井上聡
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井上 聡(いのうえ さとし、1976年2月2日 - )は、お笑い芸人。吉本興業所属。大阪NSC13期生。
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[編集] プロフィール
- 岡山県岡山市出身。公式などでは岡山出身とされているが、元々の出身地は熊本県玉名市。現在、実家は福岡県久留米市にある。身長175cm。血液型はB型。視力2.0。
- 1994年に河本準一とコンビ「次長課長」を結成。デビュー当時はボケ担当。現在はツッコミ担当。しかし、井上本人が余りにも天然ボケ過ぎるので、今でもトークや一部のネタではボケを担当。
[編集] 人物
- 容姿端麗ぶりに柔らかく自然なツッコミ、そして彼特有の「天然キャラ」が特徴である。
- ネタ作り以外は、吉本入りも東京進出もすべて河本が決定しており「ネタ作りの主導権は井上。人生の主導権は河本」と言っている。(本人談)
- ケンドーコバヤシとは師弟関係にあり、大阪時代河本がヘルニアで入院した時2人でコンビを組み、学園祭を廻っていた事もある。つっこみ無しの、ボケにまたボケを重ねる芸で、非常にうけたらしい。「乙女丼」などの曲はケンドーコバヤシとの共同作品である。
- あまり社交的な方ではなく、どちらかというとインドアタイプである。東京進出後、2年ほど仕事がなく暇だったこともあり、少し東京にビビっていた。相方河本は外で発散していたが、井上は家から殆ど出なかった。
- 肉が苦手で、肉の脂身が食べられない。食は細いが、飲み物にはこだわるらしい。また、人間ドックで血を抜いたところ、そのまま貧血で倒れた。ただ、「史上最強の人間ドック ザ・快傑ドクター」(2005年12月23日放送)では、悪い箇所はどこもなく余命48年と宣告された。
- 生活感を出したくないという理由で、家に冷蔵庫・食器類が一切ない。
- 2005年12月5日のアメトーク!で関根勤が常々彼のつっこみをほめている。
- ビートたけしにも「俺はこいつが好きだ」とリアクションを評価される。「のってくると、とても面白そうな顔をする。その顔に『こいつら面白いんじゃないか?』と騙されるんだよな」とも言われた事がある。
- 先輩芸人のはりけ~んずには、咄嗟の一言がおもしろいので、「器用なボケ」と言われている。はりけ~んずいわく、舞台から降りてくる井上は琴欧洲なみに輝いているらしい。
- 相方の河本準一は井上との関係を「三蔵法師(井上)の手の上で走り回っている猿(河本)」と例えている。逆に井上は河本に対し「次長課長の役割分担は河本がボケで、僕は河本の友達ですから。」と言っている。
- または、河本にとって井上は「隣にいても気にならない存在、彼女を通り越して、嫁」「旦那(河本)がやんちゃするのを抑える嫁が井上で、カカア天下」とも。
- 2005年9月、テレビ朝日虎の門のいとうせいこうナイト「第4回紹介王」にて、決勝で見事ますだおかだ・岡田圭右を破り優勝。
- 2005年9月10日放送、「やりすぎコージー」の新作ギャグ対決で初代キングオブギャガーに輝き、見事優勝。
- 「お笑い芸人歌がうまい王座決定戦スペシャル第2弾」では相方の河本同様、意外な才能を見せ、準決勝まで進出。その後第3弾で優勝を果たした。日本音響研究所で「岡野昭仁の声質に似ている」と評価された事から、持ち歌がポルノグラフィティの曲が多かった。第4弾では長州小力に敗れ、準優勝となる。
- 爆笑問題の検索ちゃんではあまりにも珍解答ばかり出す為、おぎやはぎの小木博明、品川庄司の庄司智春とともに「バカ3人組」と呼ばれている。
- 前世は女性。今まで女性として生まれ変わり続け、久しぶりに男として生まれ変わったらしい。そのことが関係しているのかは定かではないが、女っぽい仕草をよくしている。ちなみに、守護霊は二人もついている。
- 生まれてからディズニーランドに行った事がなく、ミッキーマウスの事は「東京ディズニーランドに、すごいネズミがいる」という噂でしか聞いたことがなかったらしい。
- 山本梓との熱愛をフライデーに流され芸人みんながうらやましがっている。
- 座右の銘として「男は若干大きめの靴を履くものだ」と掲げている。
[編集] 天然列伝
- 草野☆キッドの濁点禁止・山手線ゲームで、「タイ」でいいのに、わざわざ「タイランド」と答えて不正解。同番組内で「濁点を使わずに値切る」という指令に対し「どーも!」でスタートして1秒でアウト。
- 横文字を使わずに「イタリアンハンバーグ」を説明しようとして、牛ひき肉でいいのに「モーモーの…モーモーの~」という謎のボキャブラリを披露。その上、両人差し指で牛の角を表現。
- ある日楽屋で「俺“すき”って、よく分からん…」と呟いた井上。それを聞いた麒麟・川島明「えっ、何でこの人急にかっこいい事言い出すんやろ」と思ったらしいが、よくよく聞いてみると、漢字の『好』をどう書くか忘れただけ。挙句間違えて書いていた字は『汝』
- MCが「次長課長さんです、どうぞ~!」と、座席を指したがと井上は床に体操座り。その場にいた全員を驚かせる。井上曰く「指してる位置が座席よりも下のほうを指していたんです」。
- 『佐賀県』のCDが大ヒットしていたはなわと初めて楽屋が同じになり「何か話さないと!」と思った彼は、はなわに出身地を聞いてしまった。井上は5分ぐらいしてからやっと気付いたらしく、突然「あ・・S・A・G・A」「あ~~・・S・A・G・A」と言い出した。はなわは”佐賀県育ち”であり、生まれは埼玉県。
- ガラスサッシを作る会社に就職が決まりかけていたところ、河本に「ジャッキー・チェンに会えるから」と言われ、それを信じ芸人になった。2006年、細木数子の番組で本人と対面しプロジェクトAのマネを渾身で披露し夢がかなう。
- ルミネの人形劇コントで河本にアドリブで「今年の干支は?」とふられ、自信満々で「ヤギ!」。正解はヒツジ。
- ホテルの部屋から見える美しい夕陽に感動し、当時想いを寄せていた女の子に写メールしようとしたが、後輩から逆光を指摘され何を思ったか、振り返って何故か部屋の中の写真を撮った。
- 番組の為に語ったメッセージを、スタッフから「子供みたいだったから」と全部平仮名でフリップ紹介された。
- 「Matthew's Best Hit TV+」の「健康リストランテ」コーナーにて、血管健康ランキングで実年齢より4歳若いと診断され、「今いくつ?」と河本に自分の年齢を尋ねた。
- ペンのインクは水性は水で、油性はお湯で落とせると思っていた。
- ハイロウズのマーシーは田代まさしの事だと思っていた。
- 「特濃ミルク8.2」という飴は、8.2ℓのミルクが入っていると思っていた。実際は乳脂肪が8.2%という意味。
- ニコダスという禁煙ガムを「二個出す」と思い 二個づつ食べて「一辺に二個食べるのは苦い」と言った。
- 「クイズ!ヘキサゴンII」2006年5月17日の放送で「勝敗の分かれ目となる大事な場面のことを、羽柴秀吉と明智光秀が戦った山に例えて何というでしょう」というクイズが出題。正解は「天王山」だが、島田紳助に「高速がよく混む所や!」(=天王山トンネル)とヒントを出されたところ、少し考えて「吹田ジャンクション」と答えた。
- 一週間、家にこもってピアノを引き続けている間、食事をすることを忘れたため、7㎏も体重が減った。お陰で「SUMMER」が弾けるようになった。
[編集] 男前列伝
- 2001年度、吉本男前ランキング3位。
- 2002年度、吉本男前ランキング4位。
- 2003年度、吉本男前ランキング4位。
- 2004年度、吉本男前ランキング3位。
- 2005年度、吉本男前ランキング3位。
- 2006年度、吉本男前ランキング1位。
- ファンからロレックスを貰った事がある。吉本でファンにロレックスを送られた事があるのは2人目で、1人目は板尾創路。
- ケンドーコバヤシに「二人きりで遭難したら何するかわからへん」と言われたことがある。また井上同様、男前と言われるチュートリアルの徳井にも「楽屋に2人きりでいると息があがる」と言わせる。
- ペナルティのワッキーに、「芸人の中で一番かっこいい、初めて井上を見たとき少し濡れた」と言わせる。
- 品川庄司・品川に、お笑い芸人の中で一番カッコイイと称される。
- 「スピードワゴンのキャラメル on the beach」(TBSラジオ)で発表した、スピードワゴン・小沢が考える最高の男子5人(実質4人)グループに選ばれている。
- 売れる前、新聞に「吉本のディカプリオ」とキャッチフレーズを書かれたことがある。
- まだ井上の美形ぶりが一般に知られていなかった頃のこと。ananで「好きなお笑い最強BOOK」という企画が組まれたが、井上の名前は載っていなかった。しかしみうらじゅんは「次長課長の井上聡だってハンサムだぞ!」とコメント。
- 女装の可愛さに定評があり、NSC時代、授業で女装用のカツラをかぶった井上を見たブラックマヨネーズ・吉田敬は、あまりの可愛さにチラチラ見てしまった。
- 飲み屋で知らない女性に突然乳を見せられ誘われるが「そういうんじゃないんで」とお断りしたことがある。河本によるとその時一緒にいた仲間は映画のマスク並みに目が飛び出ていたらしい。
- 27歳のとき電車で痴漢に遭う。(baseピクニックラジオより)
- 大阪でハイキングウォーキング・松田と歩いていたところ、17人に逆ナンされる。
- 相方・河本から『ちょっとだけでいいから肛門を押させてくれ』と言われ続けている。
- 2006年6月21日放送、『ザ・チーター』のランキング問題「男前だと思う芸人ベスト10」で第1位。
- お笑いポポロが毎年実施している「好きな芸人大賞」に、圧倒的投票数で1位に輝いた。(2006年8月号vol.16)
- また同誌の抱かれたい芸人ランキングでも一位をとり、二冠を達成する
- ルミネには次長課長のファンレターBOXと井上聡専用のファンレターBOXがある。
- 2006年10月末、オリコンが中学生から40代の女性を対象に調査を行った「恋人にしたい芸人」ランキングで総合一位となる。
[編集] 趣味・特技
- 小学校から野球をやっており、河本同様スポーツ万能。スポーツ推薦で高校に入学し、体育コースに在籍していた。小学校時代もソフトボールの全国大会に出場した実力の持ち主。はねるのトびらのコーナー「ABUCHANS」で、今まで誰も打てなかった北陽の虻川美穂子のチェンジアップを初めて打ってヒットにした。
- 長年野球をしていたため、右手を右肩に付けることができない。本人曰く「この野球肘が唯一のコンプレックス」
- アニメオタクで意外にもアキバ系である。ダイナマイト関西でのキャッチフレーズは「美形アキバ系」。ただし萌え系が好きなのではなく、少年向けのアニメやゲーム系である。よく名前を挙げるのはドラゴンボール・ガンダム・ ドラゴンクエストなど。
- フィギュアは2005年現在で2000体所有。
- ゲーマーでもあり、RPGのエンドロールで泣いたりする。
- 「スーパーマリオブラザーズ」の中でも最も有名な裏技「無限増殖」は自分が見つけたと豪語する。
- ゲームの知識では吉本No.1と言われていたバッファロー吾郎・竹若元博に「井上には負ける」と言わしめた。
- 最近ではPSP「モンスターハンターポータブル」に熱中し、プレイタイムは500時間を越えた。「どうしよう、もう(ゲーム内で)やることがない」と言い、周りを呆れさせている。
- 元々視力は良く、両目とも2.0あった。しかしあるとき1.5に低下。するとそれを知った両親から「ゲームをしろ。真剣にやれば視力が良くなる」と言われ、その通り長時間のプレーをし続けた。すると視力は2.0に回復したという。
- パチスロ、パチンコで異様に稼ぐため、ハリガネロック・ユウキロックなどから「ギャンブルの神」と呼ばれていた。攻略法というものはなくカンと運での無欲の勝ちパターン。
- 楽譜が読めないため、耳を頼りに音感のみでピアノを覚えた。また当時持っていたピアノでは鍵盤が足りず、足りない部分は想像力でカバー。
- 独特のセンスをもち、彼が描く絵はとても独創的。例・アフロの松田優作、蛇口に指をぶつけた時の女の顔など。
- 中学三年のときに製作した版画「妙にニヤついている琵琶法師」が、展示用に使われたことがある。