総軍
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総軍(そうぐん)とは、近代陸軍の編制において一つの戦域を統括する最上級単位である。第二次世界大戦では大日本帝国を始め、ドイツ、イギリスなどの陸軍に置かれた。
ここでは、主に旧大日本帝国陸軍に於ける総軍について記述する。
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[編集] 旧大日本帝国陸軍の総軍
複数の方面軍、軍及び師団を指揮する上級部隊。長は『総司令官』と称し元帥又は陸軍大将が就任した。 総司令官は親補職とされ、宮中で天皇の前に佇立して辞令を受ける親補式を行った。
[編集] 主な総軍
[編集] 総軍司令部の編制
総軍司令部は、主に参謀部・経理部・軍医部・獣医部・法務部・兵務部及報道部から構成された。
[編集] 参謀部
参謀部の長は総参謀長と称し、陸軍中将又は陸軍少将からこれに充てた。総参謀長は作戦の立案及び司令官に対する助言などが任務である。次席の参謀として総参謀副長がいる。参謀部は、幾つかの課に分かれ、第1課(作戦課とも。長は高級参謀)・第2課(長は情報主任参謀)・第3課(長は後方主任参謀)・第4課(長は政策主任参謀)がある。このほか高級参謀の下に作戦主任参謀を配置した。
[編集] 軍医部
長は陸軍軍医少将が就任した(呼称変更前は軍医監)。
[編集] 経理部
長は陸軍主計少将(呼称変更前は主計監)。
[編集] 獣医部
長は陸軍獣医少将(呼称変更前は獣医監)。
[編集] 法務部
長は陸軍法務少将。
[編集] その他
その他の部署としては兵務部・報道部・補給監部・情報部・特種情報部・技術部・築城部等がある。設置されない軍もある(関東軍は築城部を建設団に改編した)。又、関東軍は防疫給水部・化学部・技術部があった。
[編集] 関連項目
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