島田紳助がオールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えますスペシャル!
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島田紳助がオールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えますスペシャル!は、よみうりテレビ制作・日本テレビ系列で年2回(春・秋)のバラエティ特番である。視聴者アンケート対決(好きな芸能人、嫌いな芸能人など)などがある。
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[編集] 番組綱要
1995年3月にEXテレビの人気企画「クイズここまで出てるのに」をゴールデンタイムに進出した特別番組「超ド忘れイライラクイズ」として紳助と当時YTVの月曜夜10時枠の番組の司会を勤めた関口宏が担当した。以後、関口から細川直美に変わり、1996年まで春・秋の年2回放送された。1997年10月に、「クイズここまで出てるのに」以外のEXテレビ発コーナーを持ち込んだ現番組の原型「秋の超テレビ宣言!」(「クイズここまで出てるのに」はなかった)となり、1998年と1999年は春改編は「超ド忘れイライラクイズ」、秋改編は「オールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えます!SP」として放送され、2000年から年2回の放送になった。しかし、2004年秋~2005年秋は完全に「芸能界・恋のキューピッドあなたの思い届けまショー」のみの内容となった。 しかし、上記企画が2006年4月より「芸恋リアル」としてレギュラー番組化されるのに伴い、2006年春の特番からは再び「オールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えます!SP」として放送されている。
[編集] ルール
- 最初に「中継クイズ・私はだあ~れ?」を行い、名前を当ててもらったパネラーは有名芸能人として解答席に着く事が出来るが、当ててもらえなかったパネラーは「無名芸能人」として無名地獄と称された、さらし首・中腰体勢で着かないといけない席へ移動する。
- 解答席は4~5席用意されており、6人以上が有名芸能人となった場合は、2人以上でチームを組む形で1席とする。
- クイズの得点は、有名芸能人はそのまま得点が加減(チームは各自にそれぞれ加減)されるが、無名地獄は、加点される場合は無名芸能人全員で頭割りして加算され、減点される場合は有名芸能人同様そのまま減点される為、幾分不利になっている。
- 1コーナーが終わったら、無名芸能人を対象に再度中継クイズを行って、有名芸能人に昇格できるパネラーを決める(途中のクイズからは、中継クイズを行うことなく全員が通常の解答席で参加)。
- 最後に全員、獲得した点数に比例した金額が賞金・罰金として獲得・没収される。
[編集] 主なコーナー
[編集] 中継クイズ・私はだあ~れ?
- 大型テレビを設置したトラックを住宅地などへ走らせ、スタジオと中継し、一般人に出演パネラーの名前を当ててもらう。当ててもらえなかったパネラーは「無名芸能人」のレッテルを貼られる。
- あまりテレビを見ない環境の下へ向かうことが多い。
[編集] クイズあわせて100%
- 先にスロット抽選で有名人を一人決めた後、各自リストの中からもう一人の有名人を選択して、(有名人の知名度が事前に老若男女から調査済みで”○○は何%”という結果が出ている)アンケートでの2人の認知度の合計が80~100%になるようにする。
[編集] 抱かれてみたいのはどっち?
- 出演パネラーの一人が、ライバル五人の中から、20人の一般人の内自分の方に抱かれたい(他のテーマの場合もあり)と投票してくれそうなのを選ぶ。
- ライバルそれぞれに倍率と必要最低票が設定されており、必要最低票の数以上投票されていれば、投票数×倍率の得点を獲得。必要最低票未満であれば減点。
- ライバルは、勝つのが難しい見た目が良い芸能人程倍率は高く、必要最低票は少なく設定されている(5人とも同レベルだと思われる場合は、20倍・10票必要で統一されている)
- 現在は、「芸恋リアル」内にて「芸恋アンケート対決」として放送されている。
- 対戦するチャレンジャーの殆どは見た目の良い芸能人と対決することが多く、必要最低表が一番少ないこともあり、かなりの確率で必要最低表をクリアして勝利する(以前は、最大倍率のライバルには、1票でも取ればクリアだった。現在は3票でクリア)。その反面、必要最低票が多い芸能人との対戦をするチャレンジャーは殆ど無く、しかも必要最低票に届かないこともある。
[編集] 有名人のまちがい探し
- CGで加工された有名人の顔写真の間違いを当てる(例:「目」が本人よりも「位置が高い」)。
[編集] クイズ1人しか言いませんでした(クイズ100人に聞いたら1人しか答えませんでした)
- 「○○(有名人の姓名、名字、漢字など)で連想される有名人は?」という質問を100人に聞き、一人しか答えなかった答え(ごく少数派意見)を当てる。
[編集] クイズここまで出てるのに
- 番組開始当初はこのコーナーのみ。VTRに映された、ついこの間まで話題になってた人や物を当てるクイズ。
- 分かった人から、ヒソヒソマシーン(筒)で紳助に耳打ち。正解なら抜ける事が出来るが、不正解なら元の位置に戻って考え直す。制限時間以内に正解出来ないとアウト。
- 約10人が解答者となり、抜けた人と同じ人数を残りの人から補充する。
- 但し、流れてきた曲のタイトルを当てる「全員でイライラ 曲名早思い出しクイズ」は全員参加
- 「芸能界の厳しさ教えます!SP」になってからしばらくは行われなかったが、1回だけ、中継クイズを免除されるシード決めの為のクイズとして復活した。
[編集] 芸能界・恋のキューピッドあなたの思い届けまショー
- 出演パネラーが真剣に付き合いたい芸能人にラブレターを書き、スタッフがそれを届けて可否を聞く。
- 告白相手は2人ないし3人まで指定可能で、失敗したら次の相手へ進む。成功した場合、相手から個人的な連絡先が渡され、本番中に連絡を取る場合もある。
- この企画のみ独立し、2006年4月より毎週月曜夜9時「芸恋リアル」(キスイヤの後番組)でレギュラー放送となる。
[編集] クイズスターボウリング (これはもはやボウリングではない!)
- 2002年春SPのみ実施
- 全体を2チームに分けて行う団体戦
- ある共通点を持つ10人にアンケートを取り、それをピンにみたてて「○○といえば?」という問題で彼らが答えそうな言葉を言いながらボールを転がす。
- 同じ回答をした人がいれば、その人のピンが倒れる。
- 1フレームは、2人1組で1人1投ずつ担当。1投目で全ピン倒れたら(10人とも同じ回答なら)ストライク、2投目で全ピン倒れたら(残りピン全員と同じ回答なら)スペア。しかし、実際には答えがばらつきやすく、ストライクやスペアが出るのはまれである。
- 大物女優10人と元ボクシング世界チャンピオン10名で行われたが、大方の予想通り常人離れした解答で、パネラーを戸惑わせた。
- 例題の「春に咲く花といえば?」の問いに藤谷美和子は「わ・た・し」と答え、本問ではガッツ石松自身から「俺、何て答えたっけ?」との珍発言が飛び出した。
[編集] 中ン中ンゲーム
- 1997年秋SPと2006年春SPで行われたクイズで、「フンフンゲーム」と読む。
- 出題者が口を開けずに言った有名人の名前を当てる。
[編集] クイズ私だけじゃイヤ~ン!
- 2006年春SPのみ実施
- 指定した条件に当てはまる有名人の名前を答え、他の人と合った人は得点
- 解答席は5席(1人1席)しかなく、誰とも合わなかった人は、後ろで控えるパネラーと交代。
- また、和田アキ子(VTR出演)と答えが合ってしまった人は、他の人と答えが合っていようがいまいが退場、更に減点される
[編集] カブッちゃイヤ~ン!
- 2006年秋SPでスタート。
- 解答者を5チームに分けて行う団体戦。
- 指定した条件(例・離婚したカップル、二世芸能人)に当てはまる有名人の名前を1チーム1個ずつ順番に書いていく。(勿論、その答えを口にしない)
- 指定した条件に当てはまらない有名人や既に出た有名人(アウトのチーム含む)の名前を書いたチームは上から網で捕らえれて、アウト(負け抜け)。最後まで残った1チームが勝利となり、得点獲得。
- かつてよみうりテレビ系で放送された『RRR』の1コーナー「ダークサイドエンペラー」のリメイク版。
[編集] クイズ!共演してるはずなのに~!
- 2006年秋SPでスタート。
- 各問題、まずはこれから出題される有名人とかつて共演した事のある人だけ前に呼ばれてクイズに参加する(呼ばれなかった人は答えなくても良い)。
- 出題された写真の有名人の名前を、フルネームで答える。
- 分かった人から、ヒソヒソマシーン(筒)で紳助に耳打ち(解答権は1人1回)。
- 正解ならOKエリアへ入り、不正解・時間以内に答えられなかった場合はNGエリアへ入って、正解が発表された後、NGエリアへ入れられた人々はカメラに向かって、答えの人物に謝罪の言葉を述べなければならない。
- 最終問題は、丁度今、同じ解答者として共演している「勝俣州和」を出題。当然解答者は出題されている勝俣以外全員でなおかつ問題を知っている紳助が勝俣のフルネームに何度も触れていたが、約半数がNGエリアへ入ってしまった。
[編集] 補足
- 「クイズあわせて100%」、「有名人のまちがい探し」、「カブッちゃイヤ~ン!」はカンニング防止のために解答席に仕切り板がたてられる。
- 「クイズここまで出てるのに」、「クイズ!共演してるはずなのに~!」は紳助に耳打ちで解答する。その際、正解の場合は効果音で消されるが、誤答の場合はそのまま放送され、会場の笑いものにされる。
[編集] 放送日
- 第1回:1997年10月8日放送- 秋の超テレビ宣言!'97
- 第2回:1998年9月21日放送- スーパーバラエティー・秋の爆笑オールスター・芸能界の厳しさ教えますスペシャル!
- 無名芸能人は檻セットに入れられ、晒し者に。
- 「有名人の間違い探し」がラストクイズで、個人戦の早抜け形式だった。
- 第3回:1999年9月23日放送- スーパーバラエティー・1999秋のオールスター・芸能界の厳しさ教えますスペシャル!
- 無名芸能人は、自分の名前を組み立てる作業をすれば中継クイズを免除されるルール。また、「抱かれてみたいのはどっち!?」がこの回から登場した。
- 第4回:2000年3月13日放送- スーパーバラエティーオールスター・芸能界の厳しさ教えますスペシャル!
- この回も、無名芸能人は、自分の名前を組み立てる作業をすれば中継クイズを免除されるルール。
- 第5回:2000年9月21日放送
- 無名地獄ルールで現在の形が確立。また、イライラクイズ・ここまで出てるのにが久しぶりに登場した。
- 第6回:2001年3月12日放送
- 第7回:2001年9月17日放送
- 中継クイズ後の第1コーナーが、「クイズあわせて100%」ではなく「抱かれてみたいのはどっち!?」。この回のみ、挑戦者以外も最低得票数以上になるか否かを予想するルールであった。
- 「これはもはやボウリングではない!」が登場。
- 第8回:2002年3月11日放送 - オールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えますスペシャル!2002春
- 第9回:2002年9月18日放送
- 第10回:2002年10月7日放送
- 第11回:2003年3月17日放送
- 中継クイズの前に「クイズここまで出てるのに」が登場。正解者上位3名は中継クイズを免除されるシードとなった。
- 第12回:2003年9月15日放送 - オールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えます!抱かれてみたいスペシャル!!
- 第13回:2004年3月27日放送 - 島田紳助がオールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えますスペシャル!!2004春
- 第14回:2004年9月27日放送 - オールスターの皆様に芸能界の厳しさ教えます!恋愛スペシャル!!
- これが事実上『芸恋リアル』の前身番組となる。
- 第15回:2005年3月28日放送 - 島田紳助が芸能界の厳しさ教えます!恋の告白スペシャル!!
- 第16回:2005年9月25日放送 - 島田紳助が芸能界の厳しさ教えます!芸能人だって恋愛したいスペシャル!!
- 第17回:2006年3月13日放送 - 島田紳助が芸能界の厳しさ教えますスペシャル!!2006春
- 2004年春以来の企画復活。「芸能界・恋のキューピッドあなたの思い届けまショー」、「抱かれてみたいのはどっち!?」が無くなった事に代わり、「クイズ私だけじゃイヤ~ン!」が新クイズとして登場。また、「中ン中ンゲーム」が復活。
- 第18回:2006年10月9日放送
- 新クイズが登場(「カブッちゃイヤ~ン!」、「クイズ!共演してるはずなのに~!」)
[編集] エピソード
- 第2回放送の中継クイズで寺門ジモンが3回とも名前を言ってもらえなかった。結局「有名人の間違い探し」に特別参加(減点した上で参加)して奮闘したが、不満足な様子だった。エンディングに「寺門ジモン」という大きなテロップが出た。
- 「これはもはやボーリングではない」で、ボクサーに「3分間で連想するものは?」を出題。「インスタントラーメン」「1ラウンド」が多かった中、輪島功一は「ウルトラマン」と回答。また、女優に「焼肉屋で一番最初に注文するものは?」を出題。「焼肉は食べない」という回答が多発して解答者からブーイングが起こった。また、いしだあゆみは「ビビンバ」と回答。絶対におかしいとトミーズ雅が言った。
- 「抱いてみたいのはどっち?」で野村沙知代を抱いてみたいといった人が数人いたことに対し、デヴィ・スカルノが「それ、おかしいんじゃないですか?」と反論した。
[編集] 出演者
[編集] 司会
[編集] アシスタント
- 細川直美(初代:97年秋・98年秋)
- 島谷ひとみ(2代目:99年秋・00年春)
- 中元綾子アナウンサー(3代目:00年秋・01年春)
- 不明(4代目:01年秋)
- 酒井彩名(5代目:02年春・02年秋)
- まきこ(6代目:03年春)
- 浜口順子(7代目:03年秋~05年秋)
- 福井未菜(8代目:06年春~)
[編集] ナレーション
[編集] 出場したパネラー有名人(五十音順)
[編集] 男性
あ |
か |
さ |
た |
な |
は |
ま |
や |
わ |
[編集] 女性
あ |
か |
さ |
た |
な |
は |
ま |
や |
ら |
わ |
[編集] スタッフ
- 構成 : 詩村博史 / 倉本美津留、三木聡
- プレーン : 村井聡之
- 美術 : 箕田英二、松井珠美
- イラスト : 長谷恭三
- 技術 : 北條吉彦、森下直樹、坂口拓磨、林晃吉、村上和生
- 音声 : 小野木晋、三村将之
- 照明 : 吉田勝、浜野眞治、窪田和弘
- VTR編集 : 明石健二、中澤丈
- MA : 中澤哲矢
- 音効 : 船冨潤司
- コンピューター : 池見和之
- AP (アシスタントプロデューサー) : 栄江真理子 / 熊崎慶太郎、北島直樹(吉本興業)
- ディレクター : 村上雅俊、西川義嗣、前西和成、出原照久、山口剛正
- プロデューサー : 原川大(吉本興業)
- チーフプロデューサー・演出 : 梅田尚哉
- 技術協力 : テクノマックス、マウス、サウンドエフェクト、ヒビノ,日本テレビビデオ
- 美術協力 : つむら工芸、カトウクラフト、新光企画、東京衣裳、おかもと技粧
- 収録スタジオ : 天王洲スタジオ
- スタッフ協力 : 映像企画、すきな
- 制作協力 : 吉本興業
- 制作著作 : よみうりテレビ
[編集] 関連項目
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