ロックマンX3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロックマンX3』( - エックス3)は、カプコンが発売したアクションゲームである。1995年にスーパーファミコン用のソフトが発売された後も、他機種で発売がされたゲームソフトである。
シリーズ第三作。1995年の発売後、さらに1996年にプレイステーション、セガサターン用として発売された。3DO版の発売も予定されていたが、結局中止となる。今作のみライドアーマーを転送装置から取り出し、アイテムを取る事で4種類から1種類を選び使用する事が出来る。本作では条件付きでゼロも使用可能(→ゼロチェンジ)。アーマーパーツを装備した後、さらなる追加能力を4つの内ひとつだけ持たせられる「チップ」システムを導入した。ただし、ある条件を満たすと4つのチップ能力をすべて持ち合わせた「ハイパーチップ」が入手できるため、意味を為していないという者が多い。
ザコ敵が固い、ボスのアルゴリズムが単調(体当たりが多い)、ヘッドパーツ効果・中ボス撃破時などの演出がリズムを悪くするなどの理由から、SFC作品の中では少々評価が低い。しかしながらSFC作品としては最もボリュームのある内容であり、作品全体を漂う重厚なムードは独特の魅力を持つ。隠しボスや複数のエンディングなど新しい試みがある。
PS、SS版にはアニメーション、主題歌が挿入されている。さらに、Windows版でも発売されているため、合計4つのハード機器で出されている。2000年にはPlay Station the BEST版が発売された。だがゲームバランス、音源が改悪気味である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
ゼロはイレギュラーハンターに復帰。第0特殊部隊の隊長となり、エックスらと共にイレギュラーの掃討を続けていた。その頃、レプリロイドの科学者であるドップラー博士は研究によって、イレギュラーの原因は「Σウイルス」と呼ばれる特殊なプログラムであることをつきとめ、その抗体ウイルスを開発した。その結果イレギュラーは消え、世界には平和が訪れた。更にドップラー博士は人間とレプリロイドが共存する平和都市「ドッペルタウン」を作ると宣言し、人間、レプリロイド双方の多くの支持を得るまでに至った。
しかし数ヵ月後、ドップラー博士の抗体ウイルスを注入されたレプリロイド達が突然反乱を起こした。しかもその指揮をとっていたのは、あのドップラー博士だという。イレギュラーハンターは博士をイレギュラーと断定し、エックスとゼロにも出撃命令が下った。
[編集] キャラクター
エックス、ゼロ、Dr.ケイン、ライト博士、シグマ、VAVAの詳細については、主要キャラクターの項を参照。
[編集] イレギュラーハンター
イレギュラーハンターとして前線で活動している者以外に、彼らのサポートを務める者も含む。
以前の活動や詳細についてはロックマンX、ロックマンX2を参照。
- エックス
- 第17部隊の隊長として日夜イレギュラーの掃討を続けていた所に、今回の事件が起こる。
- ゼロ
- Dr.ケイン
- イレギュラーハンターを組織したレプリロイド工学の第一人者であり、シグマの製作者。本作では、エックスとゼロに指令を与える役を担う。
- ライト博士
- 本作も各地に設置されたカプセルから、エックスにパワーアップパーツを与えてサポートをする。
[編集] イレギュラー
- シグマ
- 元イレギュラーハンター第17特殊部隊隊長。
- 前回の戦いで消滅したと思われていたが、彼の正体であるシグマウイルスという悪性のプログラムウイルスとして、Dr.ドップラーを洗脳し支配下に置くことで戦いを暗躍する。最後の戦いではDr.ドップラーに研究、開発させていた究極のボディを纏い、カイザーシグマとしてエックスに立ちはだかる。
- Dr.ドップラー
- 老人科学者型レプリロイド。人類とレプリロイドが共存する平和な世界を目指し、機械・コンピュータ・ネットワークについての研究を行っていた。シグマウイルスを研究中、自らが感染しイレギュラーになってしまう。その後自らを戦闘用レプリロイドに改造、彼が建設したドッペルタウンに集めたレプリロイドをイレギュラー化、人間社会に宣戦布告を行う。レプリロイドでありながら、人間であるケイン博士とは友人だった。
- 彼はX3以前にカードダスオリジナルストーリーである「メガミッション」に登場している。メガミッション自体はシリーズ内では半ばパラレルワールド扱いであるものの、その独特の世界観や設定に魅了された一部ファンからは、本編との違いに驚くと共に惜しむ声もあった。
- VAVA(ヴァヴァ)
- 元イレギュラーハンター第17特殊部隊所属でエックスとゼロの元同僚。
- X1ではゼロの捨て身の行動でライドアーマーを壊され、エックスにより倒されたが、本作でDr.ドップラーの手により「VAVA.MkII」として蘇った。エックスへの復讐のため、得意とするライドアーマーとの連携によってエックスたちに立ちはだかる。ちなみにドップラーに対しては、復活させてくれたことには感謝しているが、命令に従うつもりはない、とのこと。
- マック
- ドップラー軍団の一員で、元イレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊員。突如行方不明になったが、ドップラー軍団のイレギュラーハンター司令部襲撃に参加。ドップラー博士の命令でエックスを捕らえようと捕獲には成功するが、救助に来たゼロにエックスは救出され、マック自身も破壊される。
- 彼はゲーム内では典型的かませ犬であり、完全な脇役なのだが、一部では未だに根強い人気を保っている。その要因として大きいのが、X3・OPステージでエックスと彼が顔を合わせた際にエックスが言った「きみは、ゆくえふめいになっていた マックじゃないか。」というセリフにある。このセリフは、久々に姿を現しておきながら仲間を裏切り、その上すぐに返り討ちにあうという、後にも先にもない間抜けな最後の状況を形成している。故に彼自身の存在感は異質になり、それが今なおコアな人気を持つ要因にもなっているのである。
[編集] ナイトメアポリス
ナイトメアポリスとは、世界中の優れたロボット達を参考にドップラー博士が開発した、ドッペルタウン警備用レプリロイドの総称である。ヴァジュリーラFF、マンダレーラBBの2人によって構成されている。
- ヴァジュリーラFF
- 世界中のレプリロイドの長所を参考に作られており、機動性を重視されている。冷静沈着で丁寧な言葉遣いの裏に揺るがない自信とプライドが窺える。公式イラストでは盾を装備しているが、戦闘では使用しない。ステージ中に乱入ボスとして出現し、エネルギー弾・剣を構えての突進・捕捉弾で戦う。
- 名称は、ヴァジュラが元になっている。奥の手としてマンダレーラBBと合体が可能。
- マンダレーラBB
- ゴッドカルマシーン・O・イナリー
- ヴァジュリーラFFとマンダレーラBBが合体した姿。O・イナリー自身は移動せず、ロケットパンチ、剣からの衝撃波、両手からのエネルギー弾で戦う。名称は、お稲荷様が元となっている。ヴァジュリーラかマンダレーラのどちらか一人だけでも変身は可能。
[編集] ボスキャラクター
[編集] 8大ボス
斜体は異名
- 水龍のプレジデント アシッド・シーフォース
- 影の飛忍 エクスプローズ・ホーネック
- スズメバチ型レプリロイド。元イレギュラーハンター第0特殊部隊の副隊長であり、ゼロの部下にあたる。慎重に任務を遂行するクールガイ。ドップラーからの招待状がゼロに届いた時、多忙だったゼロの代わりにドッペルタウンに訪れ、その際にイレギュラー化させられる。X6ではメタルシャーク・プレイヤーによって不完全ながらも再生された。
- レスキュー発電所 エレキテル・ナマズロス
- 発電用のナマズ型レプリロイド。体内に高性能発電装置を内蔵しており、災害、緊急対策時に移動発電所として活躍していた心優しいレプリロイド。ドップラーにドッペルタウンに招待されイレギュラー化され、性格も豹変し電力管理センターを制圧した。外見に似合わず弱点の特殊武器が無い場合はX3の8大ボスでは屈指の強敵。
- 本編とは関係ないが、移植版で挿入されるナマズロスのアニメーションでは、後姿のみであるが本家ロックマンシリーズのライトットらしきロボットが登場している。
- 七つの海の破壊神 シザーズ・シュリンプァー
- 戦闘用小海老型レプリロイド。手をつけられないほど凶暴で、ワガママ。敵味方関係なく攻撃する為に封印されていたが、何者かの手によって目覚める。反乱後は造船所を占拠した。
- ジャングルの守護神 シャイニング・タイガード
- 鋼鉄のリベンジャー グラビティー・ビートブード
- 元イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属。カブトムシ型レプリロイド。兄弟レプリロイドで、兄であるブーメル・クワンガーを破壊したエックスを恨み、姿をくらます。エックスに復讐する絶好の機会としてドップラー博士の反乱に加わり、空軍の空母を奪取した。
- 白銀の雪男 フローズン・バッファリオ
- バッファロー型スキー場整備用レプリロイド。絶対零度の中でも活動できる。ドップラーにドッペルタウンに招待されイレギュラー化、某都市を氷結し機能をストップさせる作戦を指揮した。元は穏やかな性格で、素手で氷アートを作成する芸術家でもある。
- 地底のバーバリアン スクリュー・マサイダー
[編集] 大ボス
- マオー・ザ・ジャイアント
- オープニングステージのボス。外見からは想像し難いが、元々はドッペルタウンの平和のシンボルとして作られた超大型メカニロイド。両腕に搭載された巨大鉄球を武器に、イレギュラーハンター本部を襲撃した。
- プレス・ディスポーザー
- 特定の条件を満たすことで、ナイトメアポリスの代わりに登場する隠しボス。象型のスクラップ処理用メカニロイド。鼻部分から強酸を飛ばし、耳と思われる部分からマジックハンドを射出するほか、天井からはスクラップの塊が落とされる。鼻部分が破壊されると強酸が漏れ出し、床が強酸の海となる。
- ボルト・クラゲール
- 特定の条件を満たすことで、VAVAMk-IIの代わりに登場する隠しボス。海月型の巨大メカニロイド。水で満たされた部屋で、誘導ミサイルや拡散弾を発射するほか、触手を飛ばして攻撃する。
- カイザーシグマ
- シグマがドップラーを洗脳して作らせた究極のボディ。誘導ミサイル、ビーム、爆弾で猛攻をかけてくる。巨体のため素早い動きはできないが、それを補って有り余る攻撃力を持つ。
[編集] 中ボス
- シュリケイン
- シグマウィルスが手裏剣型に実体化したもの。前作のチョップレジスターのような存在。ゲンジーボによって生み出される。回転しながら部屋の中をアトランダムに飛びまわり、エックスを追い詰める。
- キャリーアーム
- ドップラー軍の戦艦と共に現れ、物資を補給する。キャリーアーム自身は攻撃せず、補給される物資をひたすら破壊し続ければ戦闘は終了する。なお、特定のステージをクリアしていると登場しなくなる。
- ホタリーカー
- ホタルイカ型メカニロイド。爆雷と誘導魚雷、2本の触手で攻撃する。なお、触手は先端部分以外に当たり判定がない。
- ヘルクラッシャー
- エネルゲン水晶採掘用の大型メカニロイド。レプリロイド状の上半身と戦車状の下半身に分離することができ、下半身は攻撃を受け付けない。腕と下半身に搭載されたドリルで攻撃する。下半身による体当たりはエックスを壁から叩き落す。なお、分離した際の下半身には乗ることが出来る。
- ワームシーカーR
- ムカデ型メカニロイド。地面と天井を往復し、時折バウンドする爆弾をばら撒く。頭部以外は攻撃を受け付けない。エックスの立つ位置によっては、地中からいきなり体当たりを仕掛けてくる。
- REX-2000
- X1で登場したD-REXの歩行機能を強化し、ライドアーマータイプに改良したもの。D-REXと違い、搭乗者を必要とする。トゲつきの吊り天井の部屋で戦うことになり、一定の時間が経つと搭乗者が破壊され、道がふさがれてしまう。こうなると先に進めないため、自滅するしかない。
- 名称不明
- ドップラーステージに到達する前にゼロが使用不能になっている場合、REX-2000を倒した後で登場する謎のメカニロイドで、ある意味隠しキャラ。吊り天井を下げる役目を持つが、移動や攻撃はしてこない。
- モスキータス
- 特定の条件を満たすことで、ドップラーステージ2に登場する隠しボス。蚊型メカニロイド。部屋の中を素早く飛び回りながら、敵を捕らえてエネルギーを吸う。また、床のタンクからエネルギーを吸うことで体色が変化する。エネルギーを吸われたタンクからはガスや炎が出る。
[編集] 特殊武器
初期装備のエックスバスター以外に8ステージの各ボスを倒すと、そのボスが所有する特殊武器を入手できる。また、その殆どはアームパーツの入手によりチャージが可能になる。
左が入手する特殊武器名、右がそれを所有するボス名。
- パラスティックボム - エクスプローズ・ホーネック
-
- 通常
- 針付き爆弾を発射する。命中した敵の種類によって、効果が3種類に変化する。弱くて地形から離れない敵には貼りついて動きを止め、一定時間後に自爆させる。それ以外の弱い敵には貼りついた後、他の敵に突進させ、その敵を巻き込んでダメージを与える。それ以外の敵にはダメージを与えるだけで、攻撃力も低い。パラスティックボムが貼りついた敵にエックスが触れても、ダメージを受けない。他の敵を巻き込む場合、周囲に敵がいない場合はその場をしばらく漂った後、自爆する。
- チャージ
- チャージが完了すると、武器ボタンを押している間、エックスの周囲に4つの照準が現れ、それぞれが近くの敵を1体ずつロックオンして、追尾機能を持つ蜂型爆弾を自動的に発射する。攻撃力は低い。
- フロストシールド - フローズン・バッファリオ
- この武器によって倒した敵は体力回復アイテムを落としやすくなる。
- 通常
- 氷の矢を発射する。敵や地形に当たると砕け、大きな十字型まきびしに変化し、それに触れた敵にもダメージを与える。まきびしは、一定時間経つか、敵に当たると消える。十字ボタンの上下を押す事で軌道を少し調整できる。画面内に2つまでしか出せない。水中で使用すると、矢が大きくなって当たり判定が増す。
- チャージ
- バスターに氷の盾を装着する。敵や弾に数回当たるか、一定時間経つと砕ける。水中で使用すると、目の前に氷の塊を作る。塊は段々と浮かんでいき、足場として使える。
- バグホール - グラビティー・ビートブード
-
- 通常
- 小型ブラックホールを発生させる弾を放つ。弾やブラックホールそのものには攻撃能力は無いが、ブラックホールが3秒間、画面内の敵を振動で攻撃し、敵の残骸や弾を吸い込んで消える。敵や弾を吸い込むことで、ハイパーチャージのエネルギーが回復する。しかしダメージを与えられるのは、小型の特定の敵に限られる。
- チャージ
- バグホールの弾を真上に飛ばし、画面上の敵を画面外に吹き飛ばすという、より強力な全体攻撃。また、特定の足場を上に持ち上げることも出来る。
- アシッドラッシュ - アシッド・シーフォース
- この武器によって倒した敵は武器回復アイテムを落としやすくなる。水中では使えない。
- 通常
- 強酸を含んだ弾を発射する。地形に当たると小さく4つに分裂して前後に酸を撒き散らす。十字ボタンを押しながら撃つ事で、真上や真下にも撃てる。敵によっては、これを当てると動きが止まるものがいる。
- チャージ
- 大きくなった弾を2つ発射する。バウンドしながら進み、壁に当たると跳ね返る。敵に当たるか、5回地形に当たると消滅する。
- トライアードサンダー - エレキテル・ナマズロス
-
- 通常
- 3つの弾を帯電させた三角形のバリアでエックスを取り囲む。電気のバリアを発生させた後、バリアは消滅し、弾はそれぞれの方向に貫通ビームを放つ。バリア消滅前に武器ボタンを押すとバリアの形が逆三角形になり、時間延長される。最高4回までバリアを張れるが、その分のエネルギーも消費する。
- チャージ
- 地震を発生させて画面全体を攻撃し、さらに帯電した2つの玉を左右に放って地を走らせる2段攻撃。攻撃は地形に触れていない敵にも効果を与える。この際、画面内に特定の岩等があるとそれを破壊することができる。空中で出そうとした場合、着地と同時に発動する。
- スピニングブレード - シザース・シュリンプァー
-
- 通常
- 超高速回転する2枚の円盤状のカッターを、斜め上下にブーメランのように放つ。円盤は中距離進むと、上下対称にUターンして後ろに飛んでいく。
- チャージ
- ヨーヨー状の巨大な円盤状カッターを発射する。中距離進むと止まり、一定時間経つと戻ってくる。戻る前に十字ボタンの上下を押すと、その方向に曲がり、エックスの周りを1回転する。
- トルネードファング - スクリュー・マサイダー
-
- 通常
- 攻撃力はかなり低いが、標的に連続してダメージを与える事の出来るドリルを放つ。当たると敵の動きを一瞬止められる。特殊な壁を破壊する事も可能。画面内に3発まで発射可能。ドリルは1本ずつ出るが、画面に1本しか出ていない状態では一度に2本出る。
- チャージ
- バスターにドリルを装着する。チャージが完了すると自動的に発動し、武器ボタンを押し続けると、エネルギーが切れるまで突き出し続ける。使用中に壁につかまると、腕のドリルが壁に刺さって静止できる。ダメージを受けると中断される。エネルギー消費がかなり激しい。
- レイスプラッシャー - シャイニング・タイガード
-
- 通常
- 角度を5方向に変化させつつ、光の弾を連続発射する。
- チャージ
- 上空にカプセルを放ち、そこから光の弾を乱射する。カプセルにも攻撃能力があり、通常以上の攻撃力を持つが、これが敵や敵の弾に当たると砕けてしまう。
[編集] パワーアップパーツ
本作ではパワーアップパーツの他、さらなる機能強化を施す「チップ」という要素が追加された。チップは4つ(もしくは5つ)あり、最大1つしか入手できない。また、特定の条件を満たすことで特殊な攻撃が使用可能になる。
フットパーツとアームパーツを揃えると梯子の昇降速度が上がる。さらに全パーツを装備すると武器エネルギー消費量が軽減される。
[編集] ノーマルアーマー
- ヘッドパーツ
- 『アイテムレーダー』機能が備わる。パーツ装備時、ステージ開始時にステージのマップとアイテムの位置を簡易表示する。ただし開始時に必ず表示される(8大ボスステージ限定)上、スキップができないためにリズムを崩すという不満点も挙げられている。
- フットパーツ
- 空中で左右に向かうエアダッシュに加え、上方に向かう『ヴァリアブルエアダッシュ』が使用可能になる。
- ボディパーツ
- ダメージを受けたときに、一定時間防御フィールドの『ディフェンスシールド』が発生するようになる。バリア発生中はダメージを半減する。
- アームパーツ
- チャージ段階が1段階アップし、2発分チャージすることによって連続で撃ち出すダブルチャージショットが使用可能になる。さらに1発目のチャージショットに2発目のチャージショットを重ねることで、拡散ショットの『クロスチャージショット』を放つことができる。しかし、攻撃範囲が増した分、単体に対しての威力は低下する。特殊武器のチャージも可能になる。
[編集] チップ
- ヘッドチップ
- 自動回復機能が備わり、じっとしているとライフが自動で回復するようになる。ライフ満タン時には、サブタンクのエネルギーが補充される。
- フットチップ
- ダッシュジャンプ、エアダッシュ、ヴァリアブルエアダッシュを最大2回まで組み合わせて使用可能になる。
- ボディチップ
- ディフェンスシールドの効果が強化される。
- アームチップ
- ダメージを受けたときにそのエネルギーを蓄積し、そしてエネルギー満タンになることで、チャージショットを最大14連発で発射できるようになる『ハイパーチャージ』が使用可能になる。
[編集] 裏アイテム
- ハイパーチップ
- 全てのチップの能力を併せ持つことができる。パスワードで記録できない。エックスの姿が金色に輝くようになる。
- ビームサーベル
- 条件を満たすと、ゼロの武器をエックスが使用できるというもの。アームパーツを装備していない状態で受け取った場合はその場で切り裂く攻撃に、装備している状態ではその場で切り裂きながら衝撃波を飛ばす攻撃になる。威力はゼロのものよりも強力で、その場で斬るよりも衝撃波の方が威力が高い。使用上の制限は特になく、フルチャージすればいつでも使用できる。パスワードで記録が可能。
- X1は波動拳、X2は昇龍拳だったため、X3では竜巻旋風脚の登場を予測、希望するファンも多かった。そしてこの願いは、後のX8にてゼロの技である「旋風脚」という形で果たされることになった。
[編集] ゼロチェンジ
本作では、ゼロを任意の場所で呼び出すことが可能。エックスに代わってプレイヤーとして使うことができる。4段チャージ、ビームサーベルといった強力な武器を使うことができるが制限も多く、あくまでサブキャラ的な位置だった。
主な制限 | |
---|---|
|
|
[編集] ライドアーマー
エックスが搭乗して操作する事の出来るロボット。各ステージにある特殊なパネルに乗ることで、後述する最大4種類のライドアーマーを召喚できる。ライドアーマーの自由度を増やすために設置されたと思われるが、ステージ攻略に必須ではない、使用場所が極端に限られているなど、要素としてあまり存在意義を見出せなかった。結局、後のシリーズ作品にこのパネルは登場していない。
- キメラ
- 基本となるライドアーマーで、これを手に入れていないとライドアーマーを召喚することができない。(これは他の3種がキメラにパーツを取り付けたものであるため)攻撃は前方へのパンチのみ。X1に出てきたライドアーマーとほぼ同じ性能で、他の3種類に比べるとクセがないので使いやすい。
- カンガルー
- 赤いライドアーマー。X2のライドアーマーの性能を引き継いでおり、デザインも似ている。ただしホバー能力はない。攻撃はパンチに加え、ボタンを押しっぱなしにすることによって腕のドリルが回転し、攻撃判定を保ったまま待機する。そしてボタンを離すとリーチの長い突き(スピニングクロー)を繰り出す。
- ホーク
- 空中戦を想定されたライドアーマー。攻撃は両腕から発射するミサイル。射程が長く、他のライドアーマーと比べると遠距離戦に長ける。空中でジャンプボタンを押しっぱなしにすることによって、ホバーを使って浮き上がることができる。
- フロッグ
- 他のライドアーマーとは異なり、唯一の水陸両用のライドアーマー(他のライドアーマーで水中に入ると壊れてしまう)。攻撃は誘導性能を持つ魚雷。歩行による移動ができず、移動は専らジャンプで行うことになる。陸上ではやや扱いづらいものの、水中ではジャンプが高くなる上、ダッシュボタンで最大6回のジャンプが可能。
[編集] COM専用機
- DRA-00
- 廃工場ステージでVAVAが操るライドアーマー。黒いカラーリングのカンガルーと考えられるが、スピニングクロー等が使用可能かは不明。作中では体当たりしながらのパンチ攻撃しかしてこないが、その一撃はエックスを壁から叩き落すほどの攻撃力がある。
- ブラウンベア
[編集] 主題歌
プレイステーション版とセガサターン版に収録されている。
[編集] オープニングテーマ
- 『One More Time』
- 作詞:許瑛子 作曲:羽場仁志 編曲:富田素弘 歌:渋谷琴乃
- ゲーム版とフルサイズでは歌詞や音程が異なる。
[編集] エンディングテーマ
- 『I'm Believer』
- 作詞:mayumi 作曲・編曲:su'zuki 歌:渋谷琴乃
ロックマンシリーズ | |
---|---|
ロックマン - Xシリーズ - DASHシリーズ - エグゼシリーズ - ゼロシリーズ - ゼクス - 流星のロックマン | |
各個別タイトル・関連項目 | |
ロックマン: | 初代 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - ロックマン&フォルテ - ロックマンロックマン メガワールド - ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者 |
X: | X - X2 - X3 - X4 - X5 - X6 - X7 - X8 - サイバーミッション - ソウルイレイザー - コマンドミッション イレギュラーハンターX - メガミッション - メガミッション2 - メガミッション3 |
エグゼ: | エグゼ - エグゼ2 - エグゼ3(BLACK) - エグゼ4 - エグゼ4.5 - エグゼ5 - エグゼ5DS - エグゼ6 - バトルチップGP - N1バトル - トランスミッション |
その他: | 漫画版 X - アニメ版 エグゼ - メットールシリーズ - 有賀ヒトシ |