ロールケーキ
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ロールケーキ(英:rolled cake)は、ケーキの一種。
薄い長方形に焼いたスポンジケーキに、ジャムやクリーム類(ホイップクリーム、バタークリーム、カスタードクリームなど)、細かく切った果物、甘露煮にして刻んだクリなどをのせ、渦巻き状に巻いたもの。スポンジ生地はココア・コーヒー・抹茶などを混ぜて作られる場合もある。最近は野菜を生地や具に使用することもある。スポンジを巻いてつくるため基本的に完成時は円柱で、食べる時には円に対して並行に切って取り分ける。
巻いた後に何も飾り付けをしない、または粉砂糖を振るだけのシンプルな物から、更にクリームなどを塗ったり、果物やチョコレートで飾るなどして、華やかな外観を呈している物まで様々である。同様の形状でカステラ生地にこしあんを巻き込むと松山銘菓のタルトになる。タルトには柚子風味や栗入りのものがある。
フランス語ではルーロー(rouleau)あるいは、ルラード(roulade)と称する。フランスのクリスマスケーキの一種である、ビュッシュ・ド・ノエル(「クリスマスの薪」の意味)の台にも用いられる。
日本では、山崎製パンが昭和30年代に発売した「スイスロール」(厚めのスポンジケーキにバタークリームを薄く塗って巻いたもの)が、一般家庭のおやつとして一気に普及した。
21世紀初頭の現在では、新作を発表したり、専門店を開設したりしている。
2005年(平成17年)11月には北九州高速鉄道(北九州モノレール)小倉線の開業20周年イベントとして、「小倉ロールケーキ列車」を運行した。モノレール車両を貸し切って地元北九州市のロールケーキ10種(往復2便で計20種)をバイキング形式で食べ比べるイベントで、定員280人に対し2000人以上の応募があった。
[編集] 記念日
2005年(平成17年)、日本記念日協会により6月6日がロールケーキの日と認定された。日付はロールケーキの「ロ」の音と、「6」の字の形がロールケーキの巻いている形状に見えることに由来する。
[編集] 関連事項
[編集] 外部リンク
- 小倉ロールケーキ研究会(ロールケーキの日を制定した)
- 福嶋屋製菓舗