紀伊浦神駅
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紀伊浦神駅(きいうらがみえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神375番地6号にある西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームからの出口が駅舎のあるほうとは反対側にあるため、ホームから線路を渡った後通路を歩いて駅舎に行く。なお、線路を渡る構内踏切には遮断機がついている。
- のりば(駅舎側から)
- 1番線 - 和歌山方面
- 2番線 - 新宮方面
開業当時からの駅舎が使用されている。駅舎の中にはシャッターこそ閉じているものの出札口が現役当時の姿で残っており小荷物台も残る。自動券売機の設置はなく、乗車駅証明書発行機は壊れている。無人駅である。
[編集] 駅周辺
玉ノ浦と呼ばれる入り江の奥に開けた漁港の集落に所在する。玉ノ浦の入り江は海からまっすぐ南西に向かって伸び、その東西の岸にそれぞれ浦神西、浦神東の集落を発展させた。この駅はそのうち浦神西の方にあって、この浦神西は浦神東に比べ、小さな川の河口に当たり、入り江に弁天崎という岬が突き出していることもあり規模が大きい。浦神西の集落には鉄道のほか国道42号も通っており、郵便局や小学校などがある。
- 那智勝浦町立浦神小学校
- 那智浦神郵便局
[編集] 歴史
この駅は昭和11年12月、国鉄紀勢中線の下里駅から串本駅までの開通と共に紀伊浦神駅(きいうらがみえき)として開業したが、その約4年後の昭和15年には江住駅から串本駅・新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開業により紀伊木本駅から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされ、国鉄紀勢西線の駅となった。
その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。
- 1936年(昭和11年)12月11日 - 国鉄紀勢中線の駅として開業。
- 1940年(昭和15年)8月8日 - 紀勢西線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通に伴い紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
紀勢本線(きのくに線:新宮 - 和歌山市)
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