106急行バス

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106急行バス（ひゃくろくきゅうこうばす）とは、岩手県盛岡市と、同県宮古市（一部、下閉伊郡山田町）を結ぶ、岩手県北自動車（岩手県北バス）が運行するバス路線の愛称である。

主に国道106号を走行することから名づけられた。

なお同区間には、停車停留所の少ない106特急バス、さらに座席指定制の106スーパー特急バスも運行されており、通常はこれらも含めて「106急行」と呼ばれる。

岩手県北バスの一般路線の中で一番の収益を上げている。

[編集] 主な停留所

106急行バス（主要停留所記載）: 盛岡駅 - 中央通二丁目 - 県庁市役所前 - 盛岡バスセンター - 河南病院前 - 築川支所前 - 区界 - 松草 - （やまびこ物産館前） - 川内 - 箱石 - 川井 - 茂市 - 蟇目 - 千徳駅前 - 下千徳 - 宮古駅前（ - 浄土ヶ浜パークホテル）（ - 上磯鶏 - 山田中央町 - 岩手船越駅）
106特急バス（停車停留所記載）: 盛岡駅 - 中央通二丁目 - 県庁市役所前 - 盛岡バスセンター - 河南病院前 - （やまびこ物産館前） - 川井 - 茂市 - 千徳駅前 - 下千徳 - 宮古駅前（ - 浄土ヶ浜ターミナル - 浄土ヶ浜パークホテル）
106スーパー特急バス（停車停留所記載）: 盛岡駅 - 中央通二丁目 - 県庁市役所前 - 盛岡バスセンター - 宮古駅前（ - 浄土ヶ浜パークホテル）

[編集] 沿革

1978年 - 運行開始。
1992年 10月 - 宅配業者と連携して「宅配バス」の運行開始。

[編集] 運行本数

急行　18往復（うち、船越発着3往復）
特急　3往復（うち、浄土ヶ浜発1本）
スーパー特急　3往復（うち、浄土ヶ浜発着1往復）

[編集] のりば

盛岡駅…駅正面口7番のりば
宮古駅…案内所前6番のりば

[編集] 乗車券

基本的に乗車時に整理券を取り、下車時に運賃表示機を確認のうえ運賃を支払う。
盛岡駅県北バス窓口、宮古駅前案内所自動券売機で乗車券を発売している。
岩手県交通・岩手県北バス共通バスカードでも利用できる（車内販売もあり）。その場合、乗車時・下車時にカードリーダーを通すこと。
「106急行往復乗車券」発売（7日間有効）。設定区間は盛岡駅～宮古駅間、中央通二丁目・盛岡バスセンター～宮古駅間。
三陸鉄道北リアス線有人駅（久慈駅・宮古駅を除く）から、三陸鉄道と106急行バスを乗り継ぐ往復乗車券「三鉄106まるとく往復乗車券」を発売している。
7月16日から11月30日まで106急行バス往復乗車券と三陸鉄道北リアス線フリー乗車券がセットになった「106急行・三陸鉄道観光フリーパス」を盛岡駅県北バス窓口、盛岡バスセンターで発売（バス往復券7日間、三鉄フリー乗車券2日間有効）。
「106急行バス・アーバン号乗り継ぎ往復割引乗車券」を宮古駅前案内所で発売（6日間有効）。

[編集] その他

盛岡～宮古間は、こちらのバス利用者が圧倒的に多く、ほぼ並行するJR山田線の列車本数は1987年のJR発足以後本数を減らしている。
盛岡～宮古間を即日配達する「106急行宅配便」を行っている。
途中、宮古・山田（船越）方面行では「やまびこ産直館」バス停（宮古・山田方面行のみの停車で、盛岡行には停車しない）にて、盛岡行では「箱石休憩所」（ここでは客扱いはしないが、乗降バス停については少し先の「箱石」バス停となる）にて、それぞれトイレ休憩となる。
スーパー特急便は座席指定券200円が必要（ただし、専用車が車両点検の場合は一般車両で運転される場合がある。その場合は座席指定券200円は不要となる）。なお、トイレ付き車両のため途中休憩はない。また盛岡市内についてはクローズドドアシステムが適用されるため、宮古行の場合は盛岡駅→盛岡バスセンターのみの降車、盛岡行の場合は盛岡バスセンター→盛岡駅のみの乗車はできない。
盛岡市内の盛岡駅～盛岡バスセンター相互間のみの利用については、競合他社である岩手県交通が運行している盛岡都心循環バス「でんでんむし」に対抗して、当該区間内による相互間の運賃を100円で実施されている（ただし、盛岡市内にて乗降制限<クローズドドアシステム>のある106スーパー特急は対象外）。