美原区
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美原区(みはらく)は、堺市を構成する7行政区のうちのひとつ。2006年4月1日に、堺市が政令指定都市に移行し、旧南河内郡美原町(2005年2月1日編入合併)の区域を以って美原区となった。人口は全国の政令指定都市の区としては最少。初代美原区長は松川安治区長。
目次 |
[編集] 地理
堺市の東に位置し羽曳野丘陵と接している。南東部が標高が高く北西は平坦な平野である。区内には狭山池を水源とする東除川と西除川がながれ、平野部では田畑が広がり多数のため池が現存している。また道路交通では高速道路のICや幹線道路が集中し堺市の東玄関であるとともに南河内の要所でもある。
[編集] 地名の由来
平尾村、黒山村、丹南村の「三つ」の村に美しい平坦な野(原)が広がっていたことから「三原」を『美原』とした。
[編集] 隣接する自治体
美原区 | 39,084人(平成18年9月1日) | 13.24km² |
---|---|---|
東区 | 84,825人(平成18年9月1日) | 10.48km² |
北区 | 152,204人(平成18年9月1日) | 15.58km² |
松原市 | 128,614人(平成18年8月末) | 16.66km² |
羽曳野市 | 120,414人(平成18年8月末) | 26.44km² |
富田林市 | 124,055人(平成18年8月末) | 39.66km² |
大阪狭山市 | 58,285人(平成18年8月末) | 11.86km² |
[編集] 小学校区
- 黒山小学校区 - 南余部(1~278、321、322、361、364~453番地)、黒山(ただし、283~293番地を除く。) 、阿弥。
- 美原北小学校区 - 今井、黒山(283~293番地)、真福寺、丹南、丹上、大保、多治井。
- 美原西小学校区 - 太井(ただし、548、652、653、667~692番地を除く)、北余部(1~22、48~51、54~76、93~108、129~158、169、185~193、214~780―2番地(ただし、641~681番地を除く))、太井548、652、653、667~692番地、北余部641~681番地)。
- 八上小学校区 - 南余部(279~320、323~360、362、363番地)、北余部(23~47、52~53、77~92、109~128、159~168、170~184、194~213番地)、小寺、南余部西、北余部西、大饗、菩提、石原。
- 平尾小学校区 - 平尾、小平尾、木材通、菅生、青南台。
- さつき野小学校区 - さつき野西、さつき野東。
- 生活圏域・通学区域対照表
[編集] 基本情報
- 出生率 - 平成15年度 旧美原町1.12人。旧堺市1.26人。
- 工業製品出荷額 - 平成15年度 約1,900億円。
[編集] 住民意識
- 1位鉄道の駅 2位防犯灯・街灯 3位歩道 4位病院 5位交番・派出所
平成17年2月10日~2月26日の期間に堺市が全市域を対象にした『日常生活に不便を感じる施設』についての美原区域でのアンケート調査の結果。ほかの地域と違うところは「鉄道の駅」と「病院」が上位に入っていることである。また『身近な生活環境』でも通勤通学や日常の交通の便、病院の便に対する評価が低かった。
[編集] 地価公示
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[編集] 人口
年 | 世帯数 | 総 数 | 男 | 女 | 年 | 出生 | 死亡 | 転入 | 転出 |
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18年1月1日 | 12,958 | 39,178 | 19,024 | 20,154 | 18年1月中 | 24 | 28 | 95 | 124 |
18年2月1日 | 12,961 | 39,145 | 19,007 | 20,138 | 18年2月中 | 20 | 23 | 99 | 128 |
18年3月1日 | 12,972 | 39,113 | 18,975 | 20,138 | 18年3月中 | 33 | 23 | 167 | 233 |
18年4月1日 | 12,985 | 39,057 | 18,931 | 20,126 | 18年4月中 | 22 | 23 | 142 | 146 |
18年5月1日 | 13,025 | 39,052 | 18,929 | 20,123 | 18年5月中 | 30 | 24 | 130 | 102 |
18年6月1日 | 13,047 | 39,086 | 18,944 | 20,142 | 18年6月中 | 23 | 25 | 102 | 134 |
18年7月1日 | 13,053 | 39,052 | 18,928 | 20,124 | 18年7月中 | 22 | 20 | 112 | 95 |
18年8月1日 | 13,105 | 39,071 | 18,945 | 20,126 | 18年8月中 | 29 | 25 | 138 | 129 |
18年9月1日 | 13,131 | 39,084 | 18,953 | 20,131 | 18年9月中 | 25 | 23 | 115 | 117 |
18年10月1日 | 13,133 | 39,084 | 18,942 | 20142 | 18年10月中 | 28 | 22 | 122 | 144 |
18年11月1日 | - | - | - | - | 18年11月中 | - | - | - | - |
[編集] 歴史
[編集] 河内鋳物師(かわちいもじ)
河内鋳物師は美原区の大保を拠点に金属を溶かして鋳型に流し込み様々な鋳造製品を製造した中世の技術者を言う。その技術は渡来人からもたらされ東大寺の大仏鋳造でも活躍した。後に河内鋳物師たちは堺に移り住み時代を動かした鉄砲を製造するようになった。
[編集] 旧美原町 歴代町長
- 初代 永田善雄
- 2代 喜田平太郎
- 3代 永田善雄
- 4代 永田善雄
- 5代 山本作次
- 6代 山本巌
- 7代 山本巌
- 8代 山本巌
- 9代 山本巌
- 10代 山本巌
- 11代 高岡寛
- 12代 高岡寛
- 13代 高岡寛
[編集] 旧美原町・合併の歴史
- 明治22年4月1日 - 市制町村制施行により黒山村、平尾村、丹南村、南八下村、丹比村に編成。
- 昭和31年9月30日 - 平尾村、黒山村、丹南村合併により美原町誕生。
- 昭和32年4月1日 - 丹南が松原市へ編入され。南大阪町(現羽曳野市)多治井が美原町へと編入された。
- 昭和33年7月1日 - 南八下村の大饗、小寺、菩提、石原の一部が美原町に編入。
- 平成17年2月1日 - 堺市に編入合併。美原町閉町。
- 平成18年4月1日 - 堺市の政令指定都市への移行に伴い美原区となる。
- 合併協定書 堺市 美原町
[編集] 美原区の歩み
- 2006年4月1日 - 堺市美原区区役所の開所式が玄関前の駐車場で行われ松川安治区長が初代区長に就任。
- 2006年9月25日 - 南海バスと近鉄バスの共同運行で多治井北-北野田駅間のバス便が開通した。
[編集] 行政
- 美原区役所(黒山167番地1) - 複合シビック施設が完成すると取り壊され跡地はバスターミナルや民間の集客施設を誘致する予定である。
[編集] 警察署
- 黒山警察署(小平尾377番地2)〔美原区、東区、大阪狭山市を管轄〕
- 余部交番
- 大保交番
- 東菩提交番
- 平尾交番
[編集] 消防署
- 堺市高石市消防組合 美原消防署(黒山6番地1)
[編集] 法務局
- 大阪法務局 美原出張所(美原区小平尾) - 美原区、松原市,大阪狭山市の全域。東区の一部をを管轄。
[編集] 美原区のおもな公共施設
- 美原中央公民館 美原区黒山 - 美原複合シビック施設の建設により区役所と共に取り壊される予定である。
- 美原児童文化センター 美原区黒山 - 中央公民館内にある。
- 美原こども館 美原区太井 美原区大饗 美原区真福寺 美原区平尾 - 合計4箇所ある。
- 美原体育館 美原区多治井 - NPO法人美原体育協会が指定管理者として運営している。
- 美原B&G海洋センター 美原区阿弥 - NPO法人美原体育協会が指定管理者として運営している。
- 美原多治井運動広場 美原区多治井
- 美原みの池運動広場 美原区阿弥
- 美原さつき野運動広場 美原区さつき野西
- 舟渡池公園 美原区阿弥 - 朝夕にはジョギングや散歩をする人が多く訪れます。
- 美原ふる里公園 美原区大保
- 美原総合福祉会館 美原区黒山
- 美原地域子育て支援センターひまわり 美原区北余部
- みはらマナビスト館 美原区黒山
- 子ども教育文化センター 美原区黒山 - みはらマナビスト館内。
- 勤労青少年ホーム 美原区阿弥
- 堺市立美原図書館 美原区黒山 - おしゃれな図書館。美原区のシンボル。
- M・Cみはら(堺市立みはら歴史博物館) 美原区黒山
- 美原区民プラザ 美原区黒山 - 美原区役所内にありボランティアなどの市民グループの交流や活動を支援している。
[編集] 教育
[編集] 大学
[編集] 高等学校
[編集] 高校通学区
2007年度より第三学区になるが美原区からは堺市内の第四学区の各調整校(5校)に5名づつの計25名受験できる。
- 第三学区
- 美原高校 天王寺高校 生野高校 高津高校 富田林高校 八尾高校 清水谷高校 東住吉高校 夕陽丘高校 狭山高校 河南高校 布施高校 阪南高校 山本高校 阿倍野高校 花園高校 長野高校 藤井寺高校 池島高校 羽曳野高校 大塚高校 清友高校 長野北高校 大和川高校 日新高校 柏原東高校 西浦高校 布施北高校 勝山高校 平野高校
- 第四学区(調整校)
[編集] 中学校
[編集] 小学校
- 堺市立美原北小学校
- 堺市立黒山小学校
- 堺市立平尾小学校
- 堺市立美原西小学校
- 堺市立八上小学校
- 堺市立さつき野小学校 - 教育特区として国から認可を受け「さつき野中学」と共に小中一貫教育を実践している。
[編集] 幼稚園・保育所
- 堺市立みはら大地幼稚園 美原区菅生
- 堺市立美原にし保育所 美原区北余部
- 堺市立美原きた保育所 美原区真福寺
- 堺市立美原ひがし保育所 美原区さつき野東
[編集] 交通
[編集] 鉄道
区内に鉄道路線は走っていないが堺市との合併協議会では旧美原町側から鉄道の要望はあがっていた。また一部の市議や民間から南海高野線の萩原天神駅から支線を出す案やLRT(ライトレール)の東西線を中央環状線沿いに美原まで延伸する案などが出されているがいずれも決定事項ではない。しかし2007年度中には堺市全体の総合都市交通計画が見直され鉄・軌道のない美原区民にとって朗報となるかどうかが注目される。
[編集] バス
南海バス |
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合併と同時に堺市と美原町の新市都市計画により新設された。 |
合併と同時に堺市と美原町の新市都市計画により新設された。 |
区の西部から北区方面へ向かう路線。46系統の新設で減便された。かつては菩提から堺東駅方面への系統もあった。 |
南海ウイングバス金岡 |
同社唯一の自主路線である(なお、区内の南海バス路線はいずれも同社に運行委託)。 |
近鉄バス |
堺市と美原町の新市都市計画により2005年5月に新設された。このうち、2006年9月1日に新設された美原区役所南口経由は平日昼間の2往復のみである。 |
さつき野住宅と松原市を国道309号経由で運行。 |
さつき野住宅に隣接する梅の里住宅まで運行していた路線をさつき野まで延長したもの。 |
古くから北野田と富田林を結んでいた路線。41番は松原営業所への出入庫系統。 |
美原区東部と羽曳野市西部とを繋ぐ路線。古くからある路線で、狭隘路が続くのが特徴。 |
上記46番の東側を並行する市道経由の路線。この路線も古くから運行している。余部は農芸高校の前にある。 |
南海バス・近鉄バス 共同運行 |
新市都市計画により南海バスと近鉄バスの共同運行で2006年9月25日から運行。 |
みはらふれあい号 |
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おでかけ応援バス |
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[編集] 道路
- 高速道路
- 一般国道
- 国道309号線 - 美原区役所を中心にプロムナードやシンボルロードが新市都市計画により計画されている。
- 府道
[編集] 主な病院・診療所
- (医)暁美会 田中病院 美原区黒山 - 労災救急指定、外科、内科
- (医)紀陽会 田仲北野田病院 東区北野田 - 救急指定、外科、内科、人工透析科
- 南大阪蔦耳鼻咽喉科 美原区黒山 - 耳鼻咽喉科
- ユサ眼科クリニック 美原区北余部 - 眼科
- 川口医院 美原区黒山 - 小児科
- なかの医院 美原区北余部 - 小児科
- 中村医院 美原区さつき野東 - 小児科
- 永木医院 美原区平尾 - 小児科
- 森クリニック 美原区大保 - 小児科、皮膚科
- しんやしき産婦人科 東区西野 - 産婦人科
- 小野産婦人科 東区日置荘西町 - 産婦人科
- 堺市の休日急病診療および小児夜間急病診療
- 泉北急病診療センタ- 南区竹城台 - 小児科は毎日、翌朝4時30分まで。
[編集] 神社・仏閣・観光スポット
- 黒姫山古墳 美原区黒山 - この地を支配していた丹比氏の首長が葬られている。
- 法雲寺 美原区今井 - つつじの名所として有名。
- 丹比神社 美原区多治井 - 反正天皇にゆかりのある井戸が今も残っている。
- 菅生神社 美原区菅生 - 菅生氏の氏神で堺市指定有形文化財である。
[編集] 祭り・イベント
[編集] イベント
- みはら区民まつり - 美原区主催で11月の下旬に中央公民館の東側の空き地で行われる。メインステージでは歌や踊りのショーが楽しめるほか美原区や堺市内の各種団体による模擬店などが出店され最後に抽選会がある。また公民館や図書館でも趣向をこらしたイベントが催される。
- 商工会納涼フェスティバル - 堺市美原商工会が主催し毎年8月下旬に多治井運動広場で行われる。フリーマーケットやキャラクターショー、盆踊りなど大人から子供まで楽しめるイベント。
- 木材団地まつり - 大阪木材工場団地で毎年10月下旬に木材をテーマにして行われる祭り。木工家具やインテリアの即売会や木材と「ふれる」イベントなどが催される。
[編集] だんじり祭り
- 菅生神社 美原 区菅生 - 10月下旬
- 丹比神社 美原区多治井 - 10月下旬
- 広国神社 美原区大保 - 10月下旬
- 堺百町
[編集] 市民活動(政治色のある団体は除く)
- 特定非営利活動法人大阪まちづくり協議会
- 特定非営利活動法人Sans Frontiers美原
- 特定非営利活動法人美原体育協会
- 特定非営利活動法人えん-「心の病」をもつ人達の社会参加のサポート及び社会活動サポートセンター「サニーハウス」の運営。
- 堺市市民活動コーナー
[編集] 文化・芸術
- みはら芸術展 - 毎年11月中旬に行われる美原区の在住、在勤者による芸術展。
- わらもじ - ワラを束ねた筆に墨をつけて文字を書くことをいう。美原区小寺が発祥の地で発案者は北区在住の書家清水誠氏。新聞報道もあり「わらもじ」は全国に広がりつつある。
[編集] 音楽
- 美原ウインドオーケストラ・ステラ - 美原区を拠点に活動中。
- 美原音頭 - 作詞「喜志邦三」作曲「大野正雄」編曲「坂下 滉」
[編集] スポーツ
- 美原走ろう会 - 練習は毎日曜日。大阪女子マラソン。泉州国際市民マラソン等に参加。
[編集] 少年野球
- 美原ベアーズ
- 美原チャレンジ
- 美原レッドホークス
- 美原ライオンズ
- 美原イーグルス
- 美原グリーンジャガーズ
- 平尾タイガース
[編集] テニススクール
- さつき野テニスクラブ
- 河内テニス倶楽部
[編集] 区内に関係する企業
- アサヒ衛陶 - 大証2部。トイレ、洗面台等の陶器関連の製造メーカー。
- 加地テック - 大証2部。コンプレッサ・繊維機械・鋳造品の製造。
- ミウラ化学装置 - 環境商品の製造。
- ロアス - OA機器の製造販売。
- アルゴシステム - コンピュータシステムの開発設計。
- 堺商工会議所
- 堺市美原商工会
[編集] 大阪木材工場団地
堺市美原区木材通 - 1964年(昭和39年)に造成開始し2006年現在では50社あまりの企業が進出している。
- 竹中工務店
- トステム
- 永大産業
- ヤマトプロテック
- 菊水株式会社
- 木原造林株式会社
- ジャパン建材株式会社
- 株式会社新広社
- 大平林業株式会社
- 高島屋スペースクリエイツ株式会社
- トリスミ集成材株式会社
- 日新シール工業株式会社
- 株式会社林田順平商店
- 阪神木材倉庫株式会社
- 株式会社紅中
- マルコマ株式会社
- 株式会社丸末
- 株式会社ヤマゲン
- オータケ
[編集] 南大阪家具団地
堺市美原区太井 - 婚礼家具などの家具関連の企業を中心に50社ていどの企業が進出している。
[編集] 美原区のおもなスーパー・商業店舗
[編集] スーパー
[編集] レストラン
- 杵屋木材団地店 - 美原区青南台
- フレンドリー美原店 - 美原区平尾
- 焼肉屋さかい河内美原店 - 美原区黒山
- カレーハウスCoCo壱番屋美原店 - 美原区黒山
- バーミヤン堺美原店 - 美原区黒山
- 吉野家309号線美原店 - 美原区太井
- まいどおおきに食堂堺美原食堂 - 美原区北余部
[編集] 商業店舗
- ミドリ電化美原店 - 美原区木材通
- ホームセンターオージョイフル美原店 - 美原区青南台
- ザ・シューズ美原店 - 美原区平尾
- スーパードラッグイレブン美原店 - 美原区黒山
- 薬ヒグチ美原店 - 美原区大饗
- オートバックス美原店 - 美原区黒山
- 西松屋美原店 - 美原区黒山
[編集] 商店街
- 美原商店街 - 美原区北余部
- 美原本通り商店街 - 美原区北余部
[編集] 宝くじ売り場
- 美原チャンスセンター - 美原区大饗
- 美原郵便局 - 美原区黒山
[編集] 美原地域愛補助制度
堺市との合併寸前、平成16年6月に旧美原町が堺市の了承を得て今まで蓄積された基金(税金)を地域の発展や住民福祉の向上を目的として町民に還元する為に作った補助金制度。つまり住民の自由な意思(総意)で施設の建設や設備の購入に使うことが出来るのである。しかし合併前の堺市の議会の一部で異例のクレームが出た。と言うのもこの補助金の元資には旧美原町の職員の退職手当基金や建設事業基金なども含まれていて新市にとってはどれも必要な基金であったからである。また堺市側にはこのような制度はなく税を公平に使うという観点からも問題があった。結局、平成17年4月28日より住民が総額の5パーセント負担。平成20年度に廃止も含め検討し直すという堺市方式でこの補助制度は平成27年3月31日まで存続されることになった。
地域愛補助金の限度額はその地区の世帯数などによって決まり多い地区で約1億9,200万円(1,428世帯)。一番少ない地区で9,970万円(116世帯)。また補助金の総額はすべての地区が限度額いっぱいまで申請した場合30億円以上になる。
[編集] 新市建設計画(美原区に関する計画)
堺市・美原町合併協議会により提示された新市建設計画。目的は堺市と美原町の一体化であると同時に立ち遅れている美原区の道路整備や下水道。公共施設等の社会的なインフラに巨額を投じて堺市並にする計画である。計画期間は平成17年度から平成26年度まで。予算総額は872億円。そのうち人口わずか4万人弱の美原区に437億円を10年間で投じる。ちなみに旧美原町の平成14年度の決算見込みの普通建設事業費が13億円程度で、単純計算すると旧美原町ではおおよそ30年間かかる事業をこの計画では10年でやる予定になっている。
事業名 | 備考 |
---|---|
美原総合スポーツ施設 | 平成21年オープン予定。 |
美原複合シビック施設 | 平成21年開設予定。区役所。生涯学習施設。演劇が可能な多目的ホール。これらが入る予定。 |
総合防災センター整備事業 | |
シンボルロード・プロムナード整備事業 | |
バスターミナルの整備 | |
美原南運動場整備事業 | |
西除川緑道整備事業 | |
小学校給食調理場の新設 | 平成20年までに全小学校で新築予定。 |
下水道整備事業 | 下水普及率平成17年2月で66.8%を平成20年に90%を目標に整備。 |
舟渡池公園活性化事業 | |
路線バスルートの新設・拡充事業 | 堺市と旧美原町の一体化の目玉事業で新金岡、初芝、北野田、萩原天神の4駅から4ルートのバス便が開設された。 |
大阪河内長野線の整備 | |
歴史ゾーン導線整備 | 堺羽曳野線 |
基盤道路の整備 | 美原の対人口比交通事故発生率は大阪府下の市町村の中でもトップクラスで歩道や生活道路の整備が急務である。 |
[編集] 外部リンク
- 大阪府の自治体等
-
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