宮迫博之
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宮迫 博之(みやさこ ひろゆき、1970年3月31日 - )は、日本のお笑いコンビ・雨上がり決死隊のボケ担当で、相方は蛍原徹。血液型B型。
大阪府大阪市西淀川区出身。私立金光第一高校(現・金光大阪高等学校)卒業。NSC7期生であり吉本興業所属。
DonDokoDon山口智充との「くず」としての音楽活動や俳優活動も行っている。
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[編集] 人物
- テレビ等では、常にテンション高くキレることが多いキャラクターで見られているが、実際のところ普段はかなり大人しく、時に「根暗」とまで表現される程であることが、相方の蛍原徹や先輩の松本人志、島田紳助等多数の口から語られている。
- 自己紹介では自分の頬を叩き、両人差し指を前に突き出し「宮迫~です!」と言う。この一連の動きでは頬を叩くのは2回と勘違いしている人が多いが、実際には1回しか叩いていない。これは元々、自分の頬を叩く「俺はアホかっ」(もしくは「俺のアホっ」)という自虐ギャグが派生したものであり、これに「太極拳の型を加えた(本人談)」ものである。
- リーダー格だった吉本印天然素材ではジャージ姿で革靴を愛用していた。
- コンビとしては宮迫一人が目立つことが多いが、「相方は俺のために身を引いてくれている」と発言したり、ある番組のプロデューサーの「蛍原さんはいつもの様に目立たない感じで」という指示にマジギレする等、相方思いの一面を持つ。その理由としては、かつて自分独りの才能でやっていると主張し独断専行を続けていた宮迫に対し、見かねた先輩芸人西川のりおが「蛍原を疎かにしていては先は無い」ときつく注意したことが原因であるらしい(西川のりお談)。
- 最近頭髪が薄くなって来ていることが気になっているようで、ヘアメイクに相当時間をかけているらしい。ちなみに父、祖父も頭髪が薄く、見事にその遺伝子を受け継いでしまったようだ。「水に濡れると別人になる」「髪が濡れるともずくみたいになる」「水に潜ると俺がいなくなっちゃう」(本人談)。
- 仲間の芸人達から時折「ハゲ迫さん」「ハゲかけ迫さん」とからかわれている。めちゃイケでは幼稚園児に「ハゲサコ」と言われたことがある。当人も遺伝でハゲると信じているらしく、育毛剤を愛用しているらしい。
- めちゃイケでは、岡村隆史とケンカをしているシーンがよく見られるが、実際は仲が良い。
- 「宮迫」という名字は書き間違えやすいのか、小松政夫にクイズ番組で「宮追くん」と書かれたことがある。
- 妻は元バレリーナで2歳年上(口癖が「なんでなん?」)。恐妻家としても知られ、ある日の深夜、仕事から疲れて帰ってきた宮迫が寝ぼけ眼の妻に「あんた、あたしのヤクルト飲んだやろ!?」と叱責され、暫くの間玄関で蹲ったというエピソードはテレビで何度も発言し有名になっている。徹子の部屋に出演した際にこの話のオチを黒柳徹子が先に言ってしまったこともまた有名になっている。また彼女は、松本人志が宮迫の招待で家を訪問したときに長男を抱っこし、「いや~、かわいいやんか。この前掛け」と発言した松本を鬼の形相で睨みつけた事もあるとか。
- かなりの漫画・アニメ好きとしても有名で、未だに殆どの漫画雑誌を講読又は立ち読みしている。漫画の種類としては北斗の拳の様に、主人公が圧倒的に強いモノが特に好みで、その中でも月刊少年チャンピオンに連載されていた『クローズ』は連載第一回の段階から自分好みの漫画として愛読しており、未だに自分の中で最も面白い漫画であるらしい。またアニメに関してもかなりオタク的で(本人は、アニメ好きよりアニメソング好きと言っているが…)、こちらはガンダムやマクロス等が好きで、劇中の台詞を全て覚えている程。実際マクロスに関しては、自身がパーソナリティーを務めていた、MBSラジオ「オレたちやってま~す」木曜日内で何度も熱弁を振るった結果、偶然それを聞いた関係者から実際に、「マクロス」のDVD商品のCM出演オファーをもらった程である。因みに本人曰く、初恋の相手は、ミンキーモモだそうである。
また、同番組で共演した声優の堀江由衣のマネージャーに「カリンコリン」というあだ名を付け(尋常でなく痩せていたことから)、そのあだ名は堀江のファンの間では未だに使われ続けている。更に同番組で共演した福井裕佳梨にご執心でコンサート・イベントに花輪を送ったりしたこともある。また水樹奈々には「萌えセリフ」を言わせまくっていた。 - 元々は俳優志望であったことも手伝い、2001年の『救命病棟24時』(第2シリーズ)へのレギュラー出演以降、俳優としてドラマ・映画での活躍が目覚ましい。しかし、近頃酒の席で「(芝居は)自然体でやったらええねん」など演劇論を真面目に語ることがあるらしく、お笑い芸人としてはいささか勘違いし始めている等と芸人仲間から揶揄される事もしばしば。
- 『雨上がり決死隊』を組む前、別の相方と『ピープル』と言うコンビを組んでいた。このコンビはダブルボケでとてもシュールな芸だった為、解散してしまった。因みにこの相方は現在、六本木ヒルズに居を構える程に実業家として成功している。
- プライベートでは、山崎邦正と家族ぐるみでの付き合いがある程仲がよく、雨上がりの番組となると必ずと言っていい程頻繁に登場する。
- 雨上がり決死隊出演のラジオ番組「雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!」では、「ギャラクシー兄さん」(略して「ギャラ兄」)の異名を持つ。
- 息子から「パパ、ドライブに連れてって・・・」の一言に一念発起し、35歳から自動車教習所に通い、見事合格。愛車はポルシェ・カイエン。その後、ワンナイでは、ハワイでドライブをした。
- しかしその愛車を購入して間も無い頃、プライベートで今田耕司がふざけて行ったフライングボディーアタックにより、ボディを軽く陥没させられている。
- 持ち歌は『Missing』(久保田利伸)と言われており、女性と飲みに行って、カラオケに行くと口説き文句と共に必ず歌うらしい。また、ダウンタウン松本とカラオケに行き、『ラブ・イズ・オーヴァー』を歌った際「欧陽菲菲よりも泣けた」と言わしめた。
- 因みに、妻とは17年前には知り合っていたらしく、このことを知られたくないらしい(めちゃイケ2006年1月21日放送分より)
- NSCに入らなかったら、マギー司郎の弟子になりたかったらしく、マギー司郎本人にもそのことを語っている。
- 「翼こそ生えてないですけど、天使ですよ」と公言するくらい、息子を溺愛している。
- 体が柔らかい女性が好き。
- 遊園地の絶叫マシーンが大の苦手で、松本人志曰く東京ディズニーランドのカリブの海賊に乗っている時に女の子のように絶叫していたという。
- 自信家として知られ、「自分の事を良くかいた記事のページを折った雑誌を持ち歩いている」と松本人志がラジオで語っている。
[編集] 出演
[編集] バラエティ
[編集] テレビドラマ
演じている役の殆どが関東出身の設定である為、標準語及び東京弁で演じている。
- 美しい人(TBS系金曜ドラマ、1999年)
- きらきらひかる3(フジテレビ系、ドラマシリーズ後の二時間スペシャル、2000年)舞草衆一郎役
- ただいま満室(テレビ朝日、2000年)
- 救命病棟24時(江口洋介主演、2001年)(馬場武蔵役)
- ミスDJ殺しのリクエスト(黒木瞳主演、2001年)
- 北条時宗 (2001年)六波羅探題北方北条義宗役
- 反乱のボヤージュ(テレビ朝日、2001年)立花役
- 婚外恋愛(テレビ朝日木曜ドラマ、2002年)
- 春ランマン(関西テレビ・フジテレビ系、2002年)
- ソーム二課 電話オペレーターの事件簿(フジテレビ系、2002年)
- 探偵家族(日本テレビ系、2002年)田中大介役
- アシ!(テレビ朝日、2003年)
- 東京ラブ・シネマ(フジテレビ系月曜夜9時・2003年)千葉吉成役
- 離婚旅行(西田敏行主演、2003年)
- 太閤記~サルと呼ばれた男~(フジテレビ系、2003年)明智光秀役
- アットホーム・ダッド(関西テレビ・フジテレビ系火曜10時、2004年)杉尾優介役
- 恋の時間(TBS系日曜夜9時、2005年)山田昌男役
- Happy! (TBS系、2006年) 桜田純二役
- だめんず・うぉ~か~(テレビ朝日系、2006年)一ツ橋信役
- Happy!2
[編集] 映画
- ごんたくれ(映画デビュー作)
- 岸和田少年愚連隊
- 蛇イチゴ(初主演作)
- クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦(声優・彦蔵役、2002年)
- 13階段
- 下妻物語
- CASSHERN(アクボーン(新造人間)役、2004年)
- Mr.インクレディブル(声優・日本語吹替版・シンドローム/インクレディボーイ=バディ・パイン役、2004年)
- Tokyo Tower(2005年公開)
- 姑獲鳥の夏(2005年夏公開)
- 妖怪大戦争(2005年夏公開)
- タナカヒロシのすべて
- 探偵事務所5"(2005年秋公開)(成宮寛貴とダブル主演)
[編集] 舞台
- NODA・MAP『カノン』(2000年4月1日~5月28日:シアターコクーン・近鉄劇場)
[編集] CM
[編集] ラジオ
[編集] 受賞歴
[編集] 西淀川公害
西淀川公害とは、西淀川区に発生した公害。宮迫は西淀川区出身でもあることからこの公害の患者とされており、小児喘息を罹っていた。この治療のために、5歳の頃に茨木市に転居している。