後藤総合車両所
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後藤総合車両所(ごとうそうごうしゃりょうしょ)は、鳥取県米子市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両基地及び車両工場。米子支社の管轄。後藤地区(車両工場)と米子地区(車両基地)に分かれている。
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[編集] 所属車両の車体に記される略号
[編集] 整備済み車両の車体に記される略号
「後藤総」
[編集] 後藤地区(車両工場)
鳥取県米子市日ノ出町2丁目の境線富士見町~後藤間に並行して敷地がある。
米子支社管内の全車両(東海旅客鉄道・智頭急行からの受託分を含む)だけでなく、米子支社管内以外の西日本旅客鉄道・智頭急行・若桜鉄道・北近畿タンゴ鉄道などの車両も受け持っている。
また西日本旅客鉄道に在籍するすべての気動車エンジンの整備も行っている。
その他、川崎重工業・新潟トランシスと提携して車両の新造業務も行っている。
[編集] 米子地区(車両基地)
鳥取県米子市目久美町の山陰本線・境線米子駅構内に敷地がある。
[編集] 所属車両
以下は2006年4月1日現在の所属車両である。
- 気動車
- 0番台、10番台の2両編成が9本、500番台の2両編成4本が所属。
- 0番台、10番台は特急「スーパーおき」・「スーパーまつかぜ」で、500番台は特急「スーパーいなば」で運用される。
- 500番台は通常は鳥取鉄道部西鳥取車両支部に常駐し、後藤総合車両所への出入庫は検査時の回送列車のみとなっている。
- 1両編成が9本所属。
- 快速「とっとりライナー」や境線の快速「みなとライナー」、普通列車で運用される。
- 2000番台4両が所属。ワンマン運転に対応している。
- また、境港市は水木しげるの出身地であることにちなんで、全4両が同氏の作品ゲゲゲの鬼太郎のイラストを書いた「二代目鬼太郎列車」「三代目鬼太郎列車」「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」(各1両)として境線で運行されている。
- 500番台の3両編成「ふれあいSUN-IN」が1本、550番台の2両編成「ほのぼのSUN-IN」が1本所属。お座敷車両に改造されている。
- 臨時列車、団体列車で運用されている。
- 2両が所属しているが、運用されていない保留車である。
- 客車
- 貨車
- チキ6000形貨車
- 2両が所属。レール輸送用長物車。
- ホキ800形貨車
- 11両が所属しているが、4両が保留車である。
- バラスト輸送・散布用ホッパ車。
- ヨ8000形貨車
- 3両が所属しているが、すべて保留車である。車掌車。
- 機関車
- 3両が所属している。車両基地内での入換などに使用される。
- 4両が所属している。ラッセル式除雪車。そのうち1両はトロッコ列車「奥出雲おろち号」の専用牽引機になっている。
- 6両が所属しているが、そのうち1両が保留車である。
- かつては多くの客車列車を牽引していたが、ローカル列車がすべて電車・気動車に置き換えられ、寝台特急「出雲」を最後に定期運用は消滅した。現在は臨時列車や貨物列車の牽引で使用されている。
[編集] 過去の配置車両
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