田子駅
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田子駅(たこえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町和深2954番地にある西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 単式ホーム1面1線を持つ地上駅。列車同士の行き違いすらできない小さな駅である。
- 駅舎は昭和30年代のプレハブ建築で周りの駅に比べてコンパクトだが駅舎の中には待合所があり、シャッターの下りた状態で出札口も残っている。
- 無人駅である。駅員はいない。自動改札・自動券売機・乗車駅証明書発行機の設置もない。
[編集] 駅周辺
海岸沿いに小さな集落が散在する中にこの駅はある。駅は国道から少し入ったところにありわかりにくいがきちんと国道には案内表示がある。国道沿いには平見がいくつかあってこのあたりの国道は起伏がある。このあたりの海岸線には岩礁が発達しており磯釣りの客でにぎわう時期もある。この駅は田子というより赤瀬の集落にあるのだが田子も大変に近い。
[編集] 歴史
この駅は昭和29年11月、国鉄紀勢西線が紀勢本線となる約5年ほど前に国鉄紀勢西線の和深駅と田並駅の間に新しく田子駅(たこえき)として開業した。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。
- 1954年(昭和29年)11月15日 - 国鉄紀勢西線の和深駅と田並駅の間に新しく田子駅(たこえき)として開業する。
- 1959年(昭和34年)3月 - 現在の駅舎が築。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅・新鹿駅間の開通を持って現在の紀勢本線が全通し新たに亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となり、当駅も国鉄紀勢本線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により当駅も西日本旅客鉄道紀勢本線の駅となる。