清水ミチコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
清水 ミチコ(しみず みちこ、本名:坂田 美智子(さかた みちこ)、旧姓:清水、1960年1月27日 - )は、モノマネを得意とする日本のタレントである。岐阜県高山市出身。文教大学女子短期大学部卒業。ジャムハウス所属。血液型B型。
愛称は「ミッちゃん」「シミチコ」。座右の銘は「隣人は芸のこやし」。かつては放送作家であった。
目次 |
[編集] 人物
モノマネのスペシャリストとして知られ、多数のレパートリーを持つ。特にピアノの弾き語りによるモノマネ(声・歌のみならず、ピアノのタッチまでも真似るというハイレベルなもの)で知られる他に、様々な芸能人の「顔まね」や、ふん装をして一般人に溶けこむ「溶けこみ」などがある。モノマネを集めたCDや、顔まねや溶け込みを載せた書籍も発売している。
バラエティ番組以外にも、ドラマ・映画にも出演している。
[編集] 略歴
少女時代はネクラなお笑いマニアであり、一部の友達にだけ披露して笑いをとっていたが、授業中に「走れメロス」を感情を込めて朗読したことで一躍人気者となる。モノマネは小学校のころからやっていたが、特に中学、高校から桃井かおり、松任谷由実、森山良子などのモノマネをしていた。
短大に入りラジオ番組にネタを投稿するようになる。そのネタがラジオで読まれることにより自信をつける。アルバイトで働いていた惣菜屋の主人の知り合いが放送作家を募集していたことがきっかけで、1983年にあるラジオ番組の放送作家となる。その後、独特のキャラクターと個性的な芸が認められ(永六輔に認められたと本人は言っている)、ラジオの出演する側にまわる。
1984年にテレビCMで声の出演、1986年にはライブを行うようになり、1987年にフジテレビの新人発掘番組『冗談画報』で本格デビュー。その際にテレビ関係者の目に留まり、1987年に「笑っていいとも!」に出演。全国区の人気に。同年、フリーディレクターの坂田幸臣氏と結婚。1989年、長女を出産。
以前、松任谷由実から「山田邦子の(自分の)モノマネには(自分に対しての)憧れを感じるが、清水のモノマネには(自分に対しての)毒を感じる」と言われた事がある。
数々の天然エピソードを持っており(カラスを肩に乗せて自転車を漕いでいた等)、共演したダウンタウンにも「みっちゃんは天然だからねー」と感心(呆れ?)されている。
[編集] 出演作
[編集] バラエティ
[編集] 出演中
- 所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!(テレビ東京、金曜日21:00~21:54)
- メレンゲの気持ち(日本テレビ、土曜日12:00~13:30)※ナレーション
- ズバリ言うわよ!(TBS、火曜日21:00~21:54)
[編集] 過去の出演
- 笑っていいとも!(フジテレビ、1987年10月~1992年9月までレギュラー)- 但し、1988年4月~9月まで産休で出演なし。
- クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!(日本テレビ系)
- 夢で逢えたら(フジテレビ、1988年10月~1991年11月)
- ワーズワースの庭で(フジテレビ)
- ワーズワースの冒険(フジテレビ)
- 浅草橋ヤング洋品店(テレビ東京系)
- 天才てれびくん(NHK教育)
- さとこいめぐさん(日本テレビ系)
- モーニングビッグ対談(フジテレビ)
- ほか多数。
[編集] ドラマ
- まんがで読む枕草子(1988年、NHK総合)
- まんがで読む古典シリーズ(1989~1992年、NHK総合)
- 時間ですよ(1989年、TBS)
- キツイ奴ら(1989年、TBS)
- ハートに火をつけて!(1989年、フジテレビ)
- 世にも奇妙な物語 猿の手様(1990年、フジテレビ)
- ワタシをもらって!(1992年、TBS)
- 世にも奇妙な物語 スローモーション(1992年、フジテレビ)
- 横浜心中(1994年、日本テレビ)
- 素晴らしき家族旅行(1996年、フジテレビ)
- イグアナの娘(1996年、テレビ朝日)
- 35歳・夢の途中(1998年、NHK総合)
- フレンチポテトカップ(1999年、読売テレビ)
- ロマンス(1999年、読売テレビ)
- 女探偵・朝岡彩子(1999年、テレビ朝日)
- 氷の家族(2000年、東京MXテレビ)
- 億万長者と結婚する方法(2000年、日本テレビ)
- はみだし刑事情熱系(2000年、テレビ朝日)
- 連続テレビ小説/月曜ドラマシリーズ・ちゅらさんシリーズ(2001年~2004年、NHK総合)
- はぐれ刑事純情派(2002年、テレビ朝日)
- ウェディングプランナー(2002年、フジテレビ)
- 塩カルビ(2002年、テレビ神奈川)
- 女監察医・室生亜季子シリーズ(日本テレビ)
- 笑った似顔絵(2003年)
- 追憶(2004年)
- 墜転落死(2004年)
- ホステス探偵危機一髪(2003年、TBS)
- タイガー&ドラゴン(2005年、TBS)
- 危険なアネキ(2005年、フジテレビ)
- ちびまる子ちゃん(2006年、フジテレビ)さくらすみれ役
[編集] 映画
- 木村家の人びと(1988年)
- 怖がる人々(1994年)
- 花より男子(1995年)
- お日柄もよくご愁傷さま(1996年)
- 大安に仏滅!?(1998年)
- みんなのいえ(2001年)
- マネーざんす お金センター(2001年)
- 模倣犯(2002年) - 声の出演
- THE 有頂天ホテル(2006年)※声の出演
[編集] ラジオ
[編集] 出演中
- 清水ミチコのミッチャン・インポッシブル(ニッポン放送、土曜日16:00~17:00)
- MAKING SENSE(J-WAVE、月曜日~金曜日23:45~24:00)- 三谷幸喜と共演
- 高田文夫のラジオビバリー昼ズ(ニッポン放送、月曜日~金曜日11:30~13:00)※1995年2月から木曜日に出演
- 伊集院光 日曜日の秘密基地(TBSラジオ、日曜日15:00~の「日曜ゼミナール」の講師として不定期出演。ちなみに下記の「日曜はマネよ」放送期間中は裏番組になるので出演しなかった)。
[編集] 終了
- お願い!DJ!克也とミッちゃんはっぴぃウィークエンド(ニッポン放送、1999年7月10日~2001年5月26日)
- 清水ミチコの日曜はマネよ(ニッポン放送、2004年4月4日~2005年3月27日)
[編集] CM
[編集] 音楽
[編集] アルバム
- 幸せの骨頂(1987年)
- イージー・ジャパニーズ~清水ミチコの明るい日本語講座~(1988年)
- 幸せのこだま(1989年)
- miss VOICES(1990年)
- 飴と鞭(1992年)
- 歌のアルバム(2005年)
- リップサービス(2006年)
[編集] シングル
- こんな私でよかったら(1988年)
- 冬のホテル(1988年)
- 月刊明星メドレー~シブイ編~(1992年)
- 愛した人はバツイチ【ナインティナイン&清水ミチコ】(1994年)
[編集] ビデオ
- 幸せの骨頂~ビジュアル編~(1989年)
- miss VOICES~これ本番ですか?~(1991年)
[編集] 著書
- ニセモノ(1990年、角川書店)
- 読むがいいわ(1992年、ソニー・マガジンズ)
- 雑念女王~TV日記は夢日記~(1994年、ぶんか社)
- 清水ミチコの顔マネ塾~VOW SPECIAL EDITION~(1995年、宝島社)
- 清水ミチコの「これ誰っ!?」(2003年、宝島社)
[編集] 連載
- テレビブロス「私のテレビ日記」
[編集] 主なものまね・顔まねレパートリー
[編集] あ
- 哀川翔
- 相原勇
- 秋川リサ
- 麻丘めぐみ
- 浅田美代子
- 浅野ゆう子
- 安部譲二
- 天地真理
- 綾戸智絵
- 淡谷のり子
- 伊藤咲子
- 市原悦子
- 犬神佐清
- 井上陽水
- 忌野清志郎
- 岩下志麻
- UA
- 宇多田ヒカル
- えなりかずき
- 大竹しのぶ
- 欧陽菲菲
- 大原麗子
- 鬼束ちひろ
- ジュディ・オング