九州産交バス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | 産交バス |
本社所在地 | 860-0805 熊本県熊本市桜町3番10号 |
電話番号 | 096-325-8243 |
設立 | 2005年4月1日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 乗合バス事業 |
代表者 | 山村啓 |
資本金 | 90百万円 |
従業員数 | 500人 |
主要株主 | 九州産業交通ホールディングス 100% |
外部リンク | www.kyusanko.co.jp/ |
九州産交バス株式会社(きゅうしゅうさんこう-,Kyushu Sanko Bus Co.Ltd)とは、熊本県熊本市近郊の路線バスと熊本県内から各都市への高速バス等を中心に運営するバス事業者。九州産業交通ホールディングス傘下。ここでは、九州産業交通の頃に地域毎にて分社化され、後に合併して設立された「産交バス株式会社」についても記載する。
両社とも略称は産交バス(さんこう - )。本社所在地は親会社の「九州産業交通ホールディングス」及びその関連会社である「産交バス」と同じ熊本県熊本市桜町。資本金9000万円。
目次 |
[編集] 沿革
同社が分社化される前の沿革については九州産業交通ホールディングス#沿革を参照のこと。
- 1942年8月17日 九州産業交通株式会社設立。
- 1991年3月 九州産業交通から「天草産交」・「熊北産交」・「熊南産交」を地域毎に分社化し、本体は主に熊本市近郊の路線バスと高速バスの事業に専念する。
- 2005年4月1日 分離子会社の天草産交・熊北産交・熊南産交が合併して産交バス株式会社となり、産交観光バスから路線バス事業を合併会社に営業譲渡。
- 2006年4月1日 九州産業交通が「九州産業交通ホールディングス株式会社」に商号変更して事業持株会社へ移行すると同時に、同社が直轄して運行していた路線バス・高速バス等の事業を分割して「九州産交バス株式会社」を設立。
[編集] 事業
[編集] 路線バス
[編集] 市内バス
- 同社直轄路線および子会社である産交バスの路線を合わせると、ほぼ県下全域にネットワークを持つ。
- 青色と白色のツートンカラーの車体が特徴。ノンステップバス、リフト付きバスは青系のラッピング塗装。ノンステップバスの中にはドイツ・ネオプラン社製の車両もある。通称は産交バス。
- 路線バスを運営する分離子会社として、天草産交(天草・牛深)、熊北産交(荒尾・玉名、高森)、熊南産交(八代・水俣・人吉)、産交観光バス(菊池・阿蘇・小国・三角)の4社があったが、2005年4月1日付けで合併し、産交バスとして統合された。
- 産交バス荒尾営業所は、 荒尾市交通局(荒尾市営バス)が廃止・譲渡を決定したことから、その一部が移管されたものである。荒尾市営バスは2005年4月1日に解散し、車両・路線は産交バスに譲渡された。
- 子会社は発足当時より車両の塗装は産交本体と同一の塗装とし、見かけ上、産交本体と同一の印象を持たせる施策を行っている。一般的には産交本体・分離子会社ともに「産交バス」の通称名で呼ばれる。
- 営業所一覧
- 九州産交バス直轄
- 中央営業所 - 熊本市春日
- 小島営業所 - 熊本市小島下町
- 中央営業所と小島営業所は統合され、熊本市上代に移転予定。中央営業所跡地は複合商業施設になり、小島営業所跡地は売却される。
- 松橋営業所 - 宇城市松橋町松橋
- 山鹿営業所 - 山鹿市昭和町
- 大津営業所 - 菊池郡大津町
- 木山営業所 - 上益城郡益城町
- 産交バス(現在、路線バスの分離子会社は同社のみ)
- 天草営業所 - 天草市北浜町
- 牛深営業所 - 天草市久玉町
- 荒尾営業所 - 荒尾市荒尾・南用尺区
- 玉名営業所 - 玉名市岱明町
- 高森営業所 - 阿蘇郡高森町
- 八代営業所 - 八代市新地町
- 水俣営業所 - 水俣市月之浦
- 人吉営業所 - 人吉市下青井町
- 菊池営業所 - 菊池市隈府(平成18年9月末日で廃止)
- 阿蘇営業所 - 阿蘇市
- 小国営業所 - 阿蘇郡小国町
- 三角営業所 - 宇城市三角町三角浦
- 九州産交バス直轄
なお、九州産交の営業所はバスの行き先案内などで○○産交と呼ばれることがある。たとえば、小島営業所へ向かうバスは小島産交行きと案内される。ただし、中央営業所に向かうバスは田崎車庫行きと案内される。
[編集] 都市間バス
熊本県内の主要都市間を結ぶ快速バスと、主に他県の主要都市へ向かう特急バスからなる。 高速道路を経由する特急バスは、とくに高速特急と呼ばれる。
- 特急・高速特急バス一覧
さらに九州国際観光バスから引き継いだ、九州横断バスもこの会社の手により運行されている。
- 廃止された特急・快速バス等一覧
- おゝあそ号(観光特急) 熊本~阿蘇山西駅、熊本~阿蘇山東駅
- たかちほ号(快速)熊本駅~大津~高森
- ありあけ号(特急) 熊本~長崎(長崎県営バス・島原鉄道との共同運行・有明フェリーを利用)
- おおあそ号(高速特急) 熊本~佐賀~嬉野・唐津(西日本鉄道・昭和自動車・祐徳バスとの共同運行)
- きりしま号(高速特急) 熊本~鹿児島 (南九州高速バスとの共同運行)
- みいけ号(快速) 熊本~荒尾~大牟田、熊本~長州港~荒尾~大牟田
- なぎさ号(快速) 熊本~八代~水俣(開設当初、熊本~八代駅間ノンストップ)
- しらぬい号(快速) 熊本~宮原~八代港、熊本~鏡~八代
- 第2しらぬい号(快速) 山鹿~熊本~宮原~八代港、
- ひなぐ号(快速) 熊本~宮原~八代~日奈久(君ヶ渕駐車場)(なぎさ号廃止後新設された)
- やつしろ号(快速) 熊本~宮原~八代(昭和53年しらぬい号廃止の後、昭和60年頃に復活した八代快速
- さつま号(快速) 八代~水俣~川内(南国交通との共同運行)
- みなと号(快速) 熊本~三角港(開設当初、熊本~三角間ノンストップ)
- おおうら号(快速) 大浦港~本渡(開設当初 大浦港~本渡間ノンストップ)
[編集] 定期観光バス
- 熊本城周遊バス(しろめぐりん) 熊本駅~熊本交通センター~熊本城~熊本駅(環状線)
- 定期観光バス 熊本駅~熊本交通センター~水前寺公園~熊本城~熊本交通センター~熊本駅
- 2006年10月1日より運行開始。土日のみ運行。予約制。1日2便。
[編集] 貸切バス
子会社である九州産交観光及び産交バスによって運行されている。
[編集] ロープウェイ
阿蘇山上の阿蘇山西駅-火口西駅間で、阿蘇山ロープウェーを九州産業交通ホールディングス傘下の「九州産交ツーリズム株式会社」によって運営している。
[編集] 主なバスターミナル
※営業所は除く。
[編集] その他
[編集] 出身人物
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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