薪
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薪(まき、たきぎ)(firewood)とは、 燃料として用意された木くず(枝を含む)や木材、木材の廃材などの事を指す。 基本的には伐採した木材を手ごろな大きさに手斧やチェーンソーなどで切断し、さらに小さくまとめた物。
現代の日本では石油やガソリン(ガソリンはストーブに直接使うことは無い)、 電気などが燃料として使われる事が多いため利用は少ないが、 一部の地域では現在も「薪ストーブ」が使われているところもある。
また、2005年現在は原油価格高騰による石油の価格上昇から石油ストーブよりも薪ストーブのほうが売れ行きが好調の地域もある。
薪はその他の燃料に対して煙の排出量と、エネルギー量に対する重量の大きさから あまり効率的な燃料とは言えないが、最古より人類に親しまれてきた。
なお、薪と似た用途で使われる、炭は薪(木材)を加工した燃料であり 薪とは違いくすぶる様な形でじっくりと長時間燃えるのに対し、木材の種類にもよるが薪は一気に強い火力で短時間に燃え尽きる事が多い。