準快速
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
準快速(じゅんかいそく)とは、快速列車の一種であるが、快速列車よりも停車駅が多いないしは快速列車に主に使用する車両より劣る車両を用いる場合に使う列車種別である。
設定会社も2005年現在では東武鉄道と九州旅客鉄道(JR九州)のみで、JR九州が2004年3月13日より設定を行うまでは東武鉄道が使用していただけであった。
目次 |
[編集] 説明
基本的には準急列車と急行列車の関係に似ているが、私鉄である東武鉄道では各駅に停車する普通電車より速達であった準急と観光列車でありながら補助的な役割を担った快速との中間に位置していたためであり、日本国有鉄道の後身でもあるJR九州の場合では快速列車の停車駅整理の兼ね合いでこの名称を用いたと考えられる。
[編集] 現在運行している鉄道会社
[編集] JR九州
九州旅客鉄道(JR九州)の場合、鹿児島本線の門司港駅~博多駅間の快速列車の内、折尾駅~赤間駅間を各駅に停車するものを指す。2004年3月13日より運行を開始した。
停車駅はこちらを参照されたい。
[編集] 過去に運行されていた鉄道会社
[編集] 東武鉄道
東武鉄道の場合、日光線に1958年より1965年まで運行されたものがそれであるが、この列車は日光線特急・急行の補完的な役割を担っていた快速列車に使用していた車両の内3210系・5450系電車など通勤形電車が使用されたものにこの種別を充てたとされる。その為、急行列車とは質が落ちるが速達性はある準急列車の意味合いに近く、東武日光線快速列車専用とされた6000系電車の就役した1965年には運行を終了している。
- 東武日光線#かつての「準快速列車」も参照されたい。
[編集] 関連事項
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 日本の列車 | 鉄道のサービス | 九州旅客鉄道