富士写真フイルム
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | 富士フイルム、富士、富士写 |
本社所在地 | 神奈川県南足柄市中沼210 |
設立 | 2006年10月1日(富士写真フイルムは1934年1月20日) |
業種 | 製造 |
事業内容 | イメージングソリューション、インフォメーションソリューション、ドキュメントソリューション |
代表者 | 古森重隆(代表取締役社長) |
資本金 | 403億63百万円 |
売上高 | 単体:7,483億円 連結:2兆6,675億円 (2006年3月期) |
従業員数 | 9,163名(2006年4月1日現在) |
関係する人物 | 岩井勝次郎、古森重隆 |
外部リンク | www.fujifilm.co.jp/ |
富士フイルム株式会社(ふじフイルム、FUJIFILM Corporation)は、カメラ、デジタルカメラ、一般・エックス線写真用フィルムから印画紙(プリント)、現像装置などに至る写真システムの一式、複写機などのOA機器などを手がける精密化学メーカー。 略称は「富士フイルム」「富士」「富士写」など。「フジ」とカタカナ表記される事も多い。 本社は神奈川県南足柄市(登記上の本店、現在は神奈川事業所足柄サイト)と東京都港区(東京本社、実際の本社機能はこちら)に置いている。
目次 |
[編集] 概説
日本での写真フィルムはトップシェアを持つ。 デジタルカメラ分野では、FinePix(ファインピクス)シリーズや、BIGJOBシリーズがある(→富士フイルムのカメラ製品)。また、「スーパーCCDハニカム」というハニカム構造のCCDイメージセンサを開発した。
カセットテープ・MDなどのオーディオ記憶媒体製作も手がけている(AXIAブランド)。
また、レンズ設計用としては日本初のコンピュータであるFUJICを開発した企業でもある(開発者は岡崎文次)。 液晶ディスプレイに使用される偏光層保護フィルム(フジタック)は世界で80%ものシェアを誇っている(残りはコニカミノルタ)。
FIFAワールドカップの公式スポンサーである。
企業系列としては三井グループの傍流に位置し、三井業際研究所・三井綱町倶楽部に関係している。 母体となった大日本セルロイドも、その出自においては旧・岩井商店(現双日)と関係が深かったが、現在は三井系に属する。 メインバンクは三井住友銀行と横浜銀行であり、横浜銀行が全国一の地方銀行の地位を保持するのに一役買っている。
[編集] 事業所
- 本社(東京都港区)
- 工場
- 研究所・技術開発センター
- 先端コア技術研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町)
- 有機合成化学研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
- ライフサイエンス研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市)
- 解析技術センター(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
- イメージング材料研究所(神奈川県南足柄市、静岡県榛原郡吉田町)
- フラットパネルディスプレイ材料研究所(神奈川県南足柄市、静岡県富士宮市)
- グラフィック材料研究所(静岡県榛原郡吉田町)
- エレクトロニクス マテリアルズ研究所(静岡県榛原郡吉田町)
- 産業機器システム開発センター(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市、静岡県富士宮市)
- メディカルシステム開発センター (神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町)
- 光学デバイス研究所(埼玉県さいたま市)
- 電子映像商品開発センター(埼玉県朝霞市)
- 電子デバイス研究所(宮城県黒川郡大和町)
- 記録メディア研究所(神奈川県小田原市)
- ソフトウエア開発センター(東京都港区、東京都品川区、東京都中央区、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市)
- 生産技術センター(神奈川県南足柄市、神奈川県小田原市、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
[編集] 沿革
- 1934年 - 岩井商店(のちの日商岩井、現双日)系の大日本セルロイド(現ダイセル化学工業株式会社)の写真フィルム部の事業を分割して「富士写真フイルム株式会社」を設立。
- 1949年 - 東京、大阪、名古屋、各証券取引所に上場
- 1962年 - 富士ゼロックスを設立。
- 1980年 - ロゴマーク変更(1月)。「FUJI」の文字を組み合わせたマークと、ローマ字の「FUJI FILM」の文字が使用された。
- 1984年 - 会社設立50周年(記念社史「冨士フイルム50年の歩み」を発行)。ロサンゼルスオリンピックの公式フィルムに認定。
- 1986年 - 最初のレンズ付きフィルムである「写ルンです」を発売。
- 2004年10月 - 関連会社のフジカラーイメージングサービスおよび富士フイルムアクシアが統合し、富士フイルムイメージング株式会社となる。
- 2006年10月1日 - 社名を「富士フイルムホールディングス株式会社」に変更し持株会社制に移行、旧富士写真フイルムの事業を引き継ぐ事業会社「富士フイルム株式会社」を新設し、富士フイルムホールディングスの傘下に富士フイルムと富士ゼロックスを置く体制となる。これを機にCIロゴマークが変更され、永年使われた「FUJI」の組み合わせマークは廃止。ローマ字「FUJI FILM」のマークをアレンジし、FUJIのIの部分を赤と黒の2色配列として、フィルム・写真事業以外の新分野に挑戦する姿勢を打ち出すものにした。
[編集] 関連会社
- 富士ゼロックス
- 富士フイルムイメージング
- フジカラー販売(合併時には、フジカラーサービスと合併し、フジカラーイメージングサービス)、富士フイルムアクシアほか写真系卸と、フジカラーイメージングサービスの合併。いわゆる「四特」から事業継承。および、旧フジカラーサービスよりのラボ事業の継承。
- 富士フイルムイメージテック
- 旧フジカラーイメージングサービスより、B2B部門の分離。
- 富士写真光機より社名変更。TVカメラレンズ、ファイバースコープ大手。
- フジカラーホールディングス
- ジャスフォート
- 富士フイルム グラフィックシステムズ
- プロセス資材、富士フイルム印刷システム部営業部門の合併。国内最大の印刷材料商社。
- 富士フイルム エレクトロニックマテリアルズ
- 富士フイルム・オーリン→富士フイルム・アーチより社名変更。半導体製造用フォトレジスト等販売。
- 富士フイルムメディカル
- 千代田メディカルを吸収合併。医療用X線装置、フィルム等販売。
- 富士フイルム ビジネスサプライ
- 用紙、産業用フィルム、事務機販売。ノーカーボン紙「感圧紙」、インクジェット用紙「画彩」発売元。
- 富士フイルムテクノプロダクツ
- 機械製造系子会社5社の大同合併
- 富士フイルム プレゼンテック
- 自グループの広告宣伝物制作、印刷、写真ギャラリー運営。
- 富士フイルム九州株式会社
- フジタックの生産。
ほか
[編集] テレビCM
[編集] FUJICOLOR
長く続くロングランCMであり、樹木希林の出演で親しまれている。樹木は悠木千帆時代の1970年代から30年以上にわたり富士フイルムのCMに出演してきた。
また、毎年年末年始には恒例の「お正月を写そう」CMが放送される。
2004年4月より「長瀬店長シリーズ」を好評放送中、現在まで20本以上制作されている。
なお、2006年にはANAとのタイアップで中国・上海でのロケも行われた。
(過去の出演者)
- 岸本加世子 - 1980年代~2003年、店長役(2004年「お正月を写そう」を最後に降板)
- 観月ありさ - 1994年~1998年
- 田中麗奈 - 1998年~2003年(2004年「お正月を写そう」を最後に降板)
- ザ・ドリフターズ - 2000年「お正月を写そう」(田中麗奈と七福神役で共演。最終メンバー5名に荒井注を入れた計6人で全員集合を果たすが、CM放送後に荒井が逝去)
- 藤原紀香 - 2001年「お正月を写そう」
- 永瀬正敏 - 2002年「お正月を写そう」※サントリー「BOSS」とのタイアップ
- 布袋寅泰 - 2002年「お正月を写そう」※サントリー「BOSS」とのタイアップ
- Gackt - 2002年~2003年
- タマちゃん(アザラシ) - 2003年「お正月を写そう」
- 須賀健太 - 2006年夏「プリントし忘れ」編の少年役
[編集] 写ルンです
発売時から1990年代までは多彩なタレントが出演してきたが、現在は「長瀬店長シリーズ」で統一されている。
- 樹木希林(2000年~)
- 長瀬智也(2004年~)
- 堀北真希(2004年~)
(過去の主な出演者)
[編集] デジタルカメラ「FinePix」シリーズ
- 蛯原友里 - FinePix F,Zシリーズ(2006年~)
(過去の出演者)
- 鈴木一真 - FinePix50i(2001年)
- 市川実日子 - FinePix50i(2001年)
- 竹野内豊 - FinePix420,F700,F710,F440,F450(2003年~2004年)
[編集] instax mini「チェキ」シリーズ
現在は終売。
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[編集] その他の商品
- 爆風スランプ - AXIAオーディオテープ(1989年~1990年)
- 反町隆史 - EPION(1997年~1998年)
- マリア・ブッテルスカヤ(元フィギュアスケート選手、ロシア)- DVD「きれい録り」(2003年)
- 上戸彩 - DVD「きれい録り」(2004年)
- 少年隊 - ケータイプリンタ「Pivi」(2004年)
ほか
[編集] FUJIFILM企業CM
商品の他に、コーポレートブランド「FUJIFILM」の企業メッセージCMも制作されており、著名人が一人ずつ出演している。
[編集] PHOTO IS
2005年から展開中。写真にまつわる思い出を語っている。BGMはジョン・レノンの"イマジン"のピアノインスト。
[編集] あしたに続く写真
2004年より1年間展開された。
- 宮里藍(プロゴルファー、2004年)
- 田中マルクス闘莉王(プロサッカー選手、2004年)
- 古田敦也(プロ野球・ヤクルトスワローズ選手、2005年)
- 村治佳織(ギター奏者、2005年)
- 三浦知良(プロサッカー選手、2005年)
[編集] NO PHOTO, NO LIFE.
2004年~2005年。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」とのタイアップ。坂本龍一をはじめ、UA、中村達也、谷中敦といったミュージシャンが出演した。
[編集] 「一枚の写真」シリーズ
[編集] 関連項目
- サッカー日本代表(オフィシャルスポンサー)
- FIFAワールドカップ(オフィシャルスポンサー)
[編集] 外部リンク
- 富士フイルムホールディングス
- 富士フイルム
- 富士フイルム(フラッシュ版)
- FinePix.com(デジタルカメラ総合情報サイト)
- 写真画質はこうして創られる−フィルムからデジタルまで−
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