岡山電車区
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岡山電車区(おかやまでんしゃく)とは、西日本旅客鉄道(JR西日本)岡山支社管轄の車両基地。
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[編集] 概要
同所は岡山支社管内の電化区間における普通・快速用の電車と電気機関車、客車、貨車が配置されている岡山電車区電車センター(おかやまでんしゃくでんしゃ-)と、非電化区間における普通・快速・急行用の気動車が配置されている岡山電車区気動車センター(おかやまでんしゃくきどうしゃ-)とに分かれる。
[編集] 電車センター
[編集] 所在地
岡山電車区電車センターは、山陽本線岡山~北長瀬間に並行して敷地がある。 また山陽新幹線博多総合車両所岡山支所、JR貨物西岡山駅と隣接している。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 旅客車:「岡オカ」・・・岡山支社を意味する「岡」と、岡山を意味する「オカ」から構成される。
- 機関車:「岡」・・・岡山を意味する「岡」から構成される。
[編集] 所属車両
2006年9月末現在の所属車両
[編集] 電車
- 4両編成(H編成)が5本(20両)所属。その内訳は日根野電車区からの転属であるスカイブルー編成が4本、奈良電車区からの転属であるウグイス+白帯編成が1本である。
- 山陽本線(和気~三原間)・宇野線・福塩線(福山~府中間)・赤穂線(東岡山~播州赤穂間)での運用のほか、突発的に伯備線(倉敷~備中高梁間)で運用されることもある。
- 4両編成(A編成)9本(36両)、中間車が3500番台の4両編成(K編成)7本(28両)、3両編成(D編成)31本(93両)、中間車を先頭車改造した2両編成(G編成)8本(16両)の合計173両が所属。
- 一部のD編成と全てのG編成がワンマン運転に対応し、山陽本線(姫路~岩国間)・赤穂線・伯備線・宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)など岡山支社管内の在来線のほか、岡山から宇野線、本四備讃線、予讃線、土讃線を経由してJR四国管内の琴平まで乗り入れる列車もあるなど幅広く運用されている。
- なお、A編成とK編成は広島シティネットワークのラッシュ時間帯に、山陽本線広島近郊と呉線の運用も受け持つ。
- 3両編成(C編成)1本が所属。「スーパーサルーンゆめじ」。
- 臨時、団体列車で運用されている。
- 3両編成(C編成)4本(12両)、2両編成(C編成)8本(16両)、保留車のクロ212形1両の合計29両が所属。
- 3両編成1本と2両編成の8本がワンマン運転に対応。山陽本線・赤穂線・伯備線、宇野線など岡山支社管内の在来線を中心に運用されている。
- 1両のみ所属、事業用車。牽引車。
[編集] 客車
- 700番台の6両編成1本が所属。ジョイフルトレイン「ゆうゆうサロン」。
- 1両が所属。救援車。
[編集] 機関車
- 2両が所属。そのうち1両(1号機)は保存車両。
- 2両が所属。
[編集] 貨車
- 32両が所属。レール輸送用長物車。
- チキ5500形貨車
- 6両が所属。レール輸送用長物車。
- チキ6000形貨車
- 8両が所属。レール輸送用長物車。
- ホキ800形貨車
- 11両が所属。バラスト輸送用ホッパ車。
- ワキ5000形貨車
- 1両が所属。救援車代用。
[編集] 気動車センター
[編集] 所在地
岡山電車区気動車センターは津山線岡山~法界院間に並行して敷地がある。
[編集] 沿革
元々この敷地には中国鉄道(現在の中鉄バス)岡山市駅と岡山市機関庫があり、中国鉄道の鉄道部門(津山線・吉備線)が1944年に国有化された後は岡山機関区の支区となった。
その後、岡山機関区から独立して岡山気動車区となった後、岡山運転所気動車分室→津山鉄道部岡山気動車分室(津山線が津山鉄道部管轄となった為、津山鉄道部の現業部門に変更)→岡山電車区気動車センター(津山線が岡山支社直轄に戻った為、津山鉄道部の現業部門から岡山電車区の支区に変更)となる。
[編集] 所属車両の車体に記される略号
- 「岡オカ」
[編集] 所属車両
2006年4月1日現在の所属車両。
- 0番台14両、1000番台6両、2000番台3両、3000番台1両の合計24両が配置されており、ほとんどの車両がワンマン運転に対応する。津山線、吉備線で運用されている。
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