筑豊電気鉄道
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筑豊電気鉄道株式会社(ちくほうでんきてつどうかぶしきがいしゃ)は、福岡県北九州市から直方市に至る地域で鉄道を運営する会社。通称:筑鉄、ちくてつ。西日本鉄道(西鉄)の完全子会社である。本社は福岡県中間市鍋山町1番6号。
開業当初は自社の車両を所有せず、全て西鉄の車両と乗務員で運行されていたが、順次自営化し、車両も1976年に西鉄から購入して以来所有するようになった。現在は、西鉄の黒崎駅前~熊西間の第2種鉄道事業者となり、同区間の運営も行っている。
北九州から直方を経て福岡を結ぶ鉄道を計画していたが、直方までの開業に留まった(こちらも参照)。かつては西鉄宮地岳線と繋げる、壮大なプランもあった。
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[編集] 社紋
1996年末まで使われていた西鉄の社紋に似ているが、上半分が2本のツルハシを模したものにアレンジされている。ツルハシは炭鉱に通じ、筑豊地区がかつて西日本有数の産炭地だったことを表している。また、下半分の3つの三角形はボタ山を表しているとも言われ、これも筑豊炭田をイメージしたものである。
[編集] 歴史
- 1951年2月15日 設立。
- 1956年3月21日 貞元(現在の熊西)~筑豊中間間が開業。
- 1959年9月18日 熊西~筑豊直方間が全通。
- 1971年4月 筑豊直方~福岡間地方鉄道運輸営業廃止(未成線)
- 1976年10月 西鉄から連接車を購入し自社車両とする。
- 1995年4月1日 西鉄から北九州線の業務を委託される。
- 2000年11月26日 黒崎駅前~熊西間の第2種鉄道事業者となる。
[編集] 路線
駅の一覧は以下の項目を参照。
- 筑豊電気鉄道線 黒崎駅前~熊西~筑豊直方 16.0km (正式な路線名はない)