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サコーM60軽機関銃 - Wikipedia

サコーM60軽機関銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


M60
M60
種類 軽機関銃汎用機関銃
製造国 アメリカ合衆国
設計・製造 サコー・ディフェンス社、U.S.オードナンス社
口径 7.62mm NATO弾
銃身長 560mm
ライフリング
使用弾薬 7.62mm x 51
装弾数 ベルト給弾式
作動方式 ガス直圧、オープンボルト
全長 1077mm
重量 10.5kg
発射速度 550発/分以下
銃口初速
有効射程 1500m
ノート テンプレート解説)

サコーM60軽機関銃は、アメリカ合衆国機関銃である。7.62×51mm NATO弾を使用する。ベトナム戦争を初めとして、多くの実戦で使用された。現在のアメリカ軍においては、後継機関銃のM240MAG-58)や、さらにその後継のM249(ミニミ軽機関銃)に置き換えられつつある。しかしながら、この機関銃は様々な用途で残っている。さらに、オーストラリアなどいくつかの国では今後も使い続けられており、21世紀の現在でも製造され続けている。

この兵器制式名にはハイフンは付かないが、アメリカ政府の文書にすら「M-60」と書かれているケースがある。M60には数々のバージョンと派生型がある。派生型の詳細については後述する。時折制式名が同じM60軽機関銃とM60戦車とで混乱を引き起こすことがある。

目次

[編集] 概要

M60が広く一般に知られるようになったのは、ベトナム戦争期間の報道、テレビ番組、および映画による。映画で最も有名なものは、おそらくシルヴェスター・スタローン主演のランボーであろう。その他、ベトナム戦争映画は必ずと言ってよいほど登場する。

M60は、攻撃状況にも防御状況にも使うことができる。攻撃においては、M16よりも大口径の銃弾を、高い発射速度で長い有効射程範囲内に発射することができる。防御においては、長射程でも近接戦でも、最終防衛手段としても使うことができる。このように、M60は部隊の戦術計画に多様な形で組み込むことができる。

M60は、オプションの三脚を使用した場合、1,100mが有効射程となる。また標準装備の二脚を使用した場合では、800mが有効射程に、点標的に対しては600m、移動する標的に対しては200mが有効射程となる。アメリカ海兵隊の方針では、銃手が熟練している場合、M60やそれと同等クラスの武器は面射撃や制圧射撃で1,500mが有効射程とされている。

M60は「部隊員にとって役立つ武器」と考えられている。一人の場合よりも、二人で運用した方が効果が高い。一人は射手で、一人は装填手となる。射手はM60本体を運び、装填手は予備の銃身弾薬を運ぶ。基本的には、600-900発を携帯する。これは発射速度を最高速と考えた時に、およそ2分間弱の持続射撃ができる弾数である。

ベトナム戦争においては、数々の部隊で分隊支援火器として使われ、分隊のほぼ全員が予備の銃身か、少なくとも200発のM60用弾薬、あるいはその両方を、自分用の小火器と一緒に携帯した。

[編集] 開発と使用経緯

M60の開発は「新しい7.62mm軽機関銃」として、1940年代の後半から始まった。設計には、それ以前の優れた武器のものを積極的に取り入れ、独自の改良を加えた。具体的には、次の事項のようなものである。

  • プレス工法の積極的取り入れ:ショーシャ機関銃(第一次世界大戦で最も大量に生産された)、
  • ベルト給弾方式:ブローニングM1916機関銃(A6型、ないし、その後のモデル)
  • ベルト給弾の機械的構造:MG42機関銃
  • バレルの素早い交換:チェコのZB 1930
  • 銃把(ピストルグリップ)と銃床(ストック)

また、M60はガスオペレーション方式を採用しているが、これはFG-42を参考にしたと言われている。また、あるソースでは、ルイスガンの機構を借りたものとも言われている[1](英語)。

ソースは何であれ、ガス動作オペレーションシステムの複雑さに起因する信頼性の低さは、この銃に関する共通の批判であった。しかしながら、この機構は米軍やその他の機関によって、1957年から現在まで使われ続けている。この銃に関する評判は良いものから悪いものまで広く存在し、批判は使用者がどのバージョンを使ったかに依存する。

この機関銃のM249 MINIMIへの交換は、1980年代の一部の作戦から始まった。また、1991年に制式採用されたM240機関銃(FM MAGのライセンス生産品)への交換が、20世紀の終わり頃から始まった。M240はM60よりはるかに重いが、その高い信頼性から重用されている。

M60はまた、陸軍ヘリのドアガンとして2000年代にも使用され続けた。また、米軍特殊部隊において7.62mm機関銃として1990年代の終わり頃まで、さらにSEALs(米海軍特殊部隊)によって1990年代から最近まで使われ続けた。現在に至るまで、アメリカ沿岸警備隊や、多数の予備役部隊によって使用されているが、これはM240の各バージョンに段階的に置き換えられている。しかし、M60はまだ米軍や特殊部隊、その他の部隊によってまだまだ使われ続けるであろう。

M60の使用自体は続くものの、使用中の武器がゆるやかに摩耗していくことと、新しい代替機関銃が導入されること、また新しい任務に応じて新しい武器が支給されることと併せて、先細りになっていくであろう。しかし、M60を使い続けるグループは予備を保存しておくであろう。ある部隊がM240などを支給されたとき、M60よりさらに古い武器を使っている予備部隊にそれを回し、代わりにM60を受け取ったかもしれない。M240機関銃自体は、計画中の新しい軽量7.62mm機関銃により置き換えられる予定である。

[編集] 設計

M60はガス動作式、空冷式、ベルト給弾式の機関銃であり、オープンボルト位置から薬室に7.62mm NATO弾を装填する。弾薬は、金属製分割式リンクで連結された100発単位のベルトで給弾される。他の武器と同様、立射、膝射、腰だめ射撃ができるが、最も使用効果が高いのは、二脚を使用した伏射か、三脚に乗せて、3発から5発までのバースト射撃を行った場合である。

この武器は重く、支持なしでの射撃は照準が難しいが、重量自体は連射による反動を抑える方向に働く。全長に渡って直線的な設計は、操作ロッドとバッファが銃床まで直接後退し、全長を短くすることに成功している。 大きなグリップは、腰の位置で持ち運ぶのに非常に便利である。また、実弾を工具代わりに使って分解することができる。

[編集] 設計への批判と問題点

試験場でテストされた時には、M60はきわめて有効と判断された。しかし、すぐに使用することとなった東南アジアジャングル内では、初期のバージョンはすぐに数々の厳しい問題点を露呈した。重さ自体が問題だったという人も少なくないようだが、このタイプのベルト給弾式機関銃はおしなべて重いものである。M60は、同時代の7.62mm機関銃の中では最も軽く、代替品のM240より軽いほどである。

ベトナムの部隊からの最も一般的な苦情は、M60は信頼性が低く、特に伏射して汚れた時にジャム(弾詰まり)を起こしたり、他の動作不良を起こしたりすることであった。M60の機関部は複雑で、砂埃で即座に動作が停止してしまう傾向がある。このことは、イスラエル国防軍がM60を不採用とした最も重要な理由の一つとなった。この機関銃は、M1918ブローニング自動小銃(BAR)よりも清掃とメンテナンスが難しかった。また、ジャングルでない普通の状態でも、数千発を発射するとしばしば弾詰まりを起こした。これは実戦においては非常に深刻な問題である。しかし、適切にメンテナンスされていれば、非常に有効な武器であった。M60は、歩兵用途としてはM240やM249に代替されたものの、航空機、艦船、特殊部隊で使用されるために残された。

安全装置(セイフティー)は取り扱いが厄介で、特にM16やM1911A1コルト・ガバメントで訓練された兵士にとっては間違った使い方をされた。他の武器では銃の発射準備ができた時にセイフティーを下に移動させるところ、この銃では上に移動させるようになっている。

M60の信頼性についての評価は、バージョンに依存するものの、あまり高くない。特に汚れがひどい時に、薬莢排出サイクルの間に空薬莢の排出ジャムを起こしがちで、たいていは空薬莢のリムを引きはがさなければならない。この解消には時間がかかった。また、バレル・ラッチ機構(レバーが前後動する)は、射手の装備に引っかかり、ラッチが閉鎖せず、結果、バレルが脱落するという結果を引き起こしがちであった。このレバー機構は、緊急時にリリースする時のためのような、押しボタン式に改修された。しかし、レバー機構は未だに残っており、この銃が制式採用されてから40年間経った今でも、この問題は再発している。グリップとトリガーのアセンブリは、他の設計でよくある取り外し可能ピンではなく、壊れやすい板バネクリップで取り付けられている。このクリップは、最初にアバディーン試験場で試験された時に、壊れやすいことを指摘されたことが知られている。戦地でのM60は、粘着テープやケーブル結束タイが付いているのが時々見受けられるが、これはクリップが壊れたために現地部隊が取り付けたものである。

初期のM60における最も深刻で致命的な部品は、レシーバ・カバーと給弾トレイである。これらはプレス加工された非常に薄い鉄板であり、曲がったり割れたりする傾向にあった。より頑丈な部品が供給されるようになったのは、1970年代初期である。さらに、初期のM60では、ドライビング・スプリング・ガイドとオペレーティング・ロッドが細すぎ、またピストン・ヘッドの後ろにあるガス・ピストンは非常に小さいものだった(これは軽量化のためである)。これらは、部品の破損しやすさに結びつきやすかった。しかし、1970年代には頑丈な部品設計に変更され、ゆるやかに補給されていった。

他のいくつかのバージョンのM60における問題として、銃身が交換可能な他の機関銃でもそうであるように、ガス・チャンバーまたは銃身シールドではなく二脚の上に付けられていた。これは命中精度に影響するので、必要な程度に頑丈な太さにされた銃身に交換された。

アメリカ海兵隊の大部分の部隊では、M60を特に軽蔑しており、その代わりにしばらくの間は非制式になっていたブローニング自動小銃(BAR)を、1967年から1968年まで公式に使い続けていた。1980年代半ばには海兵隊用にも、8.61kgに軽量化されて、わずかながら信頼性の改良を含む設計が施されたM60E3が支給された。しかしながら、ユーザーはすぐに過熱する銃身について苦情を申し立てた。これは他のM60と共通の問題である。M60E3の軽量銃身が、200発の持続発射で交換するところ、100発の持続発射で交換を要求することが、さらにこの問題を悪化させた。しかし、M60E3の銃身はワイヤと銃尾近くのプラスチック・ハンドルで、ミトンなしに安全に交換することができる。

1991年に、M60は米軍として正式に、ベルギー設計のFN MAG機関銃、制式名M240に交換されることになった。しかしながら、多数のM60がアメリカ陸軍予備役部隊と州兵部隊で使われ続けた。1967年の開発以来、改良を重ねてきたものの、苦情の種となっている。また前述の通り、特殊部隊と、ヘリ用ドアガンとしては最前線に残り続ける。これは、2000年代内に開発される予定のM240の派生バージョンで交換される予定となっている。最終的には、残存するM60と現役のM240は、双方とも新しい軽量型7.62mm機関銃と交換される計画となっている。

[編集] 弾薬

M60シリーズは、多様な弾薬を発射することができる。最も一般的なのがM61徹甲弾(AP弾)、M62曳光弾、M80通常弾、そしてM63模擬弾とM82空砲である。弾芯がタングステンでできた新しいM993徹甲弾もM60で使用することができるが、M60を現役で使っている部隊にはかなり経ってからでないと支給されなかった。空砲を連射で発射する場合には、発射速度に応じてM13またはM13A1空砲アダプター(Blank Firing Adapter = BFA)を取り付ける必要がある。これらの弾薬はすべて、NATO標準の金属製分割リンクで供給される。

M60でのごく標準的な戦闘時の弾薬配列は、4発のM80通常弾に対して1発のM62曳光弾である。4:1の配置は、射手が標的に対して正確に「着弾を歩かせる」ことを可能とする。経験を積んだ射手は、曳光弾が通常弾と必ずしも同じ飛び方をするとは限らないことを熟知している。銃の照準を使用する時、曳光弾が燃え尽きても目に見えないところで、特に800mを超えた範囲で通常弾が着弾していることを知っている。この問題は、この口径およびこれより小さい口径(5.56mmを使用するM249(MINIMI)など)では共通の問題である。曳光弾と通常弾の重さが根本的に異なることが理由である。特に5.56mmの曳光弾は最悪の場合300mで燃え尽きてしまうため、問題として顕著である。

弾薬一覧

  • M61 徹甲弾(AP弾 = Armor Piercing)
  • M62 曳光弾(tracer)
  • M80 通常弾
  • M82 空砲(空砲発射用アタッチメントの取り付けが必要)
  • M63 模擬弾(ダミー)

これらはM13リンクで連結される。リンクは射撃後に自動的に分解され、空薬莢とともに排出される。

[編集] 派生型

長期間に渡って生産されたM60には、多数の派生型が存在する。ほとんどの派生型は、初期の設計に由来する問題を改修した。それとは別に、ヘリ用と戦車用に開発された二つのバージョン(M60CとM60D)がある。

派生型のまとめ:

  • T161 - M60の開発名称で、このタイプが制式化されるまでの1950年代の分類。プロトタイプ版、及び競作に勝った最終テストモデル(T161E3)まで含む。
  • M60 - 基本モデルだが、メーカー間での細かな違いと、時間の経過による細かな改修も含む。1960年代に最も多用された。
  • M60E1 - 最初の改良版で、E3・E4バージョンに引き継がれたものや、それまでのM60生産上の数々の特徴を含んでいるが、量産はされなかった。
  • M60E2 - 同軸機銃用として使うための車両版。
  • M60E3 - 1980年代に採用された軽量化版。
  • M60E4(Mk 43 Mod 0) - E3に似ているように見えるが、多くの改良点を持っている改修版。海軍でも使用されたものと、その副派生型も含む。Mk 43 Mod 0はレールの取り付けを含むスペシャル版。
  • M60B - 1960年代、ヘリコプターの中で使用された。ただし、マウントはされていない。
  • M60C - 航空機内で使用するための固定マウント版。
  • M60D - M60Bを置き換える目的の可動マウント版で、特にヘリコプター内で使うために開発されたが、他の目的にも使用されている。

[編集] M60

基本型。1950年代終わりにアメリカ陸軍で制式化された。この時点では、歩兵用途しか考慮されていなかった。1950年代のT161(特にT161E3)とT52の競作の結果、T161が採用された。両方とも同様の給弾機構とガス・オペレーションシステムを採用していたが、T161の方がより量産に適していると判断された。

[編集] M60E1

M60E1は、M60基本型の最初のバージョンである。主な変更点は、ガス・シリンダーと銃身、二脚の接続方式で、基本型では、これらはすべて接続されていた。いくつかのソースでは、M60E1は制式採用されなかったと主張しているが、異なる主張をしているソースもある。どちらにせよ、M60E1自体は量産に組み入れられなかったものの、その後のバージョンに影響を与えている。また、1966年からは、M60E1のいくつかの改良点に基づいてM60が改修されている。もう一つの大きな変更点は、二脚の取り付け位置が(M60E3のように)バレルでなくガス・チューブに移されたことである。E4のような、前方の垂直グリップは取り付けられていない。

[編集] M60E2

M60E2は、同軸機銃など、装甲車両への取り付けを目的として開発され、M48A5戦車やM60戦車などのパットン戦車シリーズ、韓国のK1戦車で使われた。主な変更点としては、外装の大幅な省略、銃床や銃把の取り外し等である。発射指令は電気的に行うが、手動で引き金を引くバックアップも残されている。弾薬の供給にはメタルループ(金属で弾帯を誘導する部品)を使用している。銃身の下のガス・チューブは、バレルの長さに合わせて延長されており、車両の形状に合わせて外形が折り曲げられている。このバージョンは、1970年代の試験で平均故障発生間隔(MTBF)は1,669時間と判定されたが、これはFN MAGよりも悪い数値であるため、1977年から同軸機銃はM240に置き換えられた。

[編集] M60E3

M60E3は、初期のM60の数々の問題点を解決したものとして、1986年頃から歩兵部隊が使用する火器として実戦配備された。これは軽量で「改修された」バージョンとして、射手の負担を軽くする目的もあった。それまでの同シリーズとは異なり、数々の現代的な改良がなされている。

  • レシーバ部に取り付けられた、より安定した二脚
  • 左右どちらの利き手にも対応
  • 汎用スリング(負い革)アタッチメント
  • 銃身の上にキャリング・ハンドルを取り付け
  • ガス・システムを簡略化

しかしながら、これらは改良された点と同じぐらい、問題を引き起こした。また、銃身が軽くなったが、この銃身では200発を持続発射することは危険となった。しかしながら、何人かの兵員は、持続発射が可能な成功した銃器であると証言している。この銃身のライナーにステライト合金が使われたことが、このことを可能にしたと考えられる。しかし、このような持続発射はすぐにオーバーヒートを引き起こし、銃を使用不能にしてしまう。

これらの軽量化は、この銃器自体の寿命も短くしてしまい、基本型よりも部品がすぐに摩耗・破損する傾向にあった。アメリカ陸軍アメリカ海兵隊の大部分の部隊は、汎用機関銃としてM240に切り替えた。これはM60E3より2.7kg重いが、(特に使用環境が汚い場合に)その頑丈さと信頼性から、より好まれているようである。

M60E3には、銃身が重いタイプと軽いタイプの、二つのタイプがある。

[編集] M60E4 (Mk 43 Mod 0)

これはM60E3のコンパクト版である。M60E3の短銃身版に見えるが、より多くの改良点が含まれている。このバージョンは、海軍ではMk 43 Mod 0として制式化されているが、M60E4と同じものである。特徴としては、前方に垂直銃把(ピストルグリップ)が取り付けられ、より信頼性を上げたものである。

M60E4は、1990年代のM240E4と呼ばれた版と、アメリカ陸軍での旧型M60置き換え用歩兵用支援火器の競作で対抗した。結果、M240E4が勝ち、これはM240Bと名付けられた。この結果、1,000丁近くのM240が、改修オーバーホールと改修(銃床の交換、レールの取り付けなど)のために、FN社に送られている。1990年代の終わりには、M240はすべてM240Bに置き換えられた。このとき、M60E4で改修されたような、油圧による反動抑制装置が組み込まれている。M240BはM60E4より重いが、試験により信頼性が確認された。さらに、これらを置き換えるための新型軽量機関銃の開発が、2000年代初頭より計画として進行している。

Mk 43 Mod 1は、M60E4 (Mk 43 Mod 0)の修正版で、より短い銃身と、垂直銃把の変更、レールの改良が行われている。

[編集] M60B

M60Bは短命に終わったバージョンで、1960年代に少数が配備されたに過ぎない。ヘリコプターから射撃するために作られたが、どこにもマウント(取り付け)されていないため、射手がずっと保持しておかなければならない。これはすぐにマウント版のM60Dに置き換えられた。M60Bの基本型との違いは、二脚がないことと、銃床の形が異なることである。しかし、ピストルグリップはそのまま残されており、スペードグリップになっていない。

[編集] M60C

M60Cは、M60基本型の航空機搭載用バージョンである。最も重要な違いは、M60Cでは電気的制御により遠隔操作で発射することと、そのために油圧による回転装置が組み込まれていることである。機長または副機長が、コクピットから制御することができる。空冷、ガスオペレーション、ベルトリンク給弾式である点は変わらない。これはM2、M6、M16火器システムに組み込まれた他、OH-13 スー、OH-23 レイブン、UH-1Bイロコイス、OV-10 ブロンコに搭載された。

[編集] M60D

M60Dは、M60基本型のマウント版である。これはヘリコプターのドアガンだけでなく、ボートや車両にも取り付けることができる。航空機で使用する場合には、M60Cのように操縦席から遠隔操作するのではなくドアに取り付けられ、乗員が直接射撃を行う。M60シリーズとほぼ共通であり、空冷、ガスオペレーション、ベルトリンク給弾式である。他のバージョンと異なる点としては、スペードグリップ(銃床を外したあとに取り付け、両手で保持しながら撃てるグリップ)になっていること、照準が円形に変更されていることと、メタルループなどにより給弾方式が改善されていることが挙げられる。排出された空薬莢や分解したリンクが、ローター(回転翼)やエンジンの吸気口に支障しないように、キャンバス・バッグ式のカートキャッチャーが付いている。

M60Dは、次の機種で使われた。ACH-47Aを除き、基本的に両側のドアに取り付けられた。

なお、サガミ・マウント (Sagami mount)は、 相模原補給廠で製作されたためにこの名がある。

[編集] 民生用バージョン

セミオートマチック(連射不可能)にしたバージョンが、アメリカ国内で市販された。連射を不可能にするために、広範囲の箇所に修正が施された。アメリカ国内においては、アルコールタバコ銃火器管理局(BATFE)により、これらはベルト給弾式自動小銃として取り扱われる。しかしながら、州法や条例は適用対象となる。

U.S.オードナンス社は、サコー社から軍用M60と、その部品の生産について許諾を受けた主要なメーカーである。しかしながら、U.S.オードナンス社は、その生産設備が軍用のために必要となるので、民生版半自動M60の販売を2006年まで延期した。民間人が新しい半自動M60を購入するためには、8,000ドルを要する。

たくさんの旧式オートマチック版が市場に流れているが、これを購入するためには多くの法的必要要件を満たさなければならない上に、費用が20,000~30,000ドル以上かかる。これは、1986年以来の、アメリカにおける自動火器の生産に対する制限に起因する。

[編集] M60軽機関銃が登場するメディア作品

[編集] 関連項目

[編集] 外部へのリンク

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