田上秀則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田上 秀則 (たのうえ ひでのり、1980年3月20日 - )は、福岡ソフトバンクホークスに所属するプロ野球選手(捕手)である。
目次 |
[編集] 略歴
- 身長・体重:1m78cm、84kg
- 血液型 AB型
- 投打:右投右打
- 出身地:大阪府大阪市住之江区
- 球歴・入団経緯:大産大付高-九共大-中日(2002年- 2005年)-ソフトバンク(2006年- )
- プロ入り年度・順位:2001年(3巡)
- 背番号:70
- 英語表記:H.TANOUE
- 守備位置:捕手
ニックネームは「ボラ」。特徴的なルックスから。
[編集] プロフィール
九州共立大では山村路直・新垣渚ら大学球界を代表する投手の球を受けてきた。大学2年時には明治神宮野球大会で優勝。打者としても大学最後のシーズンではリーグ新となる9本塁打を打ち、大型捕手と期待されてドラフト3巡目で中日に入団。
長打力には定評があり、2003年には13本塁打でウエスタン・リーグで本塁打王。2004年には監督に就任したばかりの落合博満監督から「右の4番候補」として期待された。
しかし、2005年の成績不振により戦力外通告。トライアウトを受け、城島健司のFA退団が決まったソフトバンクに移籍。大学時代共にプレーした山村・新垣・馬原孝浩・高橋秀聡と再びチームメイトになった。彼らとバッテリーを組んでいた経験も考慮されたものと思われる。
正捕手を争っていた的場直樹と山崎勝己のバッティングに難があるということもあり、2006年5月末に1軍昇格。スタメンマスクをかぶった6月1日の横浜ベイスターズ戦で三浦大輔からプロ初本塁打。3日後の阪神タイガース戦でも代打本塁打を放った。ちなみに、この試合で勝ち投手になったのは名字が異字同音の田之上慶三郎であり、「ダブルタノウエ」が活躍した。さらに、この試合での地元KBCラジオ中継での実況担当が田上和延(KBCアナウンサー)で、彼も含めて「トリプルタノウエ」が達成された。
2006年は中盤以降あまり守備につくことがなくなり、打力を買われての代打や指名打者での出場がほとんどになった。大村直之、川崎宗則、松中信彦ら左打者が上位打線に固定されているため、貴重な右の大砲候補としてスタメンの際は主に3番を打った。田上の部屋には王貞治監督から送られたホセ・フェルナンデス(楽天)の美しいフォロースルーの写真が貼ってあり、打撃の参考にしているという。
松田宣浩や江川智晃など、三塁のレギュラー候補がことごとく不振や怪我に見舞われ、シーズン中の三塁手へのコンバートが検討されていたが、田上自身も三塁の練習中に膝を痛め見送られた。三塁手である小久保裕紀がホークスに復帰することもあり、来季以降も捕手として登録する方針。来季の攻撃重視のチーム方針を追い風に、中日仕込みの打棒で正妻を狙う。
[編集] プロ時代の戦歴
[編集] 通算成績(2006年シーズン終了時)
- 76試合 打率.269(216打数58安打) 3本塁打 31打点 0盗塁
[編集] 関連項目
福岡ソフトバンクホークス - 2007 |
---|
0 仲澤忠厚 | 1 柴原洋 | 3 松中信彦 | 5 松田宣浩 | 6 多村仁 | 7 大村直之 | 8 江川智晃 | 9 小久保裕紀 | 10 本間満 | 11 小椋真介 | 12 高谷裕亮 | 13 高橋秀聡 | 14 馬原孝浩 | 16 篠原貴行 | 17 山田秋親 | 18 新垣渚 | 19 森福允彦 | 21 和田毅 | 22 荒川雄太 | 23 城所龍磨 | 24 高橋徹 | 25 大野隆治 | 26 的場直樹 | 27 中西健太 | 28 大隣憲司 | 29 領健 | 30 長谷川勇也 | 31 佐藤誠 | 32 森本学 | 33 星野順治 | 36 明石健志 | 37 福田秀平 | 38 神内靖 | 40 藤岡好明 | 41 倉野信次 | 44 水田章雄 | 45 李杜軒 | 46 本多雄一 | 47 杉内俊哉 | 48 甲藤啓介 | 50 吉本亮 | 51 荒金久雄 | 52 川崎宗則 | 53 金子圭輔 | 54 川頭秀人 | 55 伊奈龍哉 | 56 柳瀬明宏 | 57 三瀬幸司 | 58 辻武史 | 59 大西正樹 | 60 稲嶺誉 | 61 山村路直 | 62 山崎勝己 | 63 大田原隆太 | 64 田之上慶三郎 | 65 川口容資 | 66 斉藤和巳 | 67 斉藤秀光 | 68 竹岡和宏 | 69 井手正太郎 | 70 田上秀則 | 91 陽耀勲 | 93 小斉祐輔 | 94 西山道隆 | 未定 アダム | 未定 ニトコースキー | 未定 ガトームソン | 未定 ブキャナン | 121(育成選手) 山田大樹 | |