ドリーム京都号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ドリーム京都号（ドリームきょうとごう）とは、ドリーム号の一路線で、東京都と京都府京都市を結ぶ夜行高速バスである。

この項目では、派生路線であるドリーム奈良号・女性専用便のレティースドリーム京都号・廉価版の青春ドリーム京都・奈良号及び、新宿発着のニュードリーム京都号・青春ニュードリーム京都号についても記述する。

目次 1 路線概説 1.1 沿革 1.2 運行会社 1.3 経路 1.4 途中休憩 2 使用車両 2.1 現在の車両 2.2 過去の車両 3 最近の動向 4 競合他社 5 関連項目

[編集] 路線概説

[編集] 沿革

東京～名古屋間のドリーム号の運行は、1969年6月10日の東名ハイウェイバス運行開始時に、ドリーム号の京都系統を名古屋経由で設定したのが始まりである。その後、東京～名古屋間の利用者が多いことから、1969年12月3日より名古屋系統を新設し、同時に京都系統を直行便化している。

長らく1往復のみの運行であったが、JR化後は高速バスブームに乗る勢いで増便。また、1988年10月15日には1往復を奈良まで延長、「ドリーム奈良号」として運行を開始した。さらに、1990年3月20日より、新宿発着で中央道経由の「ニュードリーム京都号」を開始している。

「青春ドリーム大阪号」の好調を受けて、2002年12月20日には「青春ドリーム京都・奈良号」の運行も開始された。廉価版はかなり好調で、2003年7月18日には「青春ニュードリーム京都号」の運行も開始されている。また、2004年3月1日からは、女性専用便である「レディースドリーム京都号」の運行も開始された。

2005年11月5日より、週末運行の「ニュードリーム京都82号」について、東京ドームシティへの延長運転を行なったが、京都発2006年5月28日限りで運休となった。

[編集] 運行会社

• JRバス関東
• 西日本JRバス

[編集] 経路

• ドリーム京都号・レディースドリーム京都号・ドリーム奈良号・青春ドリーム京都・奈良号

東京駅八重洲南口（到着は日本橋口）～霞ヶ関～（首都高速道路）～（東名高速道路）～（名神高速道路）～京都駅～奈良駅

• ニュードリーム京都号・青春ニュードリーム京都号

新宿駅新南口～（首都高速道路）～（中央自動車道）～（東名高速道路）～（名神高速道路）～京都駅

[編集] 途中休憩

• 東京発着便：下りは足柄SA・上りは多賀SA。
• 新宿発着便：下りは境川PA・上りは養老SA。

[編集] 使用車両

[編集] 現在の車両

基本的には独立3列（一部4列）39人乗りダブルデッカーが使用される。廉価版は、「青春ドリーム京都・奈良号」には4列シートWC付52人乗りダブルデッカー、「青春ニュードリーム京都号」には4列シートWC付40人乗りハイデッカーが使用される。

[編集] 過去の車両

長らく4列シートWC付40人乗りの国鉄専用形式を使用してきたが、1986年に4列シートながらWC付36人乗りスーパーハイデッカーが投入された。1989年度には独立3列シートWC付29人乗りスーパーハイデッカーに変更されている。

[編集] 最近の動向

首都圏⇔京阪神地区を結ぶ高速バスの動向については、ドリーム大阪号#最近の動向を参照されたい。

[編集] 競合他社

東京23区と京都市・奈良市を結ぶ他社夜行路線バスには次のようなものがある。

• フライングスニーカー京都・茨木号（東京駅八重洲通 - 京都駅【中略】JR茨木駅 - 阪急茨木市駅）（東北急行バス・近鉄バス）
• 無名（池袋－下落合駅－京都深草－京都駅【中略】新大阪－梅田）（西武バス・阪急バス）
• シャトー（品川－浜松町駅－横浜駅－京都深草－京都駅【中略】新大阪－梅田）（羽田京急バス・阪急バス）
• 東京ミッドナイトエクスプレス京都号（新宿－渋谷ー山科駅－三条京阪－京都駅八条口－京阪枚方市駅）（ケイビーバス・京阪バス）
• やまと（海浜幕張駅【中略】TDL－西船橋駅－上野駅【中略】奈良駅）（京成バス・奈良交通）
• やまと（新宿駅【中略】奈良駅【中略】五条）（ケイビーバス・奈良交通）
• やまと（大宮【中略】赤羽駅【中略】奈良－阿部野橋－上本町－USJ）（国際興業・奈良交通）
• 無名（銚子【中略】成田空港【中略】浜松町駅－京都駅－OCAT－なんば高速バスターミナル）（千葉交通・南海バス[1]）

その他、横浜など東京23区以外の周辺地域と京阪神各地区を結ぶJR系および他社夜行路線バスも多く存在する。

[編集] 関連項目

• ドリーム号 (高速バス)
• 銀河 (列車) - 東京駅－京都・大阪駅間を結ぶ夜行寝台急行列車