盛岡都市圏

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盛岡都市圏（もりおかとしけん）とは、岩手県盛岡市を中心とする都市圏のこと。

[編集] 定義

一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

[編集] 「10%都市圏」（通勤圏）

盛岡市を中心市とする都市雇用圏（10%通勤圏）の人口は約48万人（2000年国勢調査基準）。

[編集] 都市圏の変遷

都市雇用圏（10%通勤圏）の変遷

自治体 ('80-'00)	1980年	1990年	1995年	2000年	自治体 (現在)
安代町	-	-	-	-	八幡平市
西根町	-	-	盛岡都市圏 46^万1605人	盛岡都市圏 47^万5541人
松尾村	-	-
岩手町	盛岡都市圏 38^万2706人	盛岡都市圏 41^万8459人			岩手町
滝沢村					滝沢村
玉山村					盛岡市
盛岡市
都南村
雫石町					雫石町
矢巾町					矢巾町
紫波町					紫波町

※盛岡都市圏の10%通勤圏に入っていない町村は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。

1992年に都南村が、2006年に玉山村が盛岡市に編入された。

[編集] 岩手県・北東北・東北地方の中での盛岡都市圏

東北地方の都市圏の人口規模としては仙台都市圏、郡山都市圏に次いで山形都市圏と同じ約48万人。

ただ、経済規模としては仙台都市圏、郡山都市圏に次いで実質東北第3位の都市圏であり、人口・経済規模とも北東北では最大である。特に高速道路・新幹線開業後はビルやマンションが数多く建設されたり企業の出先機関の設置が増えたことから、岩手県のみならず北東北や首都圏、仙台市からビジネス客が訪れている。

北東北で見れば青森市・八戸市・秋田市からは新幹線、弘前市・大館市からは高速バスが盛岡へ通じている。このように交通の要衝であることから、近年商業を中心に目覚しい発展を遂げている。特に盛岡市西部のイオン盛岡ショッピングセンターは、地理的に近い秋田県からも買い物客が訪れているほか、東北自動車道盛岡インターチェンジ付近という立地から高速バス（盛岡－大館間のみちのく号）の停留所も設置されている。

岩手県の中でも盛岡都市圏は交通の要衝であり、県内各地に向けて鉄道やバスが発着している。また、医師不足が問題となっている岩手県の中で唯一の医科大学である岩手医科大学等医療機関も比較的充実していることから、県内各地から外来・入院目的でやってくる人も多い。

商業では近年郊外を中心にショッピングセンターが多く開店しており、盛岡都市圏のみならず花巻市や北上市から、さらには車で2時間ほどかかる宮古市からも買い物客を集めている。ただ、一関市・大船渡市など南部は仙台市に近く、仙台発着の高速バス路線があることから、盛岡市より仙台市へ買い物に行く頻度が多い。また、二戸市や久慈市など北部の買い物客は盛岡市の他に八戸市へも買い物に出かけている。

さらには盛岡市から仙台市まで新幹線で最速約45分、高速バスでも約2時間半の距離であることから、盛岡市から仙台市へ買い物・レジャーに出かける人も多い。