!~COMMENTARY CHANNEL~』月曜午前・水曜午後、『朝イチマーケッツ』火曜、『ファイナンシャルBOX』火曜コメンテーター。
- 長沢太朗記者…同社スポーツ情報局より異動で、2005年4月より所属。『朝イチマーケッツ』水曜を担当。
- 市村敦記者…2006年1月より所属。『朝イチマーケッツ』金曜を担当。
- 岸田恵美子記者…従来よりマーケット番組のディレクターを担当していたが、2006年6月より記者を務めている。『東京マーケットLIVE!~COMMENTARY CHANNEL~』内「ピッチサイドレポート(記者銘柄解説)」コーナーに随時登場する他、ディレクター時よりレギュラー出演していた番組「伊藤洋一のRound UP World Now!」、日本経済新聞 nikkiei.net BizPodcast「伊藤洋一のビジネストレンド」にも、引き続き出演している。
- 天道猛キャップ…2006年1月より所属。それまで和島記者が兼務していた、東証兜記者クラブのキャップを専任で務めている。番組出演はないが、KJnetへの記事執筆や、『東京マーケットLIVE!』の番組ブログに登場している。
[編集] インターネット配信
同社はインターネットによる番組配信にも力を入れており、1999年6月より一部の番組をインターネットラジオとして無料配信を開始。P2Pによる配信実験も多数実施し、2003年7月には「Syncast-Professional」、2004年1月~3月には「GrapeCast」を使用したP2P方式のマルチキャストによるライブ配信の実証実験を行った。現在は、以下の体制で提供されている。
- ライブストリーミング…平日の第1放送の番組の殆どを、そのまま聞くことが出来る。(月-金曜06:00-22:00、月曜のみ21:30まで。祝日・年末年始などの株式市場が開場されない日を除く。一部ネット配信されない番組、コーナーもある)
- オンデマンド…マーケット、医療関連番組を中心にオンデマンド配信が行われている。一部の人気生番組は、前出のライブストリーミングでの配信以外に、生放送終了後にオンデマンドとして聞くことも出来る。
- ポッドキャスティング…2005年3月21日より、日本のテレビ、ラジオ局としては初となるポッドキャスティングを、祝日特別番組「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」で開始。同年5月には生放送の祝日特別番組「ホリデースペシャル・from webmaster」が4部構成で配信された。現在ではマーケット番組を中心に配信を行っている。当初は自社サーバより配信し、2005年4月から「Livedoorねとらじ」のポッドキャスト・コンテンツとして配信されていたが、2006年1月16日に株式会社ライブドアへ証券取引法違反の疑いで強制捜査が入った件を受けて、同年1月24日より再度自社運営によるポッドキャスト配信へと変更された。
他ラジオ局のポッドキャストで散見される『放送された番組とは別内容』とは異なり、ラジオで放送した番組をそのままフルサイズで配信。ライブストリーミングで放送を聞き逃したり、短波ラジオが無く放送を聴けない環境下でも、オンエアと同内容を聴く事が出来る(通常のJASRAC許諾楽曲がかかる番組については、トーク部分のみの公開)。マーケット情報の人気生番組である「ファイナンシャルBOX」、「和島英樹のウィークエンド株!」では、生放送終了後、15分程度でポッドキャスト向けファイルが公開され、利用者ニーズへの配慮が伺える。
また、前述の「渡辺和昭のしゃべって-」や、「伊藤洋一のRound UP World Now!」など、一部の番組では、放送した内容にさらにコーナーやコメントを追加した再編集版や、インターネット限定のスペシャル番組も提供されるなど、充実した内容となっている。
- 携帯電話向けストリーミング…2005年4月20日に、NTTドコモの携帯電話「iモード」にて、iアプリを使用してインターネットラジオが聞けるサービスを試験提供。2006年1月10日より、iモード公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』として開始した(FOMAシリーズの一部機種に対応、有料)。同サイトでは、マーケット情報、競馬ニュースなどの文字情報に加えて、日本のラジオ局としては初めて、殆どの生放送番組(平日のマーケット生番組、休日の中央競馬実況中継)を、iアプリを使用して、携帯電話のみで聞くことが出来る。
この携帯ストリーミング配信は、前述のライブストリーミング(第1放送のマーケット生番組と医療従事者向け情報番組)と、オンデマンド配信に加えて、パソコンでは提供されていない、第2放送のライブストリーミング(平日・株式市況、土日・中央競馬実況中継)も聞くことが出来る。
なお、au、ソフトバンクの携帯事業者両社でも、同名の公式サイトサービスを2006年7月に開始したが、両社が規制する同日内のパケット転送量上限規定により、auは文字情報とオンデマンド配信のみ、ソフトバンクは文字情報のみとなっている。
なお、音声配信以外にも、ホームページのブログ化に精力的に取り組んでおり、各番組ごとのブログは勿論の事、特別番組(外国の競馬実況特別番組ほか)ブログや、制作スタッフの単独ブログ(インターネット担当者webmasterブログ、大阪支社アジア番組担当営業マンブログ、競馬番組担当者によるワールドカップ中継PRブログを引き継いでの日本サッカーウォッチブログ)なども、公開されている。
[編集] モバイル放送向け同時ネット
同社も出資している、携帯端末向け衛星放送「モバイル放送」の音声チャンネルへ、番組を1チャンネル供給している。2006年3月26日までは、同社のBSデジタルラジオ放送「BSラジオNIKKEI」301チャンネル(マーケット・チャンネル)を供給してきたが、休止期間を経て、同年4月1日からは、土・日曜のみ、第2放送の「中央競馬実況中継」(09:30-16:45)を供給している。
[編集] デジタルたんぱ501・デジタルたんぱ502
デジタルたんぱ501及びデジタルたんぱ502は、SKY PerfecTV!を通じて曾て放送されていた超短波放送である。前者は当時のラジオたんぱ第1放送、後者は第2放送を同時放送していた(2002年4月以降、第2放送休止時は第1放送を放送)。短波の放送が休止中でもCSでは送信確認用試験電波として次の放送開始まで音楽を流していた。2004年3月末で放送を終了。
有料放送だったものの、実際に有料放送となったのは、株式市況・競馬中継・送信確認用試験電波に流れる音楽のみで、そのほかの番組はすべて無料放送だった。
[編集] 関連項目
- 現在放送中の番組
- 東京マーケットLIVE! (第1放送 月-金曜 09:00-12:00、12:30-16:00/第2放送 月-金曜 09:00-16:15)
- 中央競馬実況中継 (第1・第2放送 土・日曜 09:30-16:45)
- 渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分 (祝日特別番組)
- 慶応義塾の時間
- 宗教番組
- 南央美のヒーリングルーム(第1放送 毎週日曜 20:00-20:30)
- 過去の放送番組など
- ニュース・オールナイト
- ニュースTODAY
- ラジオたんぱ 経済情報ステーション
- マーケット・トゥディ
- 百万人の英語
- 大学受験ラジオ講座
- 高層気象通報
- ハム合格大作戦
- DX情報
- QRMパーク
- BCLワールドタムタム
- ハロージーガム
- SONYワールドネットワーク
- デジタルボイスステーション
- 合格いっぽん道
- 関西すうどんラジオ
- たんぱ三人娘:大橋照子・斉藤洋美・小森まなみ
- BSデジタルラジオ放送 (2006年3月31日で放送終了)
- ビー・エス・コミュニケーションズ (BSラジオNIKKEI)
- 出資会社
[編集] 外部リンク
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