松山運転所

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松山運転所（まつやまうんてんしょ）は、予讃線松山駅に併設されている四国旅客鉄道（JR四国）の車両基地で、乗務員（運転士と車掌）も所属する。

2015年の松山駅高架化に伴い、北伊予駅～伊予横田駅間に移転することが決定している。また、入出区列車が増えるので松山駅～新車両基地（名称は決まっていない）間の複線化が検討されている。

[編集] 配置車両の車体に記される略号

国鉄型車両：「四マツ」・・・JR四国を意味する「四」と、松山を意味する「マツ」から構成される。
JR型車両：「松」・・・松山を意味する「松」から構成される。

[編集] 歴史

1927年 4月 - 松山機関庫として開設される。
19xx年 xx月xx日 - 松山気動車区となる。
1989年 4月1日 - 松山運転所となる。

[編集] 配置車両

2006年7月1日現在の配置車両。

[編集] 電車

8000系電車

5両編成（L編成）6本、3両編成（S編成）6本が配置。

エル特急「しおかぜ」・「いしづち」で運用されている。

7000系電車

両運転台の7000形16両と片運転台の7100形6両が配置。

予讃線（高松～松山～伊予市）・土讃線（多度津～琴平）で運用されている。

[編集] 気動車

2000系気動車

試作車「TSE」編成3両を含む26両が配置。ほか23両の内訳は、宇和島向きグリーン席・普通席の合造形先頭車（2000）が2両、普通車では岡山向きの先頭車（2100）が7両、宇和島向き先頭車（2150）が4両、中間車（2200）が10両である。

エル特急「しおかぜ」・「いしづち」・「宇和海」で運用されている。

アンパンマン列車塗装でない先頭グリーン車の2006と中間車の2206が、宿毛駅事故廃車補充のため高知運転所に転属し、高知運転所の2000型の予備車については予讃線・土讃線の共通運用となっている。TSE編成の中に連結されていた2206が転属されたことで一部の「宇和海」がTSE編成のみの3両編成で運行されている。

アンパンマン車両が相次いで踏切事故に遭い、その修復期間中に一般塗装の予備車も検査に入った際は、高松や高知から予備車両をかき集めて編成に組み込んで運転していた。

キハ185系気動車

3100番台8両が配置。

予讃線（松山～宇和島）・内子線で運用されている。

キハ58形気動車・キハ65形気動車

6両ずつ12両が配置。

予讃線全線・土讃線（多度津～阿波池田）・内子線・高徳線（高松～引田）で運用されている。

キハ47形気動車

0番台6両、1000番台3両が配置。

急勾配にはあまりにも馬力不足のため、予讃線長浜経由（松山～八幡浜）のみ運用されている（但し、朝の上り八幡浜発松山行の1本は内子線経由で運転）。

キハ32形気動車

10両が配置。

予讃線（松山～宇和島）・内子線・予土線で運用されている。

このように、普通列車用気動車は国鉄型のみが配置されているのが特徴である。アスベスト問題の絡みもあって、窓のすきま風や老朽化が激しいキハ58系の置き換えが急務だが、車両の乗り降りにステップのない新車対策（ホームの高さを上げる）がなされていないこの地域には新車を配置せず、徳島運転所にJR四国1500形気動車を入れて、最終的には1993年の電化時に捻出されたキハ40系を再度転配してくると予想されている。2006年 5月31日には、キハ185系のうち2両（3009,3013）が牟岐線通勤特急「むろと」の増発対応として特急用に内装を復元のうえ高松運転所に転出した。