MiG-23MS (航空機)
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MiG-23MS(ミグ23MS;ロシア語:МиГ-23МСミーグ・ドヴァーッツァットリー・エメース)は、ソ連の戦闘機で、1973年に完成したMiG-23の最初の輸出型。製品23MS(изд.23МС)、製品2MS(изд.2МС)、ヴァリアーントB(вариант Б)とも呼ばれた。北大西洋条約機構(NATO)は、「フロッガーE」(Flogger E)のNATOコードネームを使用した。
[編集] 概要
MiG-23MSは、R-29-300(Р29-300)ターボジェットエンジンを搭載する前線戦闘機で、アルマーズ23("Алмаз-23":ダイヤモンド原石23)兵器システムを装備するMiG-23Mのダウングレード輸出型であった。アルマーズ23は、MiG-21bisのS-21Mシステムに類似したものであった。MiG-23MSは、サプフィール21("Сапфир-21":サファイア21)レーダーなど限定的な電子機器を搭載し、兵装も、短射程赤外線誘導ミサイルのR-13M、R-3S、R-3Rのみを搭載していた。また、赤外線センサーも搭載しなかった。
[編集] 運用国
- シリア
- アルジェリア
- イラク
- エジプト
- アンゴラ
- アメリカ合衆国
など
[編集] 関連項目
- 前線戦闘機
ソ連の戦闘機