ダニエル・カール
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ダニエル・カール(Daniel Kahl、1960年3月30日~)は、日本で活動するドイツ系アメリカ人の翻訳家、及びタレントである。「山形弁研究家」という肩書きも持っており、流暢な山形弁を話すアメリカ人として人気を集めている。
テレビに出演する際は山形弁がメインな為、場合によっては山形弁しか話せない印象を与えかねないキャラクターだが、実際には学生時代にホームステイの経験もあり、関西弁、津軽弁などもマスターしており、当然標準語も話せる。日本語以外に会話可能な外国語としては、ドイツ語等。母国語は英語である。
尚、同じく日本でタレント活動をするアメリカ人弁護士ケント・ギルバートとは忘れない為に英会話の練習を共にしているという。テレビプロデューサーのデーブ・スペクターとは日本語でしか会話をした事がないというエピソードもある。(全てテレビ出演時の本人談)
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[編集] 略歴
- あまりにも流暢な日本語を使うが、生まれも育ちもアメリカ合衆国である。
- 消防士であった父と共に出かけたジャパニーズ・タウンや小学生の時に出会った日系アメリカ人の少女に恋心を抱いたのをきっかけに日本に対して興味を持つようになる。それからは独学で日本や日本語を学び(本人曰くHitorigoto Method=独り言方式)、日本に対する知識や興味をより高めていく。
- ハイスクール入学後は、交換留学生として奈良県五條市にある智辯学園中学・高等学校で一年間を過ごす。大学生時代には、再来日し、関西外国語大学で4ヶ月間、その後、京都二尊院に2ヶ月ホームステイしている。
- カリフォルニア州にあるパシフィック大学卒
- 更に佐渡島で4ヶ月程文弥人形づかいの弟子入りを果たし、その様子は「日本の伝統に挑戦するアメリカ人学生」としてテレビの取材も受けている。
- 大学卒業後は再度来日し、文部省英語指導主事助手として山形県に赴任する。中学校で3年間英語教育に従事し、その間に現地の同僚(主に中学校教師)からその後のトレードマークとなる山形弁を教わり、マスター。
- 同じ中学校で英語教師であった夫人(現在翻訳家)と結婚後、学校教員を退職し、東京で、翻訳・通訳サービス業務を行う会社を設立する。
- 会社経営をする一方で、そのキャラクターが受け、マルチタレントとしても活躍するようになった。現在、カールの会社は元々の業務である翻訳サービスだけでなく、カールのタレント業の芸能事務所としても機能している。
- 一時期「とっつぁんカール」と呼ばれていたことがある。
[編集] 山形弁マスターまでのエピソード
- 本人曰く、ハイスクール時代、大学時代に複数の非標準語地域で過ごした為、「標準語でも方言でもかかってこい」と言わんばかりに日本語に対する大きな自信を持っていたという。その自信も山形弁との出会いで打ち砕かれる事になる。
- 地方生活が多かったので文部省就職時には標準語圏の職場を希望していたがその意に反して赴任先は運命の地、東北地方は山形県だった。だが、それが功を奏し(?)現在の山形弁を話す外国人としての地位を確立する礎となった。初めて山形の地を踏んだ時は現地の老人の会話内容が全く分からず、「間違えて電車を乗り過ごし、外国に来てしまったのではないか?」と本気で思ったとの事。
- しかしながら看板には「やまがた」と平仮名で書いてあり、「日本に地続きの隣国もなければ平仮名を使う国は日本以外にないからここは日本だろう。しかし、話している言葉が日本語だとは思えない」と非常に混乱したという。
- 特に〝ん〟から始まる日本語は存在しないと幾度も教わってきたので、現地人たちは何かにつけて〝んだ!〟、〝んだー!〟を繰り返し言っている事が余計に混乱の元となった。
- だが、逆にそのカルチャーショックがダニエルの好奇心をくすぐり、山形弁に熱中させる事となる。
[編集] 出演作品
[編集] テレビ
- 〔NHK〕
- ロシア語会話(教育テレビ)
- 生活ほっとモーニング(総合テレビ)
- 全国うまいもの名鑑(教育テレビ)
- 金曜オンステージ(総合テレビ)
- おーい、ニッポン(BS2)
- 日本列島だんちでクイズ(BS2)
- 〔日本テレビ〕
- 〔TBS〕
- 〔朝日放送〕
- 〔山形放送〕
- やまがた発!旅の見聞録(テレビ埼玉との共同制作)
[編集] 映画
[編集] コマーシャル
- アサンテ
- CTC企業広告 グラフィック
- KDD ファミリートーク
- サンヨー食品 サッポロ一番・みそラーメン
- ナショナル 炊飯器にっぽん炊き
- 炊き/山形米 はえぬき・どまんなか(ナレーション)
- 砂糖を科学する会(ラジオ、2000年頃)
[編集] 出版/著書
- 「ダニエル・カールの国際交流入門」(ぎょうせい)
- 「超・日本人のススメ」(ミニワールド)
- 「ダニエル先生 ヤマガタ体験記」
- 「超簡単 トラベル英会話」(マガジンハウス)
- 「オラが心の日本アメリカ」(NHK出版)
- 「使える英語はこう学ぶ」(CD付き、東京書籍)
[編集] 外部リンク
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