菊陽町
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菊陽町(きくようまち)は、熊本県中部にある町で、菊池郡に属する。
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[編集] 地理
熊本市の北東側に隣接する町。熊本市の中心部まで約15km程度、列車で30分、バスで約50分で移動できることからベッドタウンとしての性格が強まり、人口が増加している。特に住宅地「光の森」の分譲が始まってから、町の人口増加率は熊本県内の自治体としては最も高い数値を示す(2003年10月1日~2004年9月30日までの人口増加率は4.43%。また、2005年度国勢調査でも、人口増加率が14%超で全国市町村11位)。
町の中南部を白川が西流する。
[編集] 隣接している市町村
[編集] 歴史
[編集] 町の歴史(近現代)
- 1914年6月 豊肥本線が開通、三里木駅開業
- 1920年7月 原水駅開業
- 1971年4月 熊本空港開港
- 1987年3月 サンリー菊陽寿屋開業
- 1992年4月 菊陽バイパス開通
- 1998年6月 さんさん公園開園
- 1999年3月 国体道路南北線・東北線開通
- 2001年10月 ソニーセミコンダクタ九州熊本工場稼動
- 2002年1月 新免許センター開業
- 2002年5月 寿屋破綻により、サンリーの営業がジャスコに引き継がれる
- 2004年4月 人口3万人突破
- 2004年6月 ゆめタウン光の森開業
- 2004年10月 熊本北郵便局開業
- 2006年10月 富士フイルム九州新工場稼動
[編集] 行政区域の変遷
- 1889年4月1日 町村制施行により、現在の市域にあたる以下の町村が発足。
- 1896年4月1日 郡制施行により、合志郡を菊池郡に編入。
- 1955年4月1日 津田村・原水村・白水村が対等合併し、菊陽村が発足。
- 1969年1月1日 菊陽村が町制施行し、菊陽町となる。
[編集] 行政
- 町長:後藤三雄(2006年10月~)
- 前町長冨永清次は7期28年の長期に渡り町長を務めた。
[編集] 平成の大合併
周辺の合志町・西合志町・大津町と合併し、2005年に東熊本市として市制を施行するべく法定協議会を設けていたが、菊陽町が協議会から離脱したため2004年10月に協議会の休止が決定され、合併不成立に終わった。当面は合併の予定はなく、単独町政を継続する方向を示している。
[編集] 主な施設
- 熊本県運転免許センター(三里木駅からバス路線が設けられている。土曜休。)
- 熊本北郵便局
- 総合交流ターミナルさんふれあ(杉並木公園内に設けられている、温泉を核とする施設)
- 町立図書館
- 町立体育館
- 中央公民館
- 三里木町民センター
- 西部町民センター
- 東部町民センター
- 南部町民センター
[編集] 経済
2002年度町内総生産952億円。
[編集] 菊陽町に本社を置く主要企業
- 阿蘇製薬
- 富士フィルム九州
- アラキタクシー
[編集] 農業
主に菊陽町の南部及び東部では農業が盛んである。特に南部の白川周辺域は熊本都市圏に於ける地下水涵養に重要な役割を果たす事から、地下水保全の為に2004年熊本市及び大津町と共に、休作中の畑田に水を張る農家に助成金を払うという「白川中流域における水田湛水推進に関する協定」を結んだ。また、にんじんは国から産地指定を受けており、『熊本長人参』『菊陽人参』などのブランドで全国に出荷している。
- 主な特産品
- にんじん(フルーツニンジン)
[編集] 工業
1987年1月から東京エレクトロン九州熊本工場が稼動していたが、2002年第2テクノパーク(後にセミコンテクノパークに改称)にソニーセミコンダクタ九州が工場を稼動させてからは、半導体関連企業の進出が相次いだ。特に都築紡績熊本工場跡に建設された富士フイルム九州工場がその最たる物である。半導体工場の進出が相次いだ理由としては、工場に必要な地下水が豊富である、熊本空港及び九州自動車道熊本インターが近く交通の便が良い、中国や韓国などに近くアジア戦略の拠点となりやすい事などが挙げられる。
- 主な工場
- 東京エレクトロン九州熊本工場(現熊本事業所)
- ソニーセミコンダクタ九州熊本工場
- 富士フイルム九州工場
[編集] 商業
1980年代前半には隣接する熊本市武蔵ヶ丘にムサシプラザ、ニコニコドー武蔵ヶ丘店、寿屋楠店(現在全て閉店)、或いは熊本市内中心部の鶴屋などがあり、町民は地元の商店で揃わない物はそこまで買いに出かけていたが、1987年寿屋菊陽店(サンリー、現ジャスコ菊陽店)が開店してからは市内に出かける事も少なくなった。寿屋が実質倒産した後、菊陽店は寿屋系列の中でも売り上げが高い方であり宇土店・玉名店などと同じく中心店舗の一つであっため寿屋の店舗が次々閉鎖される中、宇土店・玉名店と共にジャスコ(AEON)が買い取り再オープンした。だが、2004年、熊本県住宅供給公社が開発を進めていた光の森に約120のテナント及びシネコンを揃えたゆめタウンが開店して、光の森に飲食店・ファッション関係の店などが数多く進出しジャスコ菊陽店は押され気味になっている。
- 主な商業施設
- ジャスコ菊陽店(サンリー)
- スポーツ施設「アスパ(ASPA)」も併設。熊本都市圏では数少ないスケート可能な施設(他にはアクアドーム熊本のみ)。
- ゆめタウン光の森
- →詳細はゆめタウン光の森の項目を参照
- ハンズマン菊陽店(2007年秋オープン予定)
[編集] 通信環境
[編集] ケーブルテレビ
- 熊本ケーブルネットワーク(KCN)
※サービスエリアは光の森周辺部。これまで熊本市のみだったサービスエリアが、光の森の発展に伴い2005年から周辺地域に拡大している。
[編集] インターネット
※但し、町東部(原水駅周辺など)はこれらのサービスエリア外となっている。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 地域
[編集] 健康
- 平均年齢 - 40.0歳(2005年:県内で最も低い)
- 年齢中位数 - 38.4
[編集] 教育
[編集] 大学
- 尚絅大学(敷地の一部が菊陽町にかかっている)
[編集] 短期大学
- 尚絅短期大学(敷地の一部が菊陽町にかかっている)
- 熊本県立技術短期大学校
[編集] 中学校
- 町立
- 菊陽中学校
- 武蔵ヶ丘中学校
[編集] 小学校
- 町立
- 菊陽中部小学校
- 菊陽南小学校
- 菊陽北小学校
- 菊陽西小学校
- 武蔵ヶ丘小学校
- 武蔵ヶ丘北小学校
[編集] 交通
[編集] 空港
- 滑走路の殆どは菊陽町(ターミナルビルは益城町)。
[編集] 鉄道
[編集] バス
[編集] 路線バス
- 町内では、週2日上記2社のバスを利用したコミュニティバスを運用している。
[編集] 高速バス
最寄のバス停は武蔵ヶ丘停留所又は松の本停留所(どちらも熊本市)。 特に武蔵ヶ丘停留所は、熊本交通センターを発着とする福岡・小倉、本州方面行き全ての高速バスが停留する。
[編集] 道路
[編集] 高速道路
九州自動車道が町の西部を通っているが、町内に施設はない。最寄りインターチェンジは熊本インターチェンジ。
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
- 熊本県道30号大津植木線
- 熊本県道36号熊本益城大津線
- 熊本県道49号熊本大津線
[編集] 一般県道
- 熊本県道103号熊本空港線
- 熊本県道138号辛川鹿本線
- 熊本県道145号瀬田熊本線
- 熊本県道207号瀬田竜田線
- 熊本県道209号曲手原水線
- 熊本県道311号新山原水線
- 熊本県道316号住吉熊本線
- 熊本県道337号熊本菊陽線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 名所
- 菊陽杉並木公園さんさん(総合交流ターミナルさんふれあ)
[編集] 旧跡
- 鉄砲小路
- 眼鏡橋(井口・入道水・上津久礼地区)
- 馬場楠井手の鼻ぐり
[編集] 祭り
- 御法使祭り(神輿を担いで地区内を廻り、最後には神輿を破壊する奇祭。菊陽町・西原村・益城町にある12地区が1年毎に持ち回り)
[編集] 菊陽町出身の有名人
[編集] その他
[編集] 外部リンク
- 熊本県の自治体
-
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