石川県立小松高等学校
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石川県立小松高等学校 | |
過去の名称 | 石川県第四中学校 →石川県立第四中学校 →石川県立小松中学校 |
国公私立の別 | 公立学校(県立) |
設置者 | 石川県 |
設立年月日 | 1899年(明治32年)10月1日 (石川県第四中学校) |
併合学校 | 能美郡立実科高等女学校 →石川県能美郡高等女学校 →石川県立小松高等女学校 小松実科高等女学校 →小松市立高等女学校 |
校風 | 自主自律 文武両道 |
共学・別学 | 男女共学 |
教育課程の特例 | スーパーサイエンスハイスクール (文部科学省) 2006年度~2011年度 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制による教育 |
学科 | 普通科 理数科 |
所在地・連絡先 | |
所在地 | 〒923-8646 |
石川県小松市丸内町二の丸15番 | |
電話番号 | 0762-22-3250 |
FAX番号 | 0762-22-3251 |
外部リンク |
石川県立小松高等学校(いしかわけんりつ こまつ こうとうがっこう)は、石川県小松市の県立高等学校である。
2005年度に廃止された「第一学区」ではトップの進学校で、現在でも県内では金沢大学附属高等学校、金沢泉丘高等学校に次ぐ実績を持つ進学校である。大多数の生徒が上位学校へ進学し、地元金沢大学をはじめ、東京大学や京都大学など旧帝国大学ほか有名私立大学にも毎年合格者を多数輩出している。文部科学省によりスーパーサイエンスハイスクールに、また石川県より「いしかわスーパーハイスクール」に指定されている。
部活動では県内から全国大会へ出場する高校は専ら星稜高等学校や遊学館高等学校、金沢高等学校であるが、県大会では上位に食い込む部活動が多数存在し、野球部も近年、夏の甲子園に二度出場している(いずれも初戦で延長戦の末、敗退)。また、ボート競技も盛んで、過去にオリンピック出場選手を複数輩出している(近年では村井啓介選手が2000年シドニーオリンピックに出場)他、初夏には全校ボートレース大会が行われる。
小松空港および航空自衛隊小松基地が近いため、窓ガラスは二重の防音窓であり、早い時期から冷暖房が完備している。
2000年より断続的に行われていた校舎改築工事が2006年までに竣工、落成式が行われた。
目次 |
[編集] 概要
- 所在地:石川県小松市丸内町二の丸15番
開設以来校地の移転がない。校内には三代目加賀藩主前田利常の隠居城小松城の天守閣石垣が残る。隣接する芦城公園や小松市役所は共に小松城の遺構の上にあり、小松市の中心部にあたる。また梯川から小松市中心部にかけて続く旧北国街道の古い町並みから一歩はずれた住宅街の中にあるとも言える。近辺の小松空港の民間旅客機や、航空自衛隊小松基地の練習機の離発着騒音のためお世辞にも静かな環境とは言えない。時間帯によっては離着陸機の巨大な機影がグラウンド上を横切るのを見ることが出来る。
[編集] 設置学科
全日制課程
- 普通科(280)
- 理数科(40)
( )は2005年度入試募集定員
[編集] 呼称
小松市、加賀市など石川県加賀地方では「まつこう」が一般的な呼称である。手取川以北の主に旧松任市(現白山市)地域は石川県立松任高等学校(この地域ではこちらが「まつこう」と呼称される)や、似たような呼称だった旧石川県立松任農業高等学校(通称「まつのう」、現在は石川県立翠星高等学校)があったため「まつこう」の呼称が通用するのは加賀地区限定と言える。学区制が廃止される前から両学区に通学が可能だった現能美市地域を含めて県以北ではそれぞれ「こまつ」「まっとう」と区別して呼称されている。
[編集] 校歌
「石川県立小松高等学校校歌」
- 作詞者 北村喜八
- 作曲者 飯田信夫
「石川県立小松中学校校歌」
- 作詞者 北村喜八
- 作曲者 前坂重太郎
「石川県立高等女学校」
- 作詞者 春日政治
- 作曲者 田中寅之助
「小松市立高等女学校」
- 作詞者 山先清一
- 作曲者 柴田富美代
[編集] 沿革
[編集] 年表
石川県立小松中学校(前身)
- 1898年(明治31年)- 前身となる石川県第四中学校が創立
- 1899年(明治32年)- 10月1日現校地に新築移転、この日を創立記念日とする。
- 1907年(明治40年)- 石川県立第四中学校に改称
- 1921年(大正10年)- 石川県立小松中学校に改称
石川県立小松高等女学校(併合学校)
小松市立高等女学校(併合学校)
石川県立小松高等学校
- 1948年(昭和23年) - 学制改革により石川県立小松高等学校設立
- 1949年(昭和24年) - 総合制となり定時制を併置
- 1951年(昭和26年) - 体育館竣工
- 1952年(昭和27年) - 全日制普通科となる
- 1959年(昭和34年) - 記念図書館竣工(60周年同窓会記念事業)
- 1963年(昭和38年) - 寺井分校を併置
- 1964年(昭和39年) - 昼間定時制の辰口分校・根上分校を併置
- 1965年(昭和40年) - 寺井・辰口・根上の各分校及び定時制が分離独立、石川県立寺井高等学校が開校
- 1968年(昭和43年) - 理数科併置
- 1969年(昭和44年) - 講堂復元(70周年同窓会記念事業)
- 1969年(昭和44年) - 第1体育館竣工
- 1979年(昭和54年) - 第2体育館・同窓会館(80周年同窓会記念事業)竣工
- 1986年(昭和61年) - 夏の甲子園に初出場(1回戦で高知商業に延長戦敗退)
- 1987年(昭和62年) - 雨天練習場(野球部が主に使用)竣工
- 1989年(平成元年) - 青雲の小径造成(90周年同窓会記念事業)
- 1999年(平成11年) - 13年ぶり2回目の夏の甲子園出場(1回戦で富山県新湊高校に延長戦逆転で敗退)記念館改修(100周年同窓会記念事業)創立100周年記念式典
- 2000年(平成12年) - 校舎改修工事起工式
- 2003年(平成15年) - 石川県より「いしかわスーパーハイスクール」に指定される
- 2003年(平成15年) - バレーボール部(男子)が春の高校バレー初出場
- 2006年(平成18年) - 文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」に新規指定される(平成18年度から平成23年度末まで)。
- 2006年(平成18年) - 新校舎落成式
[編集] 新校舎について
2000年より旧校舎の段階的取り壊しと並行して新校舎の工事が行われた。2005年に全てが完成し、2006年5月18日新校舎落成式が行われた。
- 第1期工事(2000年度~2001年度)特別教室棟と体育館(講堂)
化学・生物・地学の各講義室・実験室・研究室 音楽・美術・書道の各教室・研究室 家庭科の調理室・被服室・研究室
体育館(兼講堂)体育科研究室・運動部部室・雨天練習場・弓道場
- 第2期工事(2002年度~2003年度)管理教室棟
校長室・事務室・進路指導室・職員室・普通教室など
- 第3期工事(2004年度~2005年度)生活学習センター棟
生徒玄関・図書館・講義室・視聴覚室・情報処理室など
[編集] 学校行事
[編集] 校内ボートレース大会(7月)
1学期期末考査後、全学年各クラス対抗で行われる。選手は各クラスよりボート部員を除いた乗員5名が選抜され、ボート部員の指導を受ける。近辺を流れる梯川の河口で行われてる。
[編集] 創立記念祭(9月)
ちなみに創立記念日は10月1日である。父兄ら関係者以外の観覧はおおむね自由なのだが平日開催が多いのもあり外部からの参加者は少ない。1年生は文化祭舞台の「出し物」と体育祭の応援パートの練習。2年生は文化祭模擬店と一部が体育祭応援リーダー活動。3年生は大多数が体育祭の幹部と応援リーダー活動。さらに各個人は所属する部活動での発表や、バンド活動をする者など記念祭準備において複数のパートを掛け持ちする者が多い。各人は夏期休暇中の補習授業の合間をぬって並行して準備を行っている。
- 近況
9月初旬に「文化祭」(午前中より講堂での出し物、午後から教室棟での模擬店が行われた)「体育祭」2日間にわたって行われた(2005年)
- 昔日
9月中旬に「体育祭」「文化祭」「模擬店」と3日間にわたり行われていた。
[編集] 体育祭
各学年複数クラスに分かれて「赤団・青団・緑団・黄団」と全校を4チームに分けて対抗戦を行う。運動会の競技にとどまらず「マスコット(巨大看板)」「アトラクション(ダンス)」「衣装」「応援」などと得点審査基準は多岐にわたり各チームの総合企画コンセプト力が問われる。チームカラーを基にして、2・3年生の幹部・リーダーの衣装作成や応援看板の作成は夏休み中から行われたり、団員全員参加による応援歌や応援パートの練習が通常時間の昼休みに行われるなど祭前から全校的に機運が盛り上がる。各団の組織は各人がオリジナル衣装をまとった3年生数名の幹部、その他の3年生ほぼ全員と2年生数名が応援リーダー(全員お揃いのオリジナル衣装)となり、この幹部と応援リーダーで「アトラクション」を演舞する。残りの下級生達も学校の体操服姿であるが、ほぼ全員が競技に参加する。最後の「閉会式」では参加者全員が肩を組んでの「校歌斉唱」が行われる。部活動が終了した3年生にとっては学習面以外で最後の「松高生活」の集大成と捉える向きがあった。また各団には有名大学の校歌や応援歌をモチーフにした伝統的な「団歌」が存在する。初秋の風物詩の伝統的な体育祭との認識があり、近隣の中学校の運動会において関係者による応援パートの移植が見受けられている。
[編集] 文化祭
各文化部の舞台や演奏、1年生各クラスによる「舞台出し物」、学生の有志バンドによる「ライブ」が講堂にて行われる。またその他の文化部による展覧会や研究発表会が教室棟にて行われる。野球部によるゲリラライブは既にお馴染み。
[編集] 模擬店
2年生各クラスによる「模擬店」が教室棟にて行われる。「ラグビー部」の出店もあった。
[編集] 校内マラソン大会(10月)
同じ小松市内にある木場潟の周回路で行われる。全学年対抗で「男子の部」(約10Km)と「女子の部」(約7Km)が行われる。直前の体育の授業では大会の練習として長距離走を行う。
[編集] 部活動・同好会
[編集] 運動部
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- バレーボール - 男子が春の高校バレー出場(第35回大会)
- 野球 - 夏の甲子園出場2回(第68回大会・第81回大会)
[編集] 文化部
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[編集] 同好会
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[編集] 著名な関係者
[編集] 出身者
研究
- 中谷宇吉郎(旧制小松中卒業) - 物理学者
- 寺本明夫 - 大阪大学名誉教授・高分子化学
- 佐藤洋 - 桃山学院大学名誉教授
- 庄谷邦幸 - 桃山学院大学経済学部教授
- 畑聡一 - 芝浦工業大学工学部建築工学科教授
- 山口俊久 - 明星大学理工学部電気電子システム工学科教授
- 辻利秀 - 北陸先端科学技術大学院大学材料化学研究科教授
- 森俊偉 - 金沢工業大学環境・建築学部建築学科教授
- 木田雅成 - 電気通信大学電気通信学部助教授・数学
- 園田眞理子 - 明治大学理工学部建築学科助教授
- 橋本圭子 - 新潟工科大学助教授・心理学
- 山本恵理子 - UCLA客員研究員・日系移民史
- 大谷知行 - 理研研究員・理学博士・X線天文学
- 柏田修作 - サッポロビール社員「サッポロドラフトワン」開発者
医療
芸術・文化
経済
政治・行政
その他
- 北村正彦 - 安宅住吉神社宮司
- 久保田麻琴 - ミュージシャン
- 佐々木忠平 - ロックバンド「めんたんぴん」ヴォーカル
- 大橋よしひこ(うおりゃー大橋) - 漫画家
- 清尾淳 - サッカー編集者、元埼玉新聞社
- 木村佳代子 - サックス奏者
[編集] 教職員
[編集] 交通アクセス
自転車通学の生徒が多数。校内には各学年各ホームごとに分けられた駐輪場がある。また電車通学の生徒でも小松駅の駐輪場から高校まで自転車通学する者もいる。冬の積雪期にはバス通学の生徒が増える。
[編集] 関連項目
- 学校記事一覧
- 石川県高等学校一覧
- 小松市
- 旧制中学校
- 高等女学校
- 石川県立寺井高等学校 - 旧・寺井分校が前身
- 石川県立小松工業高等学校
- 石川県立小松商業高等学校
- 愛媛県立小松高等学校 - 愛媛県内にある同一名称の高等学校。特に関係はない。
[編集] 外部リンク
この項目は、ウィキプロジェクト/学校の「高等学校テンプレート」を使用しています。