ニューつくばね号
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ニューつくばね号(ニューつくばねごう)とは、東京駅~筑波山(筑波山口バスターミナル)(茨城県つくば市)間を常磐自動車道経由でJRバス関東・関東鉄道が運行していた高速バス路線。2006年(平成18年)9月30日を以て廃止された。
筑波山への観光需要を満たすとともに、農林研究団地や土木研究所、高エネルギー加速器研究機構などつくば号ではカバーできないつくば市西部・北部の交通を補完する役割があった。
しかしながら首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の開業により経路変更を行ったが、特に競合したつくば市西部での乗客減少があり、廃止された。
全停留所周辺では他のバス路線が通じているため、当路線の廃止後「交通空白地帯」となった沿線の地区はない。
[編集] 停車バス停
下記は、運行最終日(2006年9月30日)時点のものである。
- (以下、茨城県つくば市内)
- 谷田部 -谷田部市街最寄。つくバス[10][13]「上横場交差点南」、一般路線「台町新田」バス停至近
- 谷田部営業所 -一般路線「谷田部車庫」と同地点。つくば中央営業所の乗車券窓口向かいが乗車地点。
- 農林団地中央
- 果樹試験場入口
- 松代四丁目
- 吾妻二丁目西 -センター地区西端。「つくば」駅、「つくばセンター」バスターミナルまで徒歩約10分。
- 春日一丁目 -筑波大学春日キャンパス(図書館情報専門学群)、筑波学院大学最寄。
- 国土地理院
- 土木研究所
- 大穂支所
- 高エネルギー加速器研究機構
- 北部工業団地入口
- 筑波支所 -北条市街最寄
- 常陸北条
- 旧・筑波鉄道筑波線の常陸北条駅とは、全く異なる位置にある。常陸北条駅跡地は、「筑波支所」が近い。
[編集] 歴史
- 1991年(平成3年)4月 JRバス関東・関東鉄道の共同運行で運行開始。
- 2005年(平成17年)8月 松代四丁目~国土地理院間の経路を、自動車研究所前・東光台研究団地経由から吾妻二丁目西・春日一丁目経由へと変更。
- 2006年(平成18年)9月30日 運行終了。
[編集] 愛称の由来
筑波山の異称「筑波嶺」(つくばね)から。1985年(昭和60年)3月まで、旧・日本国有鉄道(国鉄)東北本線・水戸線経由で上野と勝田を結んだ急行「つくばね」という列車を運行しており、その愛称を再び用いていた。
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