国鉄キハ391系気動車
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国鉄キハ391系気動車(こくてつきは391けいきどうしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1972年(昭和47年)に設計・製造したガスタービンを動力とする試験用の気動車である。
[編集] 概要
改造車であるキハ07 901の試験結果を受け、1編成のみが製造された。キハという旅客用営業車の形式称号をもつが、旅客列車に使用されたことはない。独特な形状から「ツチノコ」の愛称がある。
3車体4台車を持つアルミ合金製の連接車で、3車体を合わせて1両の扱い(キハ391-1)である。連接部の台車は中間車に装備されており、付随車の中梁を延長して中間車の台車にて支持する特殊な構造をとっている。中間車が動力車(と言うよりもエンジンだけが搭載された車両)で、前後に2両は付随車である。前後の付随車に比べると中間車の全長は極端に短い。
非電化区間の速度アップを目指し、付随車は自然振り子式とし曲線でも速度を落とす事なく通過出来るように設計された。田沢湖線、川越線、山陽本線、伯備線などで試験走行を行ったが、直後に起こったオイルショックや、ガスタービンエンジンの燃費の悪さと騒音、低加速を理由に本系列は実用化されることなく試験を終了した。
2006年現在では東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮総合車両センターで保存(非公開)されている。
[編集] 参考項目
[編集] 外部リンク
- ターボトレインのサイト 本系列のデータや検討されていた実用化案などを記載
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