I-VTEC
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i-VTEC(アイブイテック、intelligent-Valiable valve Timing and lift Electronic Control system)は、インテリジェント・可変バルブタイミング・リフト機構の略で、本田技研工業の新世代のVTECエンジンである。
2000年10月に発売された初代ストリームが初搭載である。従来の「DOHC VTEC」エンジンの吸気カムに連続位相可変機構のVTCを組み込んでいるのが特徴である。それまで高回転高出力型エンジンのみであった「DOHC VTEC」が標準型のエンジンにも採用されたことが大きい。 2002年10月には2400cc版がアコード・アコードワゴンに搭載された。
2003年、インスパイアに可変シリンダーシステム(VCM)を搭載したV6 3000cc i-VTECを追加、ストリームアブソルートにi-VTECを直噴化したi-VTEC Iを追加した。
直4のDOHCには2000ccと2400ccのK型、直4のSOHCには1800ccと2000ccのR型、V6のSOHCはJ型と集約されている。また、シビックハイブリッドの直4・1300ccエンジンには「3ステージ i-VTEC」エンジンが採用されている。
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[編集] 搭載車種
[編集] 直列4気筒エンジン(K型系DOHC)
2000ccはK20A、2400ccはK24Aとなる。
- アコード(CL7-9、K20A/K24A)
- アコードユーロR(CL7、K20A)
- アコードワゴン(CM1-3、K20A/K24A)
- オデッセイ(RB1-2、K24A)
- オデッセイアブソルート(RB1-2、K24A)
- エディックス(BE3-4/8、K20A/K24A)
- エリシオン(RR1-2、K24A)
- CR-V(RE3-4、K24A)
- シビック(FD2、K20A)
- ステップワゴン(RG1-4、K20A/K24A)
[編集] 直列4気筒エンジン(R型系SOHC)
1800ccはR18A、2000ccはR20Aとなる。
遅閉じミラーサイクルとオットーサイクルの切り替えで低燃費、高出力を実現。
[編集] V型6気筒エンジン(J型系SOHC)
可変シリンダーシステム(VCM)を採用している。
[編集] 過去に搭載されていた車種
[編集] 直列4気筒エンジン(K型系DOHC)
2000ccはK20A、直噴はK20B、2400ccはK24Aとなる。
- エレメント(YH2、K24A)
- CR-V(RD4-7、K20A/K24A)
- インテグラ(DC5、K20A)
- インテグラタイプR(DC5、K20A)
- シビックタイプR(EP3、K20A)
- ストリーム(RN3/4、K20A)
- ストリームアブソルート(RN5、K20B)