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カルロス・ハスコック - Wikipedia

カルロス・ハスコック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カルロス・ノーマン・ハスコックII世Carlos Norman Hathcock II, 1942年5月20日 - 1999年2月23日)は、アメリカ合衆国軍人狙撃手アーカンソー州リトルロック出身。ヴェトナム戦争で活躍したアメリカ海兵隊狙撃兵の中でも、最も著名な狙撃の名手。"ホワイト・フェザー"の異名で知られる。近代アメリカの軍事・警察組織における狙撃手の育成、運用についてのメソッドに大きな影響を与えた。シルヴァースター勲章パープルハート勲章を受勲。最終階級は一等軍曹。

目次

[編集] USMC入隊

1959年10月、アメリカ合衆国海兵隊(United States Marine Corps、以下はUSMCと略す)に当時17歳で入隊。これはハスコックの少年の頃からの夢だったという。

入隊後、狙撃手の適性を見出されてペンドルトン基地でその訓練を受けた後、ハワイ基地の第4海兵師団第2大隊、E中隊に配属。その後も各地の基地を転々としながら狙撃手としての能力を高めていった。この時期に既に、USMCの規定する狙撃訓練課題のひとつである"Aコース"で250ポイント中248ポイントという記録(この記録は現在も破られていない)を残し、その腕前を知られるようになっていった。

最も有名なのは1965年にペリー基地で行われた、ウィンブルドン・カップ(アメリカで最も権威のある、1000ヤード基準のライフル競技射撃大会)での優勝である。若干23歳のハスコックは、全米から集まった約3000人もの名手の頂点に立ったのである。同年、ハスコックは戦争の長期化したヴェトナムへと旅立つこととなる。

[編集] ヴェトナム戦争

現地での訓練を経て、1966年にヴェトナム戦争に参戦したハスコックは、実戦においてもその能力を存分に発揮し、NVA(北ヴェトナム軍)のあるフランス人指導将校(撃墜した米軍機の生き残った搭乗員を拷問に懸けることで知られていた人物)の狙撃に成功するなどして、精鋭揃いとされるUSMC中でも1,2を争う狙撃の名手として知られるようになっていった。

ハスコックは愛用の迷彩帽子に目印として白い羽を留めており、これがヴェトナムでの彼の異名、"白い羽("White feather"、ヴェトナム語で"Long Tra'ng du'Kich")"の由来となった。白いは一般にチキン(臆病者)の証として知られ、ハスコックもスナイパーの任務に必要な性質のひとつが臆病なまでの慎重さであると皮肉ってこれを目印にしたと考えられるが、ヴェトナム軍にとって白い羽は紛れも無く恐怖の象徴となったのである。

ハスコックがこの羽を帽子から外したのはただ一度、彼のヴェトナムでの最初の従軍期間における最後の任務となった、北ヴェトナム軍のある将軍を狙撃したときのみである。彼はその作戦において、北ヴェトナム軍の厳重な警戒下にあるジャングルを、匍匐前進を3日間繰り返しながら合計1km以上の距離を移動し、635mの距離まで敵の司令部に接近して将軍を狙撃、見事に任務を果たした。

その神業とも思える腕前を恐れたNVAは、50,000USドルという破格の賞金(通常の狙撃手の賞金は50~100ドル程度)を懸けてハスコックを狙ったが、彼の狙撃を止めることは出来なかった。ハスコックはヴェトナムを去るまでに公式記録上で93名の北ヴェトナム兵をその狙撃で射殺したが、実際にはさらに多くの敵(300名近くと言われている)を倒しているであろう事を、彼を知る多くの人々は疑っていない。

ハスコックのヴェトナムでの逸話の中で最も伝説的なものが"エレファント・ヴァレー"の戦闘である。この戦闘でハスコックは、通称""と呼ばれる地域で友軍を包囲しつつあったNVAの歩兵中隊を、スポッター(観的手、スナイパーの直近の護衛なども務めるパートナー)のジョン・バーク伍長と共にたった2人で5日間食い止め、徹底的な攻撃を加えた。将校と通信兵を最優先目標にひたすら狙撃を続け、最終的には空軍機に掃討の指示を出して交代したが、その時点でもはやその中隊は組織的行動をとる事が出来ない程の損害を受けていたという。

その他にも、NVAによるカウンタースナイパーミッション、通称"cat and mouse"も伝説のひとつであろう。ある任務において、ハスコックと彼のスポッターはNVAの将校を800ヤードの距離から仕留め、帰途に付いた。しかしNVAの真の目的は、ハスコックを自軍のスナイパーに確実に捕捉させることにあった。この将校は実はただの囮に過ぎなかったのである。帰還途中、敵に捕捉されている事に気付いたハスコックとNVAスナイパーの1対1の"決闘"は、500ヤードの距離からハスコックの放った一発で決着した。その銃弾は、NVAスナイパーのライフルのスコープを貫き、彼の眼球に命中していたという。

数多くの伝説を残したハスコックのUSMCスナイパーとしての任務に、突如として終わりの時がやってくる。1969年、2度目の従軍期間中に、ケサン郊外で彼と同僚を乗せた水陸両用車が対戦車地雷の餌食となったのである。自らも重傷を負いながらも生き残ったハスコックは、まだ車内に残っていた同僚たちの体を燃える車体から引きずり出し、7名の友軍の命を救った。しかしハスコックの払った代償は大きかった。全身の90%に火傷を負い、そのうちの半分は第三度熱傷という瀕死の重態に陥ったのである。

ハスコックは最優先で米本土テキサス州のブルック軍事医療センターに運ばれ、一時は家族と友人たちが呼ばれるほどの危篤状態に陥った。それでも13箇所もの皮膚移植手術に耐え抜き、かろうじて一命を取り留めるも、その後遺症はあまりにも大きく、もはやミリタリー・スナイパーとしての役割を果たすことが出来ないと悟った彼は第一線を退き、ヴァージニア州クァンティコにあるスナイパースクールの教官の任に着く。同僚を命懸けで救った彼の行為には数多くの賞賛と謝意が寄せられたが、ハスコックは「たまたま自分が気絶していなかっただけで、意識があれば誰もが同じ事をしただろう」と言ってこれらの一切を丁重に謝絶した(しかし、それでも度重なる周囲の推薦によって、27年後の1996年には、主に友軍の命を救った功績に対して与えられる米軍における第3位の勲章であるシルヴァースター勲章を受勲した)。

その後は自らの経験を生かし、後進の指導に力を注いでいたハスコックだったが、しかし1975年には不幸にも多発性硬化症を発症した為、1979年、米軍史上最高のスナイパーはついにUSMCからの退役を決意したのである。

[編集] 退役後

退役時、年金支給額の満額規定である勤続20年にわずか55日足りず、50%しか年金を得られなかったハスコックは、海兵隊から追い出された様に感じて落ち込んだ。その病状による傷痍軍人年金は100%支給されたこともその落胆に拍車をかけたが、後に立ち直り明るく振舞うようになった。

その後は多発性硬化症と戦いながら、徐々に悪化する病状を妻のジョーの協力で押し隠し、狙撃に関するアドヴァイスを各種の軍事・警察組織に送ったり、退役軍人会主催のイベントに参加しながら過ごした。晩年はシャークフィッシングに楽しみを見出して幸福な余生を過ごし、1999年、家族に看取られながらヴァージニア州ヴァージンビーチで56年の生涯を終えた。

[編集] 功績

ハスコックの残した功績は枚挙に暇がないが、その特殊性は狙撃という行為の性質を十分に理解した上で、それを組織全体に浸透させたことである。いわゆるカウンタースナイパー(狙撃手への対策として狙撃手を用いる)という概念を明確に確立し、狙撃手の選別・訓練におけるメソッドを組み立て、フィールドクラフト(狙撃までの接敵・移動の痕跡の隠蔽などの技術)の重要性を説く等、軍事組織が持つ狙撃についての考え方を変えさせた人物と言っても過言ではない。

個人に限ってもその技量は非常に優れたものであるが、ハスコックは「量より質」を地で行った狙撃手である。上記の通りヴェトナム戦争においてハスコックが狙撃した人数は93名であるが、これは陸軍のアデルバート・F・ウォルドロン(113名)、同じUSMCのチャールズ・B・マウィニー(103名)に次ぐ第3位に位置する。しかし彼らの狙撃の中に、ハスコックに不可能であると思われる任務はほとんど存在しないであろう。逆にハスコック以外には不可能であろうと思われるものはいくつか列挙することが出来る。その最たるものが、1967年にブローニングM2機関銃にスコープを装着して行った狙撃である。谷の向こうに陣取るヴェトナム兵を狙ったその狙撃の距離は、約2300m。この"2500ヤードのスナイピング"は長らく狙撃の最長不倒記録として、2002年にアフガニスタンカナダ軍のロブ・ファーロング兵長によって破られる(マクミランTAC-50長距離狙撃ライフルによって、2430mの距離からタリバーン兵を狙撃に成功した)まで、20世紀に君臨し続けた。さらにはこの事がフォークランド紛争時のアルゼンチン軍の戦術に影響を与え、現在のアンチマテリアルライフルの開発の契機となったのである。

後にハスコックは著書において、自らの軍歴について「私は射撃が好きだし、狩猟を愛している。しかし、殺しを楽しんだ事はどんな相手だろうと一度も無い。それは私の仕事だった。もし私が敵を仕留めなければ、彼らは私の後ろにいる沢山の子供たち──我々が海兵隊の格好をさせていた──を殺していただろう。私に選択の余地は無かった」と述べている。遠距離から、相手に反撃の余地を与えることなく命を奪うすべての狙撃手の悲哀について代弁した名言であり、彼の残した功績を知る狙撃手は皆、この言葉の意味を噛み締めながら銃爪に指を掛けるのである。

[編集] フィクションへの登場

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