軍

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軍は、戦争を実行する組織を主に指す言葉。

「ぐん」と読む場合
1. 軍隊。
2. 陸軍・海軍・空軍の総称。
3. 軍編成上の単位のひとつ。後述。
4. 野球・サッカーなどの集団競技におけるチームの比喩。
「いくさ」と読む場合(古い時代の読みであり、昔の文献での意味)
1. 戦争、戦い。
2. 兵隊。
3. 弓を射る技のこと。

軍（ぐん）は軍編成上の単位のひとつで、いくつかの軍団、師団などによって構成されている軍隊の戦略単位。旧日本陸軍では軍団という編成を持たなかったため、二個師団と一個独立旅団程度の戦力しかない軍も存在した。大日本帝国陸軍では軍の指揮官は司令官と称し、陸軍大将あるいは陸軍中将が就任した。また、司令官の下に参謀長及び参謀副長を置き、参謀長は陸軍少将が、参謀副長は陸軍少将か陸軍大佐が就任した。帝国陸軍に於ける軍は方面軍の下で師団の上に位置した。但し、方面軍の更に上位部隊である総軍に直属する例も在った。

[編集] 帝国陸軍における主な軍

第1総軍、第2総軍、航空総軍、関東軍、南方軍、支那派遣軍及び防衛総司令部は総軍の項を参照
名称中に方面軍と含むもの、及び東部軍、中部軍、西部軍、北部軍は方面軍の項にて詳述した。

[編集] 特設軍

以下に掲げるものは実際には特設軍という分類ではないが、特定の目的(戦役の終結、一地域攻略や特定地域の治安維持等)を達成した際には編制が解かれるものを記した。

第1軍：第1次、第2次、第3次と同じ名称の部隊が編制された。第3次からは常設軍となった。
第2軍：同上
第3軍
第4軍
威海衛占領軍
満州軍
鴨緑江軍
遼東守備軍
青島守備軍：青島攻略軍を改編
浦塩派遣軍
上海派遣軍
支那駐屯軍

[編集] 常設軍

以下に掲げるものは特に常設軍という分類ではないが、日中戦争及び大東亜戦争期に編制され、終戦まで或いはその多くの期間存続した物。

第1軍	第2軍	第3軍	第4軍	第5軍
第6軍	第10軍	第11軍	第12軍	第13軍
第14軍	第15軍	第16軍	第17軍	第18軍
第19軍	第20軍	第21軍	第22軍	第23軍
第25軍	第27軍	第28軍	第29軍	第30軍
第31軍	第32軍	第33軍	第34軍	第35軍
第36軍	第37軍	第38軍	第39軍	第40軍
第41軍	第43軍	第44軍	第50軍	第51軍
第52軍	第53軍	第54軍	第55軍	第56軍
第57軍	第58軍	第59軍