JR四国7000系電車
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JR四国7000系電車 | |
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7000系電車 高松駅にて | |
起動加速度 | (1M2T)1.8km/h/s |
営業最高速度 | 110km/h |
設計最高速度 | |
減速度 | |
車両定員 | |
編成定員 | 85(立席)+64(座席)=149人(1M) 170(立席)+133(座席)=303人(1M1T) |
全長 | 20800mm |
全幅 | 2800mm |
全高 | 3570mm |
車両重量 | |
編成重量 | 38.0t(1M) 64t(1M1T) |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 直流1500V |
駆動装置 | 三相交流誘導電動機 |
モーター出力 | |
編成出力 | 120 kW×4=480 kW |
歯車比 | |
制御装置 | VVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 電力回生ブレーキ 電気指令式ブレーキ 直通ブレーキ |
保安装置 | ATS-SS |
備考 |
7000系電車(7000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車。 1990年(平成2年)の松山地区電化開業にあわせて登場した。
目次 |
[編集] 概要
JR移行後初めて新製された両運転台電車である。全車両が近畿車輛で製造された。
両運転台の制御電動車7000形と片運転台(伊予市・琴平向き)の制御車7100形があり、7000形単独の他、7000形または7100形を増結して運用され、最大で4両編成を組む。また、6000系と連結する運用もある。
軽量ステンレス車体で、車体側面の客用扉数は片側3箇所。両端扉が片開き、中央扉は両開きである。車内の座席はクロスシートとロングシートを点対称に配置。これらは先に登場した1000形気動車の構造を踏襲している。側窓は1000形の二段窓に対し、一段下降式となっている。
本系列は原則としてGTO素子を使用のVVVFインバータ制御を採用しているが、7000形の7016号車は半導体素子をIGBTとしたVVVFインバータ装置に換装され(高松運転所所属)、試験車として長期試験に供されている。 この7016号車は他車と共通に広範囲で運用されるため、乗車できる機会は少ない。
本系列は路面電車を除いた両運転台構造・ワンマン運転対応のインバータ制御車としては日本初の登場で、同様の機能を有する北越急行HK100形に比較すると目立たない存在ではあるが、HK100形の運用開始(1997年(平成9年))より7年早く単行での営業運転を開始している。
トイレは2004年に改造が行わた7004・7005号以外、設置されていないが、予讃線では乗りとおすと長時間になる運用にもついている。
[編集] 編成
- 7000形(cMc)
- 7100形(Tc)
[編集] 運用
2006年現在、7000形25両、7100形11両が松山運転所と高松運転所に配置され、予讃線高松駅~伊予市駅間・土讃線多度津駅~琴平駅間で使用されている。大多数の車両にトイレが設置されていないため本四備讃線(瀬戸大橋線)での運用はない。データイム・深夜を中心に、ワンマン運転を実施している。
JR四国は、会社発足後新規に導入した系列について車体への所属区所略号標記を省略している(5000系を除く)ため、一見しただけでは所属区所がどこであるかは判別できない。
[編集] 関連項目
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