ロックマン8 メタルヒーローズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロックマン8 メタルヒーローズ』は、カプコンから発売されたアクションゲームである。プレイステーション版は1996年12月17日に、セガサターン版は1997年1月17日にそれぞれ発売されている。ロックマンシリーズ第8作である。
ステージは、オープニングステージと前半4大ボス、中間ステージ(1ステージ)、後半4大ボス、ワイリーステージ(4ステージ)の計14ステージから構成されている。完全に前半と後半に分かれたステージ構成になっている。
アニメーション、キャラクターの声、さらにオープニング曲とエンディング曲が初めて導入された。SS版には隠しキャラが登場する。E缶が無くなったことで、難易度は上がっている。 なお、前作同様ネジを集めてパーツを作るというシステムがあるが、入手できるネジの数が限られているため、どのアイテムを開発するかが鍵となる。
目次 |
[編集] ストーリー
巨大な力を秘めた悪のエネルギーを軸に、宇宙から落ちてきた謎のロボットのデューオとワイリーの野望をめぐる戦いが繰り広げられる。
[編集] 登場キャラクター
- ロックマン(Rockman)
- ロール(Roll)
- ブルース(Blues)
- ライト博士(Dr. Right)
- デューオ(Duo)
- Dr.ワイリー(Dr. Wily)
- フォルテ(Forte)
[編集] ボスキャラクター
[編集] 8大ボス
- DWN.057 テングマン(Tenguman)(声優:長嶝高士)
- 元々は台風を人工的に作り出す実験用ロボット。かなりの自信家で、いつも皆を高い所から見下ろしている。強力な竜巻を作り出す「トルネードホールド」と、小型竜巻のカミカゼが武器。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「テングマンでござる」と言う。
- DWN.058 アストロマン(Astroman)(声優:二又一成)
- DWN.059 ソードマン(Swordman)(声優:高木渉)
- Dr.ワイリーが博物館から盗んできた大昔の剣を使いこなすために造り上げたロボット。しかし、剣が大きすぎて動きのバランスがとれないので、腰の辺りを切り離し上半身が浮いている。特殊武器のフレイムソードは剣に炎を纏わせて敵を切り裂く。上半身を分離させての回転斬り「ファイヤースラッシュ」が得意技。正々堂々とした勝負を好む。水に弱い。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「ソードマンだ」と言う。
- DWN.060 クラウンマン(Clownman)(声優:坂本千夏)
- ピエロ型のロボット。身体が小さく、身のこなしが軽い。異常に長い腕を持つが、その長い腕が災難を招く事も。空中ブランコが得意。敵に電流を流す「サンダークロー」が特殊武器。全身を電気エネルギーで包んではね回る、サンダーカーニバルも得意。性格は悪ガキそのもので、ロックマンを弱いと決め付け、馬鹿にしている。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「クラウンマン様だぞ」と言う。
- DWN.061 サーチマン(Searchman)(声優:長嶝高士)
- Dr.ワイリーが警備用監視ロボットを改造し、頭を二つにしたロボット。二人が力を合わせて戦うことを想定していたらしいが、戦闘以外では仲が悪く、お互いを監視しあっている。どうやら上司と部下(出月こーじ著の漫画では比較的イケメンの方が上官、顔が四角っぽい方が部下であった)の関係であるらしい。追尾ミサイルの「ホーミングスナイパー」を始めとして、様々なミサイルを装備している。大量のミサイルを乱射して弾幕を張る「デッドリーストーム」も強力。炎に弱い。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「サーチマン、OK?」と言う。二つの声が交じり合って聞こえる。
- DWN.062 フロストマン(Frostman)(声優:高木渉)
- クラウンマンに使うはずの部品が予想以上に余ったため、使い回しをした結果巨大なボディになってしまったロボット。ロックマンを氷づけにして、カキ氷にして食べる事が夢らしい。地形に沿って波状に進む氷の刃「アイスウェーブ」が特殊武器。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「フロストマンだどー」と言う。
- DWN.063 グレネードマン(Grenademan)(声優:二又一成)
- DWN.064 アクアマン(Aquaman)(声優:坂本千夏)
- 元々は水道局で、水質管理などをしていたロボット。腹のタンクを利用して、水を操る。自称「水も滴るいい男」。下品で冗談好きな性格の持ち主。特殊水風船の「ウォーターバルーン」や、高度水圧砲の「ウォーターキャノン」を放つ。ステージに入る前のボスキャラ紹介の際には自ら「アクアマンだぽよ~ん」と言う。
[編集] 大ボス
- ヤドカルゴ
- ワイリーが秘密基地の警備用に配置した戦闘メカ。長い間待機していたため、殻の部分には鳥の巣やコケが生えてしまっている。
- アテテミーノ
- ワイリー基地の入り口を守る、ミノムシ型ロボット。イタズラ好きの性格で、よく人間を驚かしている。
- ブリキング
- ワイリーの全精力が注がれた、強力な戦闘機型ロボット。しかし緊急に出撃したため、塗装がされていない。
- グリーンデビル
- イエローデビルの改良型。ボディは厚いゼリー状の物質で構成されており、このゼリー自体にも様々な攻撃プログラムが内蔵されている。
- ワイリーマシーン8号
- 基本に立ち返り、飛行船型として進化した、対ロックマン戦用兵器。口中に強力なレーザー砲を装備し、左右にはリング状のビーム兵器を搭載している。本体が破壊されても、脱出機能としてワイリーカプセルグレートが起動する。
[編集] 特殊武器
- MAIN
- 特殊武器名 - 所有するボス
- トルネードホールド - テングマン
- 小型の竜巻を起こす装置を発射する。ロックマン自身が竜巻の中に入ることで上昇する事ができる。敵を竜巻に触れさせることで攻撃も可能。
- アストロクラッシュ - アストロマン
- 画面全体に巨大な隕石群を降らす。エネルギー消費は大きいが、その威力、効果範囲は絶大。
- フレイムソード - ソードマン
- 炎を纏った剣を振るう。射程は短いが、ロックマンの苦手とする接近戦ではその真価を発揮する。また、一部の地形に特別な効果を及ぼす。
- サンダークロー - クラウンマン
- 高圧電流をロープ状にして発射する。攻撃は中距離ほど進んだところでロックマンの手に返る。攻撃のほか、フックに引っ掛けることでぶら下がる事が可能。
- ホーミングスナイパー - サーチマン
- 敵を追跡する誘導ミサイルを発射する。チャージが可能であり、チャージ版はより多くのミサイルを一度に発射する。
- アイスウェーブ - フロストマン
- 地形に沿って進む氷の刃を放つ。当たった敵は凍りつき、動きを封じられる。
- フラッシュボム - グレネードマン
- 十分な破壊力を備えた照明弾を撃つ。敵や地形に触れると小範囲に攻撃力を持つ爆風を起こす。
- ウォーターバルーン - アクアマン
- 水を含んだ風船弾を発射する。攻撃のほか、一部の仕掛けに効果を及ぼす事ができる。
- SUB
- 特殊武器名 - 入手方法
- ロックボール - 最初から所持
- ライト博士お手製の武器。弾自体を敵にぶつけることで攻撃できる。蹴ったりドリブルをしたりして運ぶ事ができるほか、上から踏むことでハイジャンプをする事ができる。
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ曲
- 『ELECTRICAL COMMUNICATION』
- 作詞・作曲:尾澤拓実 編曲:高橋圭一、尾澤拓実 歌:GANASIA
- エンディングテーマ曲
- 『BRANDNEW WAY』
- 作詞・作曲:尾澤拓実 編曲:高橋圭一、尾澤拓実 歌:GANASIA
[編集] 外部リンク
ロックマンシリーズ | |
---|---|
ロックマン - Xシリーズ - DASHシリーズ - エグゼシリーズ - ゼロシリーズ - ゼクス - 流星のロックマン | |
各個別タイトル・関連項目 | |
ロックマン: | 初代 - 2 - 3 - 4 - 5 - 6 - 7 - 8 - ロックマン&フォルテ - ロックマンロックマン メガワールド - ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者 |
X: | X - X2 - X3 - X4 - X5 - X6 - X7 - X8 - サイバーミッション - ソウルイレイザー - コマンドミッション イレギュラーハンターX - メガミッション - メガミッション2 - メガミッション3 |
エグゼ: | エグゼ - エグゼ2 - エグゼ3(BLACK) - エグゼ4 - エグゼ4.5 - エグゼ5 - エグゼ5DS - エグゼ6 - バトルチップGP - N1バトル - トランスミッション |
その他: | 漫画版 X - アニメ版 エグゼ - メットールシリーズ - 有賀ヒトシ |
カテゴリ: ロックマン | アクションゲーム | プレイステーション用ソフト | セガサターン用ソフト | 1996年のコンピュータゲーム