巣鴨
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巣鴨(すがも)とは、東京都豊島区に属する巣鴨駅を中心とする街。
巣鴨駅には、東日本旅客鉄道の山手線、東京都交通局の三田線が走っている。また、近くに、東京都交通局都電荒川線の巣鴨新田駅、庚申塚駅、新庚申塚駅がある。
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[編集] 名所
- とげぬき地蔵で有名な高岩寺がある。
- 巣鴨地蔵通り商店街周辺は、「おばあちゃんの原宿」として、多くの高齢者で賑わっている。東京のマスコミが高齢者にインタビューする時は、この周辺でやることが多い。しかし、池袋にも近いことから、若者が全くいない訳ではなく、池袋のベッドタウンとして住んでいる若者も多い。
- 地蔵通り商店街の道筋は、旧中山道。
- 地蔵通り商店街入り口にある真性寺は、江戸六地蔵のひとつ。2.68mの地蔵像がある。
- 巣鴨駅前商店街にあるマクドナルド巣鴨店の中には、シルバーシートがある。また、高齢者が多いことから、メニューの表記が高齢者向けにされている。(ポテト→おいも、チキン→とりにく、ドリンクのS・M・L→小・中・大)。
- 染井霊園は桜の名所として有名。染井霊園のある旧染井村は「ソメイヨシノ」の発祥の地。霊園には松平定明、高村光雲、高村光太郎、高村智恵子、二葉亭四迷の墓がある。
- 本妙寺には江戸町奉行の遠山金四郎の墓がある。
- 慈眼寺には芥川龍之介、谷崎潤一郎の墓がある。
- 巣鴨拘置所(巣鴨プリズン)(現在のサンシャイン60。旧住居表示による区分なので、現在は池袋駅が最寄駅)
- 創価学会東京戸田記念講堂
[編集] 歴史
- 江戸期には武蔵国豊島郡に現在の豊島区の東半分を占める地域に巣鴨村が存在した。
- 18世紀半ばには江戸市中の拡大と共に、巣鴨村の一角に巣鴨町が起立。江戸町奉行所の支配下に置かれることとなった。
- 1878年(明治11年)7月22日、郡区町村編制法により巣鴨1~4丁目(旧巣鴨町)が小石川区(現在の文京区)に編入される。
- 1889年(明治22年)4月1日、市町村制が施行され、東京府北豊島郡に巣鴨町と巣鴨村が発足。元来の巣鴨村は東西に二分され、巣鴨町に小石川区巣鴨1~4丁目・上駒込村・駒込妙義坂町・駒込染井町、巣鴨村に池袋村・新田堀之内村と雑司ヶ谷村の一部及び堀之内村・中丸村・長崎村のそれぞれ飛地を編入。
- 1918年(大正7年)7月20日、巣鴨村が町制を施行し西巣鴨町と改称。
- 1932年(昭和7年)10月1日、巣鴨町・西巣鴨町共に東京市に編入され、高田町・長崎町と共に豊島区の一部となる。したがって、今日「巣鴨」といえば巣鴨駅・高岩寺周辺の一帯のみを指すが、元来は駒込駅~池袋駅一帯を指すかなり広い範囲の地域名である。
[編集] 産業
[編集] 出身有名人
[編集] その他
巣鴨駒込駒込巣鴨(早口言葉)