直方駅
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直方駅(のおがたえき)は、福岡県直方市山部町226番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・平成筑豊鉄道の駅である。
新飯塚駅と並ぶ筑豊本線(福北ゆたか線)最大の駅。駅横には電車・気動車の車両区がある(篠栗・筑豊運輸センター)。以前は直方車掌区があったが、合理化で門司車掌区と統合された。
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[編集] 駅舎
駅本屋は明治時代に建築された木造駅舎で初代博多駅の駅本屋を移築したものと伝えられている。ネオ・バロック様式の駅舎としては九州最古で、正面の車寄せには古代ギリシャ建築、エンタシス風の柱が立ち、明治からの歴史を感じさせる。全国的に有名な駅弁「かしわめし」が販売されている。駅前ロータリーにある、モニュメントは2代目。かつてのモニュメント(炭坑夫の像)は、遠賀川河川敷に移設されている。
2006年度、駅周辺整備事業の中で駅舎の建替計画が浮上。市民団体から駅舎の保存を求める声が上がっている。
[編集] 利用可能な路線
[編集] 駅構造
JR九州は島式ホーム2面4線、平成筑豊鉄道は片面が頭端式の1面2線である。
[編集] 構内店舗
[編集] 駅周辺
公共施設や中心街が駅の近くに立地している。市民ホール(ユメニティのおがた)、図書館、バスセンターが駅の近くにあり、非常に便利である。駅正面右手の明治町アーケードを通れば、直方最大の商店街古町アーケードへ行くことができる。駅正面を南へ10分ほど歩くと多賀神社、直方市石炭記念館、ギャラリーのぐち(雑貨・家具・陶磁器などの店舗が並んでいる)へとアクセスできる。
- ユメニティのおがた
- 直方市立図書館
- 西鉄バス直方バスセンター
- ジェイアール九州バス直方支店
- 筑豊電気鉄道筑豊直方駅
- 直方市役所
- 多賀神社
- 直方市石炭記念館
- ギャラリーのぐち
- 直方谷尾美術館
- 遠賀川
- 遠賀川 河川敷「リバーサイドパーク」
- 須崎公園
- サンリブ直方店
- 福岡銀行直方支店
- 西日本シティ銀行直方支店
- りそな銀行直方支店
- 日本郵政公社直方須崎郵便局
- 大和青藍高等学校
- 福岡県直方総合庁舎・土木事務所
- 直方市立直方北小学校
- 直方市立直方第二中学校
- 中小企業大学校直方校
- 国道200号 日の出大橋
- 県道27号
- 県道40号
[編集] 発着バス路線
- JRバス直方線
- 高速バス
- 特急バス
- 急行バス
[編集] 歴史
- 1891年(明治24年)8月30日- 筑豊興業鉄道(1894年8月、筑豊鉄道に改称)が開設
- 1893年(明治26年)2月11日- 直方~金田間に支線(伊田線)が開業
- 1894年(明治27年)12月21日- 植木~直方間が複線化
- 1897年(明治30年)10月1日- 九州鉄道(初代)が筑豊鉄道を合併
- 1906年(明治39年)11月11日- 直方~勝野間が複線化
- 1907年(明治40年)7月1日- 九州鉄道(初代)が国有化され官設鉄道の所管に
- 1984年(昭和59年)2月1日- 貨物業務取扱廃止
- 1987年(昭和62年)4月1日- 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
- 1989年(平成元年)10月1日- 伊田線が平成筑豊鉄道に転換
- 2001年(平成13年)10月6日- 筑豊本線(福北ゆたか線)東折尾信号場~直方~桂川間電化開業、直方~博多間に特急かいおう運転開始
[編集] 隣の駅
- 平成筑豊鉄道
- ■伊田線
- 直方駅 - 南直方御殿口駅