ケンドーコバヤシ
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ケンドーコバヤシ(1972年7月4日 - )は、吉本興業所属のお笑い芸人。本名小林 友治(こばやし ともはる)。大阪市生まれ。通称ケンコバ。大阪NSC11期生。初芝富田林高校卒。
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[編集] 人物・芸風
「松口VS小林」、「モストデンジャラスコンビ」と、2度のコンビ解散を経てピン芸人に。コンビ時代の芸風はツッコミにドロップキック等のプロレス技を用いたり、ネタを言いながら互いにプロレス技を掛け合うと言った物であった。その後はbaseよしもとやうめだ花月を中心に、テレビ、ラジオで活躍。因みに、「松口VS小林」の松口とは、現在のユウキロック(ハリガネロック)であり、月刊誌「マンスリーよしもと」では、共に一つのお題に対してコラムを書き、対決すると言う企画が行われていた。
殆どのトークが妄想ともいえる“ウソ”、作り話である事や、下ネタ・プロレス・ガンダムについてのトークが多いので、他のお笑い芸人と比べて圧倒的に男性ファンが多い(テレビ大阪で放送されていた「吉本超合金K」の公式ホームページで「街で歩いていても、声をかけて来るのは男ばっかりや」と語っていた事がある)。因みに、無類の『ジョジョの奇妙な冒険』、『3年B組金八先生』のファンでもある。ゲームやアニメ、音楽等の知識も豊富である。又、阪神タイガースを中心にプロ野球にも精通しており、2005年の阪神のリーグ優勝の折にはサンテレビの特番の進行役等もこなした。
その髭面の無骨な風貌と、只者ならぬ雰囲気から、ともすればTV等で初めて彼を観た人間の第一印象は「恐い人」と捉えられがちだが、実は人一倍礼儀正しく、先輩や後輩、そして女性思いであり、吉本きっての紳士である。昨今はマニアックな深夜番組だけでなく、関西の有名番組『ちちんぷいぷい』やダウンタウンの番組『考えるヒトコマ』等へのレギュラー抜擢等から、お茶の間の認知度も高くなった。
2006年の夏には毎日放送のイベント『オーサカキング2006』の一環として、特別番組『ケンドーコバヤシのオーサカ夜キング』が放送された。あくまでイベント開催期間中限定ではあるが、社運を賭けた大型企画に関連する看板帯番組の司会という大役を任される。『なるトモ!』における陣内智則が『よみうりテレビの朝の顔』であるならば、コバヤシはまさに『毎日放送の夜の顔』であった。同番組にはその陣内をはじめとし、元モストデンジャラスコンビの相方である村越周司など、コバヤシ所縁の多数のお友達ゲストが日替わりで登場した。
同期の芸人には陣内智則、中川家、たむらけんじ、ハリガネロックらがいる。
同期の陣内の事を良く弄るが、コバヤシは陣内の売れなかった時代を知っている良き理解者であり、公私共に仲が良い。陣内が東京へ進出する前は、陣内、ケンコバと言えば必ずと言って良い位一緒にテレビ、ラジオに出演していた程で、周りもコンビと見紛う程であった。
陣内智則がブレイクしつつあった頃に「JIN-NIGHT」と言うお洒落なトークイベントを開いた直後に、コバヤシは「KOBA-NIGHT」と言う、陣内の悪口を言い続けるだけのイベントを開催した事がある。しかし、これはあくまで人気が上昇しつつあった陣内をコケにするイベントをシャレで行う事により陣内を引き立てようと言う、お互いの事を良く知っていて仲が良いからこそ企画・実行したイベントとも考えられる。なお、このイベント開催時は二人の間柄を十分に理解していない一部の陣内ファンから強烈なバッシングを受けた。
又陣内絡みの話としては、2005年のオールザッツ漫才では、たむらけんじの「陣内死ね!」に対抗して、自分のネタを披露する際の掴みとして「陣内生きろ!」と言い、笑いを取った事もある。
過去に野性爆弾、マンガウルフ→カネシゲタカシ(過去にフットボールアワーの岩尾と「ドレス」と言う名前のコンビを組んでいた事がある漫画家)と4人で「公共オマ○コ機構」と言う、放送出来ない名前のパンクバンドを組んでいた事がある。
前述のように熱狂的プロレスファンであり、専門誌にコラムも執筆している。特に越中詩郎のファンのようで、自身が越中になりきったビデオ作品を作ったり、「アメトーーク」の持ち込み企画案として越中について語り合う企画を発表したことがある。2005年2月13日には、大阪プロレスにレスラーとして参戦を果たす。イステリアと組み、タイガースマスクと1対2の変則マッチを行い、タイガースマスクに敗れた。
baseよしもと関連のイベント「base SUMMER SMILE O2 OSAKA」では、吉本屈指のガンダムマニアとして知られるバッファロー吾郎竹若、次長課長井上らと共にV作戦のモビルスーツの着ぐるみをダンボールで製作し「哀・戦士」を熱唱した。ガンダム=竹若、ガンキャノン=井上、ガンタンク=コバヤシと担当したものの、それぞれの顔が見えず、なおかつ若いファンは置き去りのネタであり、残念ながらその場での反応は薄かった。しかし、翌年の「base SUMMER SMILE O3 OSAKA」では井上を除き、野性爆弾城野、 ザ・プラン9の浅越ゴエらを新たにメンバーに加え、懲りずに「超時空要塞マクロス」に挑戦。デストロイド・モンスター=コバヤシ、ワンマン戦闘ポッド・リガード=城野、VF-1J バトロイド・バルキリー=竹若、VF-1S ガウォーク・バルキリー=浅越と扮し、「愛・おぼえていますか」を披露した。
ダウンタウン松本は、ラジオ番組で「今、実力ある若手って誰がいる?」と言う質問に、コバヤシの名を上げ「あいつはやりよる。達者や」と評していた。オール巨人は「オールザッツ漫才」にて、本当は自分もコバヤシのような下ネタで笑いをとる存在になりたかったと衝撃の告白をしている。
また、普段は若手芸人に対してあからさまな対抗意識を顕にする角淳一であるが、コバヤシに対してはそれらとは少し毛色が異なり、なにかとコバヤシのことをいじりつつも、ある種のリスペクトを払うような素振りを見せていた。『?マジっすか!』のコバヤシ製作のVTRにも友情出演を果たしている。
東京スポーツ(大阪スポーツ)が好きで、特に4コママンガ「みこすり半劇場」はオチを統計している。(本人曰く、1位は「振り返ったらブスやった」らしい)
大好物はうどんで、一日1食は食べないと気が済まないと言う程好きである。共演者にうどんのどういう所が好きかと訪ねられ「セックスアピールがあるでしょ?」と言い返した。また、その拘りぶりからうどんに関するコラムを執筆したりもする。
レイザーラモンHGの生みの親的な存在として知られているが、住谷正樹と親しく同じ筋肉キャラのなかやまきんに君の別キャラキャプテン☆ボンバーを生み出したのもコバヤシである。きんに君が住谷のブレイクで焦ってコバヤシに助言を求めたのがきっかけとされる。「新喜劇ボンバー!!」では第一回にコバヤシが「キャプテン★モスクワ」として出演した。 また、次長課長の井上聡はコバヤシを師事しているらしく、「芸の上で面倒を見ている」らしい(あくまでコバヤシ談)。
戸籍上の結婚歴はないが、18歳の時に同じ病院に入院していた女性と2人だけで結婚式をあげた事があり、本人は「バツイチ」を自称している(笑っていいとも!で告白)。また、その女性は他県の病院に移転したらしく以後は連絡を取っていないという。
ちなみに、モストデンジャラスコンビにおける元相方の村越は、コンビ解散後に一度芸人を引退したが、2006年にフリーのギャグ芸人として復帰を果たした。これはコバヤシらの番組「スッごい!おとなの時間」への特別出演で芸人魂が再燃した事がきっかけであるという。
[編集] 芸名の由来
芸名の由来は「モストデンジャラスコンビ」解散後、ピンでやって行く決意を固めた際、それ迄の人生で体験した事が無かった3つの事「結婚」「アナルセックス」「剣道」のどれか(踊る!さんま御殿!!出演時には全国ネットで尚且つゴールデンタイムの番組故の配慮か「アナルセックス」ではなく「離婚」と言っていた)から芸名を付けようと思い立ち、「ケンドー」を選んだと語っている。これは関西ローカルのテレビ番組、「ナンバ壱番館」に出演した際に本人が語っていた事ではあるが、如何せん虚言癖が売りの芸風である為これとて100%の信用を置くのは難しいかもしれない。尚出身校である初芝富田林高校は、男子の体育の授業に於いて“剣道”が必修になっている事から、「剣道をした事が無い」と言うのはブラフである可能性が高い。 MBSラジオのいざゆけ!八木裕!に2006年5月1日に出演した際には、「プロレスラーのケンドー・ナガサキさんが好きで、「桂」や「笑福亭」の様に屋号のつもりで勝手に「ケンドー」という屋号を受け継いだ」と本人が語っていたが信用度は分からない。又、ある学園祭に出演した際、出演先の学校の校長が剣道の有段者で、「『ケンドー』って名乗っているけど君、剣道やるの?」と聞かれ、「やらないです」と言った所激怒された、と言うエピソードもある。
ちなみに、かつてのコンビ名「モストデンジャラスコンビ」は「キン肉マン」に登場するブロッケンJrとウルフマンのタッグチーム名に因んだ物。ハリウッド・ザコシショウ提案によるものであるかもしれない。
[編集] レイザーラモンHGとの関わり
2002年の某日、baseよしもとのステージ出演の際、レイザーラモン・住谷正樹が腰を激しくグラインドしながらダンスをしていた姿からコバヤシは「お前はハードゲイか!」とツッコんだ。これが住谷がHGキャラを作りだしたきっかけとされている。(その日の本番後、住谷はコバヤシの楽屋をおとずれ「女子中高生の前でハードゲイはないでしょ!」と詰め寄った。だがその後住谷はコバヤシに言われた「ハードゲイ」という単語が気になって仕方なくなり、ハードゲイの研究を始めるのである)
又その年、奈良の大学の学園祭にレイザーラモンが出演した際、住谷はアドリブで観客に向かって「奈良フー!」と絶叫した。観客は全くの無反応だったが、共演したコバヤシは住谷に「お前『奈良フー』って何やねん!」とツッコみ、以降住谷は「フー!!」を連呼するようになった。
この様に、住谷がHGキャラを構築する過程に於いて、コバヤシの存在が大きく関わっている。その為コバヤシはHGに「アイデア料」を請求し、HG人気爆発後はその額は5000万円にまで高騰している(勿論冗談である)。
[編集] 現在出演中のテレビ・ラジオ番組
- テレビ
- オビラジR 水曜日(TBSテレビ)
- プラチケ!(関西テレビ)
- フェイク・オフ~完全なる相関図~(声のみ)(フジテレビ)
- ラジオ
- スッごい!おとなの時間(MBSラジオ)※土曜
- ゴチャ・まぜっ!(MBSラジオ)※木曜
[編集] 新聞連載
[編集] 過去の出演番組・連載
- テレビ
- ちちんぷいぷい(MBSテレビ)
- 吉本超合金K・ケンコバ大王(テレビ大阪)
- 見参!アルチュン(MBSテレビ)
- ?マジっすか!(MBSテレビ)
- それゆけ!ゴロッキーズ(テレビ東京)
- オ・サ・ム(MBSテレビ)
- 魔女っ娘。梨華ちゃんのマジカル美勇伝(テレビ東京)
- 中川家ん!(MBSテレビ)
- 考えるヒトコマ(フジテレビ)
- BSアニメ夜話スペシャル まるごと!機動戦士ガンダム(NHK-BS2)
- ケンドーコバヤシのオーサカ夜キング(毎日放送)
- さんまのまんま(関西テレビ)-陣内智則とともに出演
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)
- 人志松本のすべらない話(フジテレビ)
- ラジオ
- B(MBSラジオ) ※月曜
- Bフライデースペシャル 陣内・ケンコバ45ラジオ(同上)
- グーグーモンキーズ(MBSラジオ)
- ゴーゴーモンキーズ(MBSラジオ)
- 映画
- 雑誌連載
[編集] DVD
- 緊急特別DVD 追悼ケンドーコバヤシさん (YOSHIMOTO WORKS)