ロックマン6 史上最大の戦い!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロックマン6 史上最大の戦い!!』( - しじょうさいだいのたたかい)は、カプコンから1993年11月5日に発売されたファミリーコンピュータ専用のアクションゲーム。ロックマンシリーズ第6作であり、ファミリーコンピュータ専用ソフトとしては最終作となる。後にプレイステーション対応ソフトとして移植される。
ステージは、8大ボスステージとMr.Xステージ(4ステージ)、ワイリーステージ(4ステージ)の計16ステージから構成される。余談であるが、ボスキャラはアルファベット順に並んでいる。
ラッシュと合体することにより、パワーロックマンとジェットロックマンに変身できる。前作で大幅にパワーアップしたロックバスターは、威力、当たり判定ともに低くなってしまった。しかし、武器エネルギーを少ないものから順に回復してくれるエネルギーバランサーが登場した(元のアイデアはワールド4から)。
この作品では日本国外からもボスキャラクターの募集を行い、ボスキャラ紹介では全身とキャラクター名と共にステータスも表示された。
目次 |
[編集] ストーリー
世界各国から集められたロボット選手権に出場するロボットが、大会の主催者でありX財団総帥のMr.X(はっきり言って外見から既に正体はバレバレである)に奪われた。Mr.Xはそれを用い、世界征服に乗り出した。
[編集] 登場キャラクター
- ロックマン(Rockman)
- ブルース(Blues)
- ライト博士(Dr. Right)
- Dr.ワイリー(Dr. Wily)
- Mr.X
[編集] ボスキャラクター
[編集] 8大ボス
- DWN.041 ブリザードマン(Blizzardman)
- DWN.042 ケンタウロスマン(Centaurusman)
- DWN.043 フレイムマン(Flameman)
- DWN.044 ナイトマン(Knightman)
- DWN.045 プラントマン(Plantman)
- DWN.046 トマホークマン(Tomahawkman)
- 戦闘目的に開発されたロボットで、ネイティブアメリカンの戦士がモデル。死をも恐れぬ勇猛な性格の持ち主。高い攻撃力を誇り、100メートル先のろうそくの火を消せる「シルバートマホーク」と、その死角を補う羽飾りが武器。接近戦は苦手。インディアンらしく、嘘をつかれるのを嫌う。原案ハガキでの名前は「ジェロニモマン」だった。
- DWN.047 ウインドマン(Windman)
- DWN.048 ヤマトマン(Yamatoman)
池原版では"Mr Xのために~しなければならぬ"や"Mr X様決着はつきましたぞ なむさん”というような古語や時代劇めいたセリフが使われている
[編集] 大ボス
- ラウンダーⅡ
- ロックマン5に登場したザコ敵・ラウンダーを大幅改良したもの。二体一組でレール上を高速移動し、体当たりを仕掛けてくる。
- パワーピストン
- 巨大なピストン型のメカ。壁に張り付いており、そこを叩くことで地震を起こし、落下物によって攻撃する。防御力はあまり高くない。
- メットンガーZ
- コクピットを除き、超合金の装甲に覆われたロボット戦車。操縦者は小型のメットール。どう見てもマジンガーZがモデルである。
- Xクラッシャー
- Mr.Xが操縦する鉄球型のメカ。振り子のように動き、体当たりによって敵を押しつぶす。揺れが激しいため、Mr.X自身も乗り物酔いしているらしい。
- メカザウルス
- 口からは火炎、腹部からは円盤を飛ばして攻撃する恐竜型ロボット。装甲は厚く、一部の弱点しか攻撃が通用しない。
- タンクCSⅡ型
- キャタピラではなく、タイヤによって駆動する戦車型ロボット。敵の攻撃を感知する能力を持ち、その際はすかさず反撃を行う。
- ワイリーマシーン6号
- ロックマン5に登場したボス・ワイリープレスをベースにした対ロックマン戦用兵器。プレス部分が強化されたほか、エネルギー弾による攻撃も可能となっている。しかし、エネルギー弾発射時に移動が出来ないという欠点がある。脱出装置としてワイリーカプセルが機能し、ワイリーマシーン敗北時にはこれによって戦う。
[編集] 特殊武器
- MAIN
- 特殊武器名 - 所有するボス
- ブリザードアタック - ブリザードマン
- 4発の氷を広がるように前方に飛ばす武器。
- ケンタウロスフラッシュ - ケンタウロスマン
- 画面全体攻撃。
- フレイムブラスト - フレイムマン
- ロックマンから水平投射される炎の弾。地形に当たると火柱になる。氷柱を溶かすことが出来る。
- ナイトクラッシャー - ナイトマン
- 棘鉄球を撃ち出す武器。一定距離飛ぶとロックマンの元に戻ってくる。
- プラントバリア - プラントマン
- 4枚の花弁をロックマンの周りで回転させるバリア状武器。プラントマンは前方に撃ってくるが、ロックマンは撃てない。
- シルバートマホーク - トマホークマン
- 斜め上に飛んでいく斧状の武器。
- ウインドストーム - ウインドマン
- 地形に沿って移動する竜巻状の弾を放つ。これで敵を倒すと、敵は天高く飛んでいく。
- ヤマトスピア - ヤマトマン
- 連射性に長けたヤリを放つ。1発ごとに弾道が若干上向き、下向き、と切り替わる。
- SUB
- 特殊武器名 - 入手方法
- ビート - ビートプレート4枚を集める
- 敵に向かって体当たり攻撃をするサポートロボット、ビートを呼ぶ。前作と違い、ボス級の敵には体当たりしなくなったが、基本的に倒せる敵はどんな敵でも1発で倒す。(敵の耐久力によってエネルギーの消費量が変わる。)
- パワーロックマン - フレイムマンを撃破
- ラッシュと合体し、攻撃力を重視した性能を発揮する。その反面攻撃射程は短く(チャージするほど短くなる)、スライディングが不可能になる。最大チャージで特定のブロックを破壊できたり、敵を押し返したり出来る。出力が高いので、通常攻撃をはね返す敵を半ば無理矢理倒すことも出来る。
- ジェットロックマン - プラントマンを撃破
- ラッシュと合体し、ジェット飛行装置が使えるようになる。一定時間(エネルギーが切れるまで)ジェットエネルギーにより浮上できる。エネルギーは着地およびハシゴに掴まると回復する。スライディング、チャージショットは出来ない。
[編集] 評価
ラッシュとの合体といった斬新な試みこそあるが、シリーズを通しての華である特殊武器がグラフィックで迫力に欠ける、効果音が一つしかないなど、あまり存在意義を表しきれていない。難易度も特徴的なほどではなく、総じて前5作と比べて評価が若干低い。
[編集] 外部リンク
ロックマンシリーズ | |
---|---|
ロックマン - Xシリーズ - DASHシリーズ - エグゼシリーズ - ゼロシリーズ - ゼクス - 流星のロックマン | |
各個別タイトル・関連項目 | |
ロックマン: | 初代 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - ロックマン&フォルテ - ロックマンロックマン メガワールド - ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者 |
X: | X - X2 - X3 - X4 - X5 - X6 - X7 - X8 - サイバーミッション - ソウルイレイザー - コマンドミッション イレギュラーハンターX - メガミッション - メガミッション2 - メガミッション3 |
エグゼ: | エグゼ - エグゼ2 - エグゼ3(BLACK) - エグゼ4 - エグゼ4.5 - エグゼ5 - エグゼ5DS - エグゼ6 - バトルチップGP - N1バトル - トランスミッション |
その他: | 漫画版 X - アニメ版 エグゼ - メットールシリーズ - 有賀ヒトシ |