枚方宿
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枚方宿(ひらかたじゅく、牧方宿)は、現在の大阪府枚方市に置かれた宿場町。
徳川家康が、慶長六年(1601年)に、東海道を大坂まで延ばし(京街道=東海道の脇街道)、岡新町・岡・三矢・泥町の四ヵ村を「枚方宿」と定めた。 枚方宿からは京都へ六里、江戸へ百二十八里、大坂へ五里。
東見付から西見付まで、東西13町1間(1447m)、道幅2間半(4.5m)。 本陣や問屋場、旅籠、茶屋が軒を並べた。
枚方宿は陸の街道だけでなく、街道とほぼ平行して流れる淀川の水運を利用した京都伏見と大坂八軒家を結ぶ「三十石船」の水上交通の中継港としても繁栄した。
この枚方宿(港)は「東海道中膝栗毛」にも登場する「くらわんか舟」でも有名。
本陣は明治3年に取り壊され、その跡地に北河内郡役所が置かれ、現在は公園(三矢公園)になっている。
また、枚方宿を代表する船宿で「ここは枚方鍵屋浦」と三十国船の舟歌にも唄われた鍵屋は、その後料亭として1998年まで営業を続けたのち、2001年に枚方市の手によって「市立枚方宿鍵屋資料館」として整備公開されている。
[編集] 関連項目
- 東海道五十三次 (東海道および京街道の宿場町の一覧を記載)
[編集] 外部リンク
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