ぶらり途中下車の旅
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ぶらり途中下車の旅(ぶらりとちゅうげしゃのたび)は、日本テレビ系列で1992年10月3日から放送されている長寿旅行・列車旅番組である。
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[編集] 概要
- 番組開始当初から字幕放送を行っている。
- 週替わりで毎回いろいろな芸能人が旅人となり、主に電車に乗って気ままな旅をする(但し過去に何度かバスの旅もしている)。主に関東地方を回る。
- 車だん吉、阿藤快の様な何度も旅をする人もいれば、1度だけの旅人もいる。この番組に出たい芸能人はかなりいるらしい。
- ナレーションは滝口順平(番組開始当初から)。
- CSではCS★日テレやSKY PerfecTV!110の○○九ちゃん&サイエンス(2005年4月より日テレプラス&サイエンスに名称変更)にて放送されていたが、現在は共に放送されていない。
- また、ハワイのテレビ局であるKIKU-TV(en:KIKU)でも放送されている。KIKU-TVでのタイトルは「Next Stop Discovery」。
- 旅そのものは平凡である。しかし、滝口のエモーショナルな語りが実に愉快で楽しい。旅人が出発する時は「おやおや、今日は何処へ行くんですか?」と興味深げに訊ねる。珍しい名物が登場すれば「どひゃー」と驚く。旅人が美味い物を食べれば、旅人に成り代わって「おいしそーう」と心から感激する。滝口の語りの余りのリアルさと見事な自然さのため「画面には映らないが、滝口は旅人と一緒に旅行をしている。」と勘違いした視聴者も居た程である(但し放送500回記念の際に滝口本人が出演した事もある)。
- 一番有名なのは、滝口と阿藤快のコンビだが(阿藤は他の番組でも「ぶらり旅中」などとして登場する事がある。)、番組内では車だん吉が“ミスターぶらり旅”と言われている。
- 最近では滝口のマネをするものまね芸人のネタとしても使われ、ちょくちょくパロディの対象となる(コージー冨田、松村邦洋、林家たい平、福山雅治などがよくやる)。しかも、真裏(TBS)で王様のブランチの司会を担当しているため、絶対に出る事のない寺脇康文も滝口のものまねができる(ぷっすま(テレビ朝日)で披露)。
- 番組名にぶらりとはあるが、実際には行く先々の店などが駅からぶらりと歩いて来られる程近い店はなく3kmも離れているところも紹介されており、場合によっては(取り上げている路線以外の)他線区から行った方が早いというケースも珍しくない。
- 2006年3月までは4:3標準画質制作だったが(一時期ハイビジョン画面で放送した事もあった)、放送時間を拡大した4月から全面ハイビジョン制作となった。
- 「日テレプラス&サイエンス」では、関連番組として長崎地方を回った「ぶらり長崎途中下車の旅」を放送した事があった(ナレーションはキートン山田)。さらに2006年11月には山陰地方を回る「ぶらり山陰途中下車の旅」を放送している。
- ビートたけしのTVタックル(テレビ朝日系)でこの番組を元ネタにした「ぶらり赤字列島の旅」というコーナーを放送していた事もあった。このコーナーでも滝口が出演していた。
[編集] 放送期間
[編集] 2006年3月25日まで
- 土曜日朝9:30~10:00の30分放送だった。また約半年に1回、1時間スペシャルが放送された(2005年12月24日に1時間スペシャルが放送された後、次の2006年1月7日にも1時間スペシャルが放送された。)。
- ネット局(番販扱い)
- 過去にテレビ埼玉で約1ヶ月程度、TVKテレビで約半年程度の遅れ放送をしていた時がある。
- キー局の日本テレビでも、短期間の再放送をした事がある。
[編集] 2006年4月1日より
- 土曜日朝9:30~10:30の1時間放送となっている。
- 現在の同時ネット局は静岡第一テレビ・ミヤギテレビ・テレビ新潟。
- テレビ新潟も4月から9月まで遅れネットで放送していたが、10月から同時ネットに移行している。
- その他の放送局は以下の通り(いずれも遅れネット。なお、週によっては放送されない場合もある。)。
- なお、山梨放送は30分放送最終回の3月25日を以て打ち切られた。また、中京テレビでは3月26日放送の回(関東地区3月18日放送分)を最後に放送を打ち切っており、30分放送の最終回は未放送である。
- 鹿児島讀賣テレビでは、KYTNewsリアルタイムの放送開始による枠縮小により、今まで未放送の地域だった鹿児島県でも放送が可能になったが、2006年9月末を以て打ち切られた。
- 青森放送では、4月6日の放送を以て打ち切られていたが、その後9月16日と10月9日に単発扱いで放送されている。尚、今後も単発扱いで放送される可能性がある。
[編集] 番組テーマ曲
- タイトルバックの音楽:
- アニメ「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー・音楽集」(サントラ)から「密猟のあった日」。この曲を約20~25秒(微調整あり)にカットして使用している。番組開始時は現在と別の部分を使用していたが、数年後に変更されている。
- これまでのエンディング主題歌:
- 1代目:来生たかお「君の風景」
- 2代目:菅井えり「晴れ渡る空で」
- 3代目:島崎ひとみ「promise~明日へむかおう」
- 4代目:因幡晃「恋しくて切なくて」
- 5代目:KAN「Songwriter」
- 6代目:スターダストレビュー「7月7日」
- 7代目:鈴木康博「Dream Dream Dream」(途中から汐留に移転。~2006年3月25日)
- 8代目:杉山清貴「Home Town Train」(この時より1時間へ格上げ。2006年4月1日~9月30日)
- 9代目:河口恭吾「孤独のキャラバン」(2006年10月7日~)
- 番組最後の提供部分の音楽は過去に2回変更されている。現在は3代目。因みに初代は君の風景のインストVerだった。
- エンディング主題歌で最も長く流れたのは7代目で、最も短く流れたのは8代目である。
[編集] 番組で取り上げた路線など
[編集] 鉄道
[編集] 関東地方
他 |
[編集] 関東地方以外
- JR東海道本線
- 東京~(伊豆箱根鉄道駿豆線)修善寺
- (小田急小田原線・新宿~)小田原~沼津
- 東京~焼津
- 関ヶ原~京都
- 函館本線
- 仙台市営地下鉄
- 会津鉄道会津線
- 東北本線(宇都宮線)
- 宇都宮~白河
- 小海線
- 伊豆急行
- 伊豆箱根鉄道駿豆線
- 静岡鉄道清水線
- 新清水~新静岡
- 坊っちゃん列車(伊予鉄道)
- 大井川鐵道
- 海外
他
-
- なお、静岡県内の路線では静岡第一テレビの“汽車に乗ろうよ”でも紹介している。
[編集] バス
[編集] 関東地方
他
[編集] 関東地方以外
[編集] 主な旅人
性別は男性でほぼ独占されているが、番組内容として男性向きと限定される訳でなく、女性の出演が今後期待される。
- ちなみに第1回の旅人は真行寺君枝だった。
[編集] 主なスタッフ
- プロデューサー:望月和雄、小島友行、鈴木正和、東山将之
- 歴代プロデューサー:大山昌作、大野彰作
- チーフプロデューサー:政橋雅人
- 歴代チーフプロデューサー:柏木登、小湊義房、石澤顕、中山良夫、進藤卓、大山昌作
[編集] 主なスポンサー
以下のスポンサーは、キー局の日本テレビのみのローカルスポンサーである。
- 東京電力(第1回からのスポンサーで、番組開始から一時期は本編終了後に岸ユキの「TEPCOインフォメーション」を放送していた。)
- シモンズ
- 崎陽軒
- 全日警
- セブン銀行
- セレモアつくば
- ライフコミューン
- 三菱地所
- ヨドバシカメラ
- トクホン
- 桃屋
- アース製薬
[編集] 過去のスポンサー
以下のスポンサーも、キー局の日本テレビのみのローカルスポンサーである。
- 永昌源
- 劇団東俳(不祥事により一時期スポンサーから撤退していた時期があった)
- 小学館
- 小田急電鉄
- 埼玉高速鉄道(2000年10月~2001年3月。埼玉高速鉄道線の開業告知を放送していた。)
- 東急アメニックス
- セボン
- キユーピー
- INAX
- 東栄住宅
- 石垣食品
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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