仮面ライダースーパー1
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『仮面ライダースーパー1』(かめんライダースーパーワン)は、1980年(昭和55年)10月17日から1981年(昭和56年)10月3日にかけて毎日放送・TBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30(23話まで)、毎週土曜日17:00 - 17:30(大阪地区 / 24話から)、毎週土曜日7:00 - 7:30(東京地区 / 24話から)に全48話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組で、「仮面ライダーシリーズ」の第7作目、またはその主人公の仮面ライダーの名前である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
アメリカの国際宇宙開発研究所で、人類史上初の惑星開発用改造人間・コードネーム「スーパー1」が作られた。改造手術に志願した若き研究者・沖一也(おき かずや)はスーパー1の素晴らしい能力と、宇宙開発への夢に情熱を燃やしていた。だが、スーパー1の存在を知った暗黒国家「ドグマ王国」は、スーパー1をドグマに引き渡すよう要求。研究所がこれを断ると、怪人ファイヤーコングを送り込み、研究所を破壊して所員を皆殺しにした。ただ一人生き残った一也はドグマと戦う事を決意するが、彼はまだ自力で変身する事ができなかった。一也は変身の極意を得るため日本に帰国、赤心寺の門を叩き、赤心少林拳を学び心身を鍛え上げる。そして半年後、地獄稽古によって変身の極意を会得した一也はスーパー1に変身。邪悪な拳法を操るドグマの怪人たちに立ち向かう。
[編集] 概要
前作「仮面ライダー (スカイライダー)」は一定の成功は収めたものの、スタッフとしては満足のいく結果は残せなかった。その為、次回作の企画は早くから考えられた(前作の第三クールから新ライダーを登場させるという案もあった)。新ライダーは当初は「仮面ライダーV9」という名称で、メカニック的な要素を盛り込んだライダーとして考えられた。その後、名称は「テクノライダー」などの案を経て、『次世代の新たな1号ライダー』を意味する「スーパー1」という名が与えられた。
主役には陸上自衛隊に所属していた経験を持つ高杉俊介が選ばれ、前作以上にアクションを重視する方向性を決めた。高杉は空手の有段者だったが、スーパー1が拳法を使うという設定を聞き、技闘の岡田勝、脚本の江連卓と共にクランクイン前に少林拳の指導を受けている(この時にスーパー1の変身ポーズも考案したという)。
また、スポンサーであるポピー(現バンダイ)の要請もあり、スーパー1はスピード重視のVジェットと、アクション用バイクのブルーバージョンの2台のマシンを所有するライダーとなり、バイクアクションも前作以上に重視される事になった。
拳法とメカニックという子供が興味を持つ二つの要素をバランス良く盛り込んだスーパー1は、子供達の人気を集め、平均視聴率も前作を上回った。しかしTBSの番組改編によって、24話から放送枠を移動する事になった。放送枠の移動によって児童層の視聴者が離れることを懸念したスタッフは番組の方針を一部変更。玄海老師や弁慶は退場することとなり、新しい敵組織や日用雑貨をモチーフとした怪人、ジュニアライダー隊の登場など番組内容を子供達によりアピールするものにしたが、あまりの作風の変化が逆効果となり、その上前半クールで予算を使い過ぎたためか(2種類のライダーマシンの制作に合計1000万円以上かかったという)、後半は特撮や怪人の造形などのクオリティが急激に低下し、「スーパー1」放送終了後、ライダーシリーズはしばしの眠りにつく事になる。
初期では番組終了後には普通の次回予告が流されたが、8話からは高杉が視聴者に拳法の呼吸法を教えるコーナーになった(次回の話の内容についてはタイトルコールと一部の映像のみが流された)。19話からは通常の次回予告に戻った。
前作より引き続いて谷源次郎が登場しているが、歴代ライダーの客演は劇場版に8人ライダーが客演したのみである。
中江真司がナレーションを務めた最後のライダーでもある。
[編集] 登場人物
[編集] 仮面ライダースーパー1とその仲間たち
- 沖 一也 / 仮面ライダースーパー1 演:高杉俊介 スーツアクター:中屋敷鉄也
- アメリカ国際宇宙開発研究所に勤務する科学者。早くに両親を失い、研究所の所長ヘンリー博士に育てられた。惑星開発用改造人間の被験者に自ら志願して、改造人間第1号になった(「スーパー1」とはこの時に与えられたコードネームである)。だが、ドグマの襲撃を受けて研究所は壊滅。一也以外の研究員も全滅してしまう。本来外部からの変身コマンドによってのみ変身可能であった一也はスーパー1になる術を失ってしまうが秘拳・赤心少林拳の修行を積み、心を無にし、赤心少林拳から得た呼吸法を用いてコマンドなしでの”変身”の極意を習得する事で、自らの意思で変身を遂げられるようになった。見事ドグマの怪人を倒したスーパー1に、その時その場に居合わせた谷 源次郎が仮面ライダーの名を贈った。デザインモチーフはスズメバチ。変身のコードは「変身!!」。拳法の発勁をベースにした変身ポーズが極めて印象深い。
- 谷モーターショップのある町の地下に秘密基地を持っており、そこにあるチェックマシーンでメンテナンスを行なう。チェックマシーンは八角形の透視装置で一也の内部メカをチェックし、故障箇所があれば光線で修理する(ダメージを受けた箇所によってはすぐに直らない場合もある)。
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- ファイブハンド
- 元々は惑星開発用ツールとして開発されたスーパー1の特殊装備。その名の通り5種類の腕(肘から下のグローブ部分)を換装し、武器として使用。「チェンジ・○○ハンド!!」の掛け声とベルトのスイッチで瞬時に交換される。
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- スーパーハンド(変身時に通常装備している銀の腕。格闘戦に最も適している)
- パワーハンド(50トン分の怪力を発揮する赤い腕)
- エレキハンド(3億ボルトのエレキ光線を発射する青い腕。連続発射も可能)
- 冷熱ハンド(右腕からは高熱火炎を、左腕からは冷凍ガスを発射する緑色の腕)
- レーダーハンド(腕に装着されたレーダーアイを射出し、半径10km以内の様子を調べることが出来る金の腕。レーダーアイはミサイル武器としても使える)
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- 必殺技
- とどめのキック技に関しても拳法家の設定が生かされ、空中で赤心少林拳の型を決めながら“スーパーライダー”の名を冠した各種キック技を使う。
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- スーパーライダー月面キック
- 空中で一定の型を決め、その後で空中を飛び回り一瞬の隙をついてキックを決める。最も多用された必殺技で、カイザーグロウ(帝王テラーマクロ)を倒した技でもある。
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- スーパーライダー閃光キック
- 空中で一定の型を決め、その後超高速のキックを繰り出す。死神バッファロー(メガール将軍)を倒した技でもある。なお、バリエーションとして、閃光キックやスーパーライダー稲妻閃光キックも存在する。スーパー閃光キックと呼称されたこともある。
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- スーパーライダー旋風キック
- スーパーライダー閃光キックと同じ要領であるが、相手にはスーパー1の姿がぶれて見えるらしい。一度だけ、旋風スーパーキックと呼称された。
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- スーパーライダー梅花二段蹴り
- 梅花の型を習得したスーパー1が、ギョストマと再戦した時に放った技。空中で一定の型を決め、その後で前方宙返りを数回してから二段蹴りを決める。
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- スーパーライダー日輪キック
- 空中で一定の型を決めた後、頭部に三度蹴りこんで、更に背面ジャンプをしてからとどめのキックを決める。
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- スーパーライダー十字回転キック
- 空中で一定の型を決め、その後大の字になって、前方宙返りしてからキックを決める技。
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- スーパーライダー旋風二段蹴り
- スーパーライダー稲妻旋風キック
- スーパーライダー旋風キックの強化バージョン。
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- スーパーライダー反転三段キック
- 空中で一定の型を決め、その後で両足キック、更に背面ジャンプで反転、三段蹴りを決める。
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- スーパーライダー水平線キック
- スーパーライダー天空連続キック
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- Vマシン / Vジェット
- 一也の愛用マシン。ベース車はハーレーダビッドソン。開発者はヘンリー博士。元々は惑星開発用に作られたマシンで、マイクロ・ソーラー・システム・エンジンを動力源としており、10km先まで見えるパワーサーチャーを装備している。スイッチを入れるとジェット推進装置や安定翼が展開して高速走行形態であるVジェットに変形する。Vジェットの最高時速は1340km。オンロードでの走行を得意としており、偵察や敵の追跡に使用される。高速で走行できる反面、悪路には弱く、戦闘には使用されなかった。
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- ブルーバージョン
- 一也のもう一つの愛用マシン。Vジェットと同じく元々は惑星開発用に作られたもので、その名のとおり青い車体をしている。最高時速は800km(350km、500kmという説もある)。動力は原子力エンジン。普段は地下基地で待機しており、車体後部のアンテナでスーパー1の出す指令電波を受けて、どこへでも駆けつける。オフロード用のマシンでVジェットよりもスピードは落ちるが、悪路には強く、戦闘でも活躍する。10km先まで照らせるヘッドライトが装備されている。ベース車はスズキの輸出用モデル、ハスラー250。なおバイクアクションの担当スタッフからは「車高が高いので扱いにくかった」と言われている。
- ちなみに漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、惑星開発用に作られたという設定に基き、スーパー1がブルーバージョンを駆って宇宙空間を飛行するシーンがある。
- 谷源次郎 演:塚本信夫
- スカイライダーと共にネオショッカーと戦った男。ネオショッカーとの戦いが終わってからは「谷モーターショップ」の店長として平和な日々を過ごしていたが、知人のヘンリー博士から一也の世話を頼まれ、半年後の一也との出会いを切っ掛けにドグマ、ジンドグマと戦う。若い頃に一也の両親に世話になっており、一也を実の息子のように見守っている。
- 小塚政夫(チョロ) 演:佐藤輝昭(現佐藤輝)
- 谷モーターショップの店員。谷やハルミと共に一也をサポートするが、敵に捕まる事も多い。実は昔は裏の世界でも有名な大泥棒で、体の間接を自在に外して、狭い場所に入り込める。この特技の為に44話ではジンドグマに洗脳され、ロケット燃料の強奪に利用されそうになった。
- 草波ハルミ 演:田中由美子
- 谷モーターショップの店員。一也に思いを寄せており、彼に協力してドグマと戦う。後にジュニアライダー隊の隊長となり、隊の指揮を取る。
- 草波 良 演:早川勝也
- ハルミの弟。正義感の強い少年。一也を尊敬しており、彼から拳法を習っている。ジュニアライダー隊の結成を発案し、隊の中心的存在となる。
- 玄海老師 演:幸田宗丸
- 赤心少林拳の最高師範にして、一也の拳法の師である禅僧。老年だが拳法の腕は一也を上回っており、映画ではその豪拳で怪人ストロングベアを倒した。23話でカイザーグロウの攻撃を受けて死亡。
- 弁慶 演:西山健司
- 玄海の一番弟子を務める巨漢。一也を弟のように思っているが、拳法家として心を鬼にして、彼を厳しく鍛える。23話でテラーマクロ親衛隊の放った矢を浴びて絶命。
- ヘンリー博士 演:大月ウルフ
- 1話に登場。国際宇宙開発研究所の所長で、一也の育ての親。一也と同じく宇宙開発を人類全体の夢だと考えており、彼をスーパー1に改造した。しかしドグマへの協力を拒んだため、怪人ファイヤーコングに殺されてしまった。
- 水沼マサコ 演:永塚りえこ
- 24話から登場。ハルミの親友でボランティア活動をしていた。ジンドグマの起こした事件に巻き込まれてからは谷モーターショップに勤める一方で、ジュニアライダー隊の副隊長兼通信係として働いている。
- 秋田大助 演:田中和則
- 24話から登場。マサルの友人で、彼が発足させたジュニアライダー隊の一員になる。隊で一番の巨漢。ジュニアライダー隊の隊員は全員スーパー1の顔を模した銀色のヘルメットとペンダントを付けており、赤い自転車に乗って行動する。
- 松岡シゲル 演:渡辺忠臣
- 24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。
- 村山マモル 演:岩城歩
- 24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。
- 田中タケシ 演:荻堂守幸
- 24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。
- 石川ミチル 演:中村和泉
- 24話から登場。ジュニアライダー隊の紅一点で、気の強い少女。女性用の黄色い自転車に乗っている。
- 石川マサル 演:萩原等司
- 24話から登場。ミチルの弟でジュニアライダー隊の最年少隊員(彼が乗っている自転車だけ補助輪が付いている)。良たちからは「チビ」と呼ばれている。子供らしくワガママな性格でトラブルを起こす事も多いが、彼の活躍(?)が事件解決に繋がる事も多い。
[編集] ドグマ王国
帝王テラーマクロ率いる闇の王国。動植物モチーフでありながら機械的な外観を持つ改造人間を擁する。組織の構成員は「ドグマ拳法」(劇場版の地獄谷五人衆は「地獄谷拳法」を使う)と呼ばれる独自の格闘術を習得し、拳法家や忍者、ボクサーといった武術家を改造した怪人も多い。加えてデストロン怪人のような機器の能力を併せ持つ怪人(エレキバスやカセットゴウモル、ツタデンマ)や空想上の動物をモチーフにした怪人(鬼のオニメンゴと龍のヤッタラダマス)など、ネオショッカー怪人よりも多彩な顔ぶれが揃っている。 また、その組織形態は従来の組織と一線を画しており、独自の司法、行政機関を持つ(警察や裁判所も存在する)小国家的な性格を持つ。 その目的は、この世から弱い者を抹殺して、美しい者や、優れた人間達によるユートピア(ドグマ帝国)を建設する事である。
[編集] 首領
- 帝王テラーマクロ 演:汐路章
- ドグマの支配者。その正体はネオショッカー大首領と同じくB26暗黒星雲からやって来た宇宙生命体。鈴の音とともに姿を現し部下に命令を下す。普段は国内某所の霊山にある宮殿で親衛隊に守られながら玉座に座して戦況を見守っており、最終決戦の時まで殆んどそこを動くことはなかった。また、玄海老師に匹敵する程の拳法の達人であり、地獄谷と呼ばれる場所に道場を持つ。更に鈴の音を使って部下を苦しめ罰を与えるなど、その力は計り知れない。彼の最終的な目的は地上にドグマの理想郷を築くことなので、自らが優秀であると認めない人間はその存在すら許さない。最終決戦において彼は、宮殿に乗り込んできたスーパー1と戦うために、自らが信仰するドグマの守護神カイザーグロウの像に流れる血を浴びて不死身の体を得、不死身怪人カイザーグロウに変身。玄海老師や弁慶など、赤心寺の面々を抹殺し、スーパー1もぎりぎりの所まで追い詰めるが、カイザーグロウの血を浴びた際に右肩にカラス(ジンドグマの悪魔元帥が送り込んだ。ドグマではカラスは聖なる鳥とされており、本人は縁起がいいと思っていた)がとまっており、そこだけ不死身になっていなかった事を看破されてしまった。右肩を重点的に攻撃され、弱った末にスーパーライダー月面キックを受けて、ドグマ不滅を叫びながら爆死した。
[編集] 幹部
- メガール将軍 演:三木敏彦
- ドグマの幹部。テラーマクロに絶対の忠誠を誓い、怪人たちを指揮している。自分の影武者を複数用意しており、また怪紳士に変装して市井に潜り込むこともあった。その正体は5年前に消息を絶った国際宇宙開発研究所の青年科学者・奥沢正人。沖一也以前に惑星開発用改造人間の被験者に志願したが、改造手術は失敗し醜い怪人となってしまう。絶望のあまり自殺しようとしたが、その直前にテラーマクロに誘われ、人間達に復讐するためドグマに身を投じることになる。その後はドグマの将軍として、様々な悪事に従事していたが、人間の心は捨てきれていなかったらしく、婚約者・妙子の写真の入ったロケットを持ち続けていた。最後は、作戦失敗の責任をとって自ら出陣し、怪人死神バッファローに変身してスーパー1に決戦を挑んだ。そこにかつての婚約者・妙子が現れてスーパー1とともに「今の技術なら元に戻れる」と説得される。しかし、彼の頭部に埋め込まれていた服従カプセルの影響で、完全に自我を奪われ妙子を殺害してしまう。その直後に、スーパー1のスーパーライダー閃光キックを受けて爆死した。
- 親衛隊 演:河原崎洋夫、他
- テラーマクロを護衛するテラーマクロ直属の近衛兵。常にテラーマクロの傍に控え、時には帝王の意思の代弁者となる。メガール将軍よりも上(もしくは対等)の地位にあるようで、メガール将軍を見下したり、作戦に難癖をつけたりする事もあり、将軍との間には常に緊迫した空気が流れている。比較的高い戦闘力を持ち、剣や槍、弓矢を使って武装し、沖一也とも互角に戦った。最終決戦の際にも弓矢で弁慶を射殺しているが、その直後に玄海老師によって全員倒された。
[編集] 怪人
これまでの組織の怪人同様、人間に動植物の能力を与えた改造人間だと思われるが、従来の怪人と比べて外見がメカニカルになっている。ほとんどの怪人はドグマ拳法を身に付けており、頭部には服従カプセルが埋め込まれているため、ドグマに忠誠を誓っている。死ぬ直前にテラーマクロの名前を絶叫するのも大きな特徴である。
- ファイヤーコング
- 中国拳法の達人・猿渡剛介(演:石橋雅史)が変身する。ドグマへの協力を拒んだ国際宇宙開発研究所を襲撃、ヘンリー博士を殺害した。額から放射する火炎が武器。
- エレキバス
- 電気を操る怪人で、登山者を誘拐して冷徹な幹部・青鬼指揮官とともにドグマ黄金郷建設のために死人渓谷で埋蔵金を発掘させていた。
- カマギリガン
- ドグマの前線基地建設のため、一也の親友でもあるアブラーダ国のイスマエル王子に化けて町一つを接収し、地下に基地を建設していた。
- カメレキング
- 忍者の末裔の男が改造された怪人で、脳改造も完了しており、実の妹でさえも手にかけようとした。ドグマ近代美術館設立のために美術品を盗み出す作戦を実行する。
- スパイダーババン
- ドグマA級怪人。ドグマの美しい村を建設するために、次々とカップルを誘拐した。ドグマ拳法隊・土蜘蛛ファイターという特殊なファイターを率いる。
- アリギサンダー
- 元ボクサーの男が改造された。特殊金属製のボディでスーパー1の攻撃を跳ね返し、鉄球と化した拳から繰り出す右ストレートで攻撃する。生体コンピューターを完成させるために子供をさらった。
- スネークコブラン
- ドグマ警察に所属しており、ドグマ裁判の判決に基づいて谷の友人である海野とその家族を処刑しようとした。コブラン吹雪の舞で敵を幻惑する。
- ガニガンニー
- 怪人製造の天才・Drガイガンが厳選した蟹を使って製造した怪人。服従カプセルが埋め込まれる前に逃走し、町を徘徊した。ドグマ拳法・先手地獄突きなる技を使う。
- バクロンガー
- 人間に悪夢を見せる薬・夢薬を開発し、それを使って人々から生きる希望を奪うのが使命。鼻先からバクロン砲を発射するほか、バイクも操る。
- ジョーズワニI世
- ジョー鰐淵という青年に変身する。何者かに盗まれた人工強化細胞X9を奪還するために一也と一時的に手を組んだ。
- ジョーズワニII世
- ジョーズワニI世が自らの体内にX9を注入してパワーアップした姿。目や腕の色が変化しており、あらゆる攻撃を無効化する。
- ライギョン
- ドグマ秘密警察を設立するために、拳竜会最高師範の大石秀人(演:大西徹哉)に成りすましていた。スーパー1にあっけなく倒されるが…。
- ギョストマ
- ドグマ超A級怪人。大石秀人の真の正体で、スーパー1の技を見切るためにライギョンの体内に寄生していた。一度は一也を破ったほどの実力者だが、梅花の型を習得したスーパー1に破れた。人間の思考能力を低下させるギョストマ幻魔光線を放つ。
- ムカデリヤ
- Rガスと呼ばれる特殊な毒ガスを散布する作戦を実行する。ドグマが甦らせたナチスドイツの科学者・ゾルベゲールとともにテラーマクロを裏切り、ドグマを乗っ取ろうとしたが失敗。死に際にテラーマクロの名を呼ばなかった唯一のドグマ怪人。
- ライオンサンダー
- 一也の親友であり、ノーブル賞候補でもある科学者・小針正(演:宮川不二夫)がドグマに魂を売って改造された姿。自身が発明したC光線を武器として使う。常に超えられない存在だった一也を激しく憎んでいる。武器はライオンサンダー鉄の爪とライオンサンダー電磁剣。
- オニメンゴ
- 子供達にドグマ学を教えるドグマ学校を建設するため、既存の学校を破壊することが目的。子供達を遊びながら手なずけ、意のままに操った。無邪気な性格。
- ロンリーウルフ
- ドグマ三等怪人。ドグマ科学によって生み出された超合金を鍛造した業物・妖刀ドグマンをテラーマクロに献上するよう命じられたが、ドグマンの囁きに操られて辻斬りを行った。憑依能力を持ち、剣の達人に憑依した。
- ヤッタラダマス
- 大予言教の教祖の少年に変身し、嘘の予言で人心を惑わすのが目的。ドラゴンサンダーとファイヤードラゴンという技を持ち、スーパー1のファイブハンドを一時的に使用不能にした。
- カセットゴウモル
- DGM学習塾という塾を開いて、集まった子供の中から優秀な者を選び、洗脳してドグマの幹部候補生として教育しようとした。胸部にカセットテープ(ビデオ用のカセットテープと同じ形状である)をセットすることによって、催眠、破壊、幻覚音波を使用できる。
- ツタデンマ
- 日本中の電話に発狂音波を流すために、中央電話センターのマスターキーの奪取を企んだ。頭部の受話器から炎、殺人ガス、発狂音波等を放射する。
- バチンガル
- 仮面ライダースーパー1と同型、同性能の怪人。毒針を発射する能力を持つ。スーパー1からファイブハンドを全て強奪するよう命じられていたが、全て奪っては面白くないとわざとスーパー、レーダーハンドを奪わなかった。結果的にそれが仇となって敗北する。
- 死神バッファロー(=メガール将軍)
- メガール将軍が変身した怪人。その正体は未熟な技術のせいで醜い姿になった惑星開発用改造人間であり、頭部にはドグマの服従カプセルが埋め込まれている。30tの衝撃を誇るショルダーアタックと鉄球を武器として、ドグマの怪人墓場でスーパー1に決闘を挑んだ。下半身がスーパー1によく似ている。
- カイザーグロウ(=帝王テラーマクロ)
- テラーマクロがドグマの神・カイザーグロウの像に流れる血を浴びて変身した不死身の怪人。不死身の体のため、どのような攻撃も通用しないが、唯一、カラスがとまっていたせいで血を浴びていない右肩が弱点である。クチバシと右足からミサイルを放ち、玄海老師を殺害した。
- サタンホーク
- 鷹爪拳の使い手・鷹爪火見子が変身する。テラーマクロが直々に鍛えた精鋭、地獄谷五人衆のリーダー格で、他の五人衆と共にマタギの里を襲撃し、古代中国の破壊兵器・火の車を奪った。
- ヘビンダー
- 蛇拳の使い手・蛇塚蛭夫が変身する。地獄谷五人衆の一人で、分身の術などを使う。ドグマの襲撃から生き延びたマタギの子供達をサタンホークと共に捜索した。
- ストロングベア
- 熊拳の使い手・熊嵐大五郎が変身する。地獄谷五人衆の一人であり、鉄球やブーメランを武器として使用する。最後は玄海老師に倒された。
- クレイジータイガー
- 虎拳の使い手・大虎竜太郎が変身する。地獄谷五人衆の一人。長槍を使用するが、スーパー1に奪われた。ストロングベア、ゾゾンガーと共にマタギの里を見張っていた。
- ゾゾンガー
- 象拳の使い手・象丸一心斎が変身する。地獄谷五人衆の一人であるが、戦闘時は、拳法技より武器のバズーカによる攻撃を多用する。
[編集] 戦闘員
- ファイター
- 体の90パーセント以上を機械化しているドグマの戦闘員。電子音のような鳴き声を発するが、人語を喋ることも可能。人間の食物に興味を示していたところから人間同様に食事もするものと見られる。このほか劇中では嗅覚の鋭さ及びそれが仇となる描写も描かれた。全員がドグマ拳法を習得していると思われる。オートバイ部隊や科学者タイプ、ドグマ警察に属する者など、様々なバリ エーションが存在する。ドグマ壊滅後、生き残った者はジンドグマに回収され、ジンファイターに再改造された。
[編集] ジンドグマ
23話でドグマが壊滅した後に登場した、悪魔元帥と配下の四幹部によって支配された新たなる組織。宇宙の彼方にあるB26暗黒星雲からの侵略者で、器物・日用品をモチーフにした怪人(改造人間なのか機械生命体なのかは不明)を操る。組織の三大原則として「暴力、略奪、破壊」を掲げ、「ジンドグマに逆らう者は直ちに殺せ。必要なものは略奪し、不要なものは全て破壊せよ」というジンドグマ憲法に基づき、地球征服を企む。ジンドグマのマークはアルファベットのJをモチーフにしている。なお、劇中では明確にされなかったが、ジンドグマは元々ドグマ王国に属していた者のうち、途中でドグマから分裂した勢力によって結成されたという設定が存在する。
[編集] 首領
- 悪魔元帥 演:加地健太郎
- ジンドグマの支配者で、テラーマクロと同じくB26暗黒星雲から送り込まれた宇宙生命体。性格は冷酷非情極まりなく、人間よりも機械を絶対的に信じており、自らの体も機械化している。その正体は多頭蛇の怪人サタンスネーク。最終話で富士の樹海に再建された国際宇宙開発局を急襲、魔女参謀と共に宇宙船ジュピタースーパー1号を強奪し、これを使って宇宙から地球を攻撃しようとする。スーパー1を空気のない密室に閉じ込めて窒息させようとしたが、宇宙用に作られたスーパー1には通用しなかった。サタンスネークに変身してスーパー1に決戦を挑むが、奪われた稲妻電光剣で全ての首を跳ね飛ばされた末に体を貫かれた。最後はスーパー1を道連れにしようとしたが失敗、爆死した。
[編集] 幹部
- 鬼火指令 演:河原崎洋夫
- ジンドグマの四大幹部の一人。人骨をモチーフにした服をまとっている。電磁エネルギーを火炎に変えて、杖から発射する。攻撃的かつ短気な性格で、指揮する怪人にもその性格が反映された物が多い。その正体はジンドグマの超A級怪人オニビビンバ。46話で暗殺部隊「夜光虫」を率いてスーパー1を急襲。この攻撃でスーパー1の視神経メカに全治3日の損傷を負わせた。そしてサタンドールと共にスーパー1をおびき出して倒そうとするが、視力を取り戻したスーパー1のスーパーライダー水平線キックによって倒された。
- 魔女参謀 演:藤堂陽子
- ジンドグマの四大幹部の一人。その名のとおり魔女のような妖艶な姿をしており、口から下は黒いヴェールで隠している。強力な妖魔術を使いこなす他、変装術にも長けており、自らスパイ活動も行なう。狡猾な作戦と強力な怪人を駆使してスーパー1を苦しめた。持っている杖はキセルや吹き矢としても使用できる。最終話で悪魔元帥と共に国際宇宙開発局を占拠。怪人マジョリンガに変身し、悪魔元帥が貸し与えた稲妻電光剣でスーパー1を襲うが、剣をスーパー1に奪われ、首元を貫かれた。最後は元の姿に戻り、ジンドグマの栄光を叫びながら爆死した。
- 幽霊博士 演:鈴木和夫
- ジンドグマの四大幹部の一人。怪人の製造を担当している老科学者だが、自ら前線で指揮を取る事も。時間や数字に細かい。全身が白く、左腕と右足を機械化しており、幽体を操る能力も持つ。47話で超A級怪人ゴールドゴーストに変身。都内に黄金の雨を降らせて人々を黄金病にして、病気が蔓延した理由を一也になすり付けて、人々に一也を抹殺させようとした。しかし一也は谷たちによって救われ、スーパー1の反撃を受ける。最後はレーダーハンドのレーダーアイを撃ち込まれて弱ったところをスーパーライダー天空連続キックを受け元の姿に戻り、自らの死を認めない遺言を残して爆死した。
- 妖怪王女 演:吉沢由紀
- ジンドグマの四大幹部の一人。顔に蝶を象ったマスクをつけた女性幹部。気まぐれでイタズラ好きな性格をしており、作戦も遊び半分で行なっている。しかしプライドは高く、自分を辱めた者には容赦しない。46話で超A級怪人サタンドールの正体を現し、フランス人形に化けて谷モーターショップに潜入。ジュニアライダー隊を罠にかけて人質に取り、オニビビンバと共に失明したスーパー1を倒そうとするが、スーパーライダー水平線キックで返り討ちにされた。
[編集] 怪人
地球上の道具や機械をモチーフに作られた怪人たち。ユニークな外見をした者が多いが、その能力は極めて高く、スーパー1は何度も窮地に追い込まれた。
- キラーナイブ
- ナイフ怪人。頭部と左腕に大型ナイフを装備している。頭部のナイフの刃は人間を蒸発させることが出来る。木谷教授に原子十字砲を作らすため、少年たちを人質に取り「ナイフ投げの名人だが返答次第では」と脅迫する。
- ジシャクゲン
- 鬼火司令配下の磁石怪人。その磁力で飛行機を吸引し、日本の制空権を奪う事を使命とする。人間の血液中の鉄分をも吸い寄せる人間吸引磁力光線を放つ。
- 火焔ウオッチ
- 幽霊博士に従属する時計怪人。回収業者に化け火を噴く時計と交換した。胸の文字盤の針操作で時間を戻したり自身のスピードを高める。両腕に時計の長針・短針型の武器を装備する。
- グラサンキッド
- 妖怪王女に仕えるサングラス怪人。子供の味方を自称する怪人物チャイルドXに化けて、X軍団を組織。子供を洗脳するサングラスを配る。左腕の鉤爪と眼鏡型手錠、胸の目からの光線爆弾が武器。
- ビデオン
- 魔女参謀靡下のビデオ怪人。左腕のカメラで映した人間を体内のビデオテープに閉じ込める(閉じ込めた人は頭部のモニターに映し出す事が可能)。各分野の科学者を集め、最高の殺人研究所を創設するのが使命。サーベルを武器とする。
- アマガンサー
- 紳士的な物腰で妖怪王女に従う雨男(演:瀬下和久)の怪人態。街頭に人間の行動をコントロールする装置を仕込んだ傘を大量に置き、雨を降らせて、傘を使った人々をジンドグマの傘下とする。拳法の達人で初戦では一也に大ダメージを与えた。体から雨傘ロケットを放つ。
- マッハローラー
- ブルーバージョンでも追いつけない俊足と突進力を誇るローラースケート怪人。鬼火司令の部下で、上司に似て熱くなりやすい性格。ローラースケートの上手な人間を洗脳機能のあるローラースケートで戦力に加えて、ジンドグマローラースケート部隊を組織しようとした。頭部から殺人ガスを放出する。
- スプレーダー
- 妖怪王女に服属するスプレー怪人。人間を泡状にして吸引するジンドグマスプレーをばら撒いた(吸い込まれた人間は数時間後にジンドグマの言いなりになる)。頭部のスプレーから火炎と地獄スプレーを放射し、泡状になった相手を左腕のスプレーで吸い取る。
- ツリボット
- 魔女参謀に従う釣竿怪人。防衛庁長官の息子を人質にミサイル譲渡を迫る。武器は錘爆弾。釣り針状の右腕を釣竿に変形させてスーパー1を釣り上げた。
- ラジゴーン
- ラジコンのプロポ怪人。人間を恐怖によって服従させようとする幽霊博士の作戦を実行する。強力な電波を出して子供たちからラジコンを奪い、催眠ガスや爆弾を放つ兵器に改造した。アンテナ剣が武器。
- レッドデンジャー
- 赤色回転灯の怪人。人間のサイレン音を恐れる本能を利用し混乱を起こす妖怪王女の作戦を進める。回転灯に変身していたところをマサルに拾われ、彼の家で騒動を起こした。頭側部のファイヤーリングを手に持って戦う。スーパー1にパトカーの回転灯を破壊させて警察に逮捕させた(実はこの警察はジンドグマの秘密警察だった。ちなみにスーパー1の罪状は器物破損と公務執行妨害)。
- イスギロチン
- 電気椅子となって処刑を執行する幽霊博士配下の怪人。人間を5秒で溶かすドクロガスの開発責任者である脱走者・大田博士の抹殺を使命とする。鞭を武器とする他、ジンファイターを各種椅子に変えて身を守る“イスバリアー”なる技を使う。
- ハサミンブラッド
- 鬼火司令に服属する鋏怪人。切り絵細工をする道化師ピエローヤの姿で鋏を操り、騒動に乗じて東京を制圧する使命を帯びている。胸から離れた鋏と両手の合わせ式刃を使った“二重バサミン”という技を使う。手は変形し、ハサミンハサーミサイルを発射。
- コマサンダー
- 鬼火司令の部下。灯台を占拠した上でコマ爆雷で東京湾を火の海と化す作戦を実行する独楽怪人。頭部のドリルで地中を潜行し、変形した右手で繰り出す“コマハンマーパンチ”はスーパー1のキックをも封殺する。ウルトラスチール製の体躯は冷熱ハンドの温度差攻撃に耐える。
- コゴエンベエ
- 幽霊博士の「四次元トンネル計画」に登用された冷蔵庫怪人。人々を四次元経由でユートピアへ誘いジンドグマの信奉者とし、従わぬ者は労働させる。肩と右手から冷凍ガスを噴射する。
- フランケライター
- 「火事地獄作戦」を遂行する鬼火司令靡下のライター怪人。自らを作ったフォンダ博士に2号、3号の量産を命じる。自身は全人工製か不明。ファイヤーストーンで発火し、ライター爆弾を投擲する。
- シャボヌルン
- 人間を泡沫化、再生機で戻った後は奴隷となる幽霊博士製のジンドグマ石鹸を市井に配る。漏斗状になった右手から毒液シャボンとシャボンカプセルを放つ。体を水で濡らしぬめりで攻撃を受け流す。首が残れば再生可能。
- キイマンジョー
- 魔女参謀の計略を実行する錠前怪人。魔術師ジョー吉田に扮し動物園で沖一也を罠にはめ、抹殺せんとする。ブーメランともなる左手の鍵を鍵穴に差し、鍵つき鎖の操作および錠前の施錠が可能。
- ドクロボール
- 秘密を知る者を消すと豪語するバスケットボールとゴールの怪人。ジンドグマの仮装パーティの席から悪魔元帥達が去った後に、パーティに潜入していたスーパー1と決着をつける。複数のボールや巨大ボールに変化し、ベルトのボタンでボール爆弾を射出する。
- ゴールダー
- 魔女参謀配下。日本を氷に閉ざす作戦の実行を命じられた扇風機怪人。尾崎理緒奈博士の窒素ゴールダー液を奪取、冷凍ガスを作り左手のファンで吹き付ける。同博士に量産を強要する。
- ハシゴーン
- 妖怪王女を上官とする梯子怪人。新型ロケット燃料を奪うべく閉所に潜入できる人材を探す。背部の梯子を伸ばし“櫓攻め”の他、キック封じに単独でも使用可能な電磁光線を伝播させての感電攻撃にも充用。
- ショオカキング
- 鬼火司令が率いる消火器怪人。左手からの溶解液を使った「東京ドロドロ作戦」に際し、妨害因子スーパー1を打倒するため人間態で芝居をした。口腔のマグナムガンと左腕からの溶解ガスの他にも、少林寺拳法を改良した稲妻拳を体得している。デザインは視聴者の考案。
- オニビビンバ(=鬼火司令)
- 鬼火司令が変身したジンドグマ超A級怪人。妖怪王女と共にスーパー1を抹殺しようとした。武器は大鎌と背中のオニビビンババズーカ砲、右腕を変形させた火炎放射器。
- サタンドール(=妖怪王女)
- 妖怪王女が変身した超A級怪人(怪人態は着ぐるみではなく、妖怪王女役の吉沢自身が演じている)。フランス人形に変身して、谷モーターショップに潜入。谷たちにケガを負わせた。強大な念動力でスーパー1の肉体をも操り、瞬間移動能力で相手を翻弄する。
- ゴールドゴースト(=幽霊博士)
- 幽霊博士が変身した超A級怪人。宇宙産の金色の猛毒カビを都内に降らせて黄金病を蔓延させる一方、人々に黄金病に感染した一也こそが感染源だと吹き込み、捕らえさせた。赤い左目は自身の幻影を映し出す装置になっている。武器は左腕から発射するロケット弾。
- マジョリンガ(=魔女参謀)
- 魔女参謀が変身した超A級怪人。巨大な蝶に変身する他、超能力で岩石を飛ばす。悪魔元帥から稲妻電光剣を借りてスーパー1を苦しめた。
- サタンスネーク(=悪魔元帥)
- 悪魔元帥が変身したジンドグマ最後の怪人。多数の蛇が絡みついた姿をしている。伸縮自在の蛇の首で敵の体を捕らえ、蛇の両眼からスネークビームを打ち出して攻撃する。
[編集] 戦闘員
- ジンファイター
- ジンドグマの戦闘員。ドグマのファイターを再洗脳、強化したもので、新たに顔に銀色のマスクが着けられ、体には銀色の線が入った。悪魔元帥直属の親衛隊も存在しており、こちらは顔が金色に染められている(親衛隊は47話から登場)。
[編集] スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- 企画:平山亨 阿部征司
- 脚本:江連卓 土筆勉 鷲山京子 熊谷節 伊上勝 富田裕弘 吉田耕助
- 監督:山田稔 広田茂穂 佐伯孚治 小西通雄 田中秀夫 奥中惇夫 冨田義治
- 音楽:菊池俊輔
- 中国拳法指導:龍明広(北派少林拳)
- 空手指導:渡辺安章
- 技斗:岡田勝
- ナレーター:中江真司
[編集] 放映リスト
カッコ内の人名は声の出演者。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | スタッフ |
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1980/10/17 | 1 | 惑星用改造人間の大変身 | ファイヤーコング (梶哲也) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1980/10/24 | 2 | 闘いの時来たり! 技は赤心少林拳 | ||
1980/10/31 | 3 | 行け! 地の果てドグマの黄金郷 | エレキバス (八代駿) | 監督-広田茂穂 脚本-江連卓 |
1980/11/7 | 4 | 走れ一也! ドグマ死の結婚行進曲 | カマキリガン (村越伊知郎) | 監督-広田茂穂 脚本-土筆勉 |
1980/11/14 | 5 | 跳べ一也! 悪魔のマシーンレース | カメレキング (石井敏郎) | 監督-山田稔 脚本-土筆勉 |
1980/11/21 | 6 | 助けて~ くもの巣館の恋人たち | スパイダーババン (梶哲也) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1980/11/28 | 7 | ドグマ式生きているコンピューター | アリギサンダー (仁内建之) | 監督-佐伯孚治 脚本-鷺山京子 |
1980/12/5 | 8 | 闘え一也! 死のドグマ裁判 | スネークコブラン (朝戸鉄也) | 監督-佐伯孚治 脚本-土筆勉 |
1980/12/12 | 9 | 見たぞ!! ドグマ怪人製造工場の秘密 | ガニガンニー (八代駿) | 監督-小西通雄 脚本-江連卓 |
1980/12/19 | 10 | 危うし!! 悪魔のクリスマスプレゼント | バクロンガー (峰恵研) | 監督-小西通雄 脚本-土筆勉 |
1980/12/26 | 11 | SOS! 一也よドグマに協力せよ!! | ジョーズワニ(I世、II世) (八代駿) | 監督-山田稔 脚本-熊谷節 |
1981/1/9 | 12 | 強敵あらわる! 赤心少林拳敗れたり | ライギョン (大西徹哉) ギョストマ (朝戸鉄也) |
監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/1/16 | 13 | 見つけたり! 必殺"梅花"の技 | ギョストマ | |
1981/1/23 | 14 | ドグマ全滅? 悪魔博士の笑いガス | ムカデリア (辻村真人) | 監督-田中秀夫 脚本-土筆勉 |
1981/1/30 | 15 | 天才怪人対ライダーの知恵くらべ | ライオンサンダー (梶哲也) | 監督-田中秀夫 脚本-熊谷節 |
1981/2/6 | 16 | 助けて! 一つ目怪人が襲ってくるよ | オニメンゴ (山下啓介) | 監督-佐伯孚治 脚本-江連卓 |
1981/2/13 | 17 | 一也の血が欲しい! 不思議な剣が呼ぶ | ロンリーウルフ (村越伊知郎) | |
1981/2/20 | 18 | ファイブ・ハンド! チェンジ不能!! | ヤッタラダマス (沢りつお) | 監督-奥中惇夫 脚本-土筆勉 |
1981/2/27 | 19 | 悪魔の学習塾!! 恐怖のラジカセ怪人 | カセットゴウモル (槐柳二) | 監督-奥中惇夫 脚本-鷺山京子 |
1981/3/6 | 20 | 君の家に! ドグマの電話が今夜鳴る | ツタデンマ (八代駿) | 監督-山田稔 脚本-伊上勝 |
1981/3/13 | 21 | 緊急指令! ファイブ・ハンドを奪え!! | バチンガル (朝戸鉄也) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/3/20 | 22 | 怪人墓場の決闘! メガール将軍の最期 | 死神バッファロー (三木敏彦) | 監督-小西通雄 脚本-江連卓 |
1981/3/27 | 23 | 不死身の帝王テラーマクロの正体は? | カイザーグロウ (汐路章) | |
1981/4/18 | 24 | レッツゴー!! ジュニア・ライダー隊 | キラーナイブ (仁内建之) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/4/25 | 25 | 飛行機も吸いよせる!! 強力磁石怪人 | ジシャクゲン (槐柳二) | |
1981/5/2 | 26 | 時計にご用心? ジンドグマの罠!! | 火焔ウォッチ (山下啓介) | 監督-佐伯孚治 脚本-伊上勝 |
1981/5/9 | 27 | 子供の味方! チャイルドXの正体は? | グラサンキッド (八代駿) | 監督-佐伯孚治 脚本-土筆勉 |
1981/5/16 | 28 | 人間を写しとる怪奇ビデオ怪人 | ビデオン (沢りつお) | 監督-山田稔 脚本-伊上勝 |
1981/5/23 | 29 | 雨あめ降れふれ! 怪奇傘男!! | アマガンサー (池水通洋) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/5/30 | 30 | 悪の超特急! ローラースケート怪人 | マッハローラー (梶哲也) | 監督-小西通雄 脚本-伊上勝 |
1981/6/6 | 31 | 人間を吸いこむ! スプレー怪人の恐怖 | スプレーダー (峰恵研) | 監督-小西通雄 脚本-鷺山京子 |
1981/6/13 | 32 | ライダーを餌にしろ! 釣り竿怪人出現 | ツリボット (朝戸鉄也) | 監督-山田稔 脚本-伊上勝 |
1981/6/20 | 33 | みんなで闘おう! 恐怖のラジコン怪人 | ラジゴーン (山下啓介) | 監督-山田稔 脚本-富田祐弘 |
1981/6/27 | 34 | マサルがひろった魔法の赤ランプ | レッドデンジャー (村越伊知郎) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/7/4 | 35 | 怪奇イス人間! 処刑の部屋! | イスギロチン (仁内建之) | 監督-冨田義治 脚本-伊上勝 |
1981/7/11 | 36 | ハサミ怪人のチョキンチョキン作戦!! | ハサミンブラッド (曽我部和行) | 監督-冨田義治 脚本-吉田耕助 |
1981/7/18 | 37 | 巨腕コマ怪人! 灯台の死闘!! | コマサンダー (沢りつお) ロボットスーパー1 |
監督-山田稔 脚本-伊上勝 |
1981/7/25 | 38 | 危い! 冷蔵庫怪人の中に入るな!! | コゴエンベエ (山下啓介) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/8/1 | 39 | 強力ライター怪人の弱点はどこだ!! | フランケライター (八代駿) | 監督-佐伯孚治 脚本-伊上勝 |
1981/8/8 | 40 | あっ人間が溶ける! 石けん怪人出現 | シャボヌルン (峰恵研) | 監督-佐伯孚治 脚本-吉田耕助 |
1981/8/15 | 41 | 動物園の一也、水中檻から脱出不能? | キーマンジョー (辻村真人) | 監督-奥中惇夫 脚本-江連卓 |
1981/8/22 | 42 | 悪魔元帥の大仮装パーティー | ドクロボール (梶哲也) | 監督-奥中惇夫 脚本-伊上勝 |
1981/8/29 | 43 | 世界が凍る!? 扇風機怪人の威力! | ゴールダー (八代駿) | 監督-山田稔 脚本-富田祐弘 |
1981/9/5 | 44 | ニョキニョキのびるハシゴ怪人の魔手 | ハシゴーン (朝戸鉄也) | 監督-山田稔 脚本-鷺山京子 |
1981/9/12 | 45 | 君の考えた最優秀怪人ショオカキング | ショオカキング (吹田千里) | 監督-佐伯孚治 脚本-伊上勝 |
1981/9/19 | 46 | 悪魔元帥怒る! 変身せよ鬼火! 王女!! | オニビビンバ (河原崎洋夫) サタンドール (沼波輝枝、演:吉沢由紀) |
監督-佐伯孚治 脚本-江連卓 |
1981/9/26 | 47 | 黄金の雨! 幽霊博士最後のワナ!! | ゴールドゴースト (鈴木和夫) | 監督-山田稔 脚本-江連卓 |
1981/10/3 | 48 | 地球よさらば! 一也宇宙への旅立ち!! | サタンスネーク (加地健太郎) マジョリンガ (藤堂陽子) |
[編集] 劇場版
- 『仮面ライダースーパー1』(1981年3月14日公開)
- 監督:山田稔 脚本:江連卓
- 登場怪人:サタンホーク (声: マキ上田)、ヘビンダー (声: 大西徹哉)、クレイジータイガー (声: 中屋敷鉄也)、ストロングベア (声: 不知火艶)、ゾゾンガー (声: 宍戸久一郎)、ドグマ復讐兵団
- 東映まんがまつりの一編として公開。
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
[編集] エンディングテーマ
- 「火を噴けライダー拳」(第1~23話)
- 作詞:八手三郎 作曲:菊池俊輔 歌:高杉俊价、こおろぎ'73
- 「ジュニアライダー隊の歌」(第24~48話)
- 作詞:赤井圭 作曲:菊池俊輔 歌:水木一郎、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 仮面ライダースーパー1 沖一也の軌跡 - 高杉俊价公認のファンサイト。
毎日放送制作 TBS系 金曜19時台前半(1980年10月 - 1981年3月) | ||
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