紀伊日置駅
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紀伊日置駅(きいひきえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町矢田159番地にある西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅である。旧日置川町地区で唯一の鉄道駅だが、その中心とは2~3kmほど離れている。
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[編集] 駅構造
- 相対式ホーム2面2線をもち、列車同士の行き違いが可能な地上駅である(当区間は単線区間である)。ホーム間の連絡は跨線橋による。2線のほかに側線も有し、保線用の車輛が留置されていることもある。駅舎はホームより下の位置にあり、ホームからは階段を数段下る。
- のりば
- 1番線 - 和歌山方面
- 2番線 - 新宮方面
[編集] 駅周辺
この駅は旧日置川町地区にある唯一の鉄道駅であるが、地区の中心部からは2~3kmほど離れているため利用者は決して多いとはいえない。中心部へのアクセスは駅前のタクシー・または定期運行のバスなどを利用する。この駅の主な利用客は、隣接する田辺市の高校に通学する生徒たちである。
- 日置川
- 白浜町立田野井小学校
以下は駅から2・3kmほど離れている。
- 白浜町役場日置川事務所
- 白浜町立日置小学校
- 白浜町立日置中学校
- 日置川郵便局
- 紀南農協日置支局
- 紀陽銀行
[編集] 歴史
この駅は昭和11年10月、国鉄紀勢西線の紀伊椿駅(現在の椿駅)から周参見駅までの開通と共に紀伊日置駅(きいひきえき)として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
- 1936年(昭和11年)10月30日 - 国鉄紀勢西線の紀伊椿駅(現在の椿駅)から周参見駅までの延伸に伴い国鉄紀勢西線の紀伊日置駅(きいひきえき)として開業する。
- 1938年(昭和13年)9月7日 - 国鉄紀勢西線が当駅から江住駅まで延伸され、中間駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅~新鹿駅間の開通をもって現在の紀勢本線が全通し、新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により、西日本旅客鉄道紀勢本線の駅となる。
[編集] その他
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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