ニュルンベルク裁判

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ニュルンベルク裁判とは、第二次世界大戦においてドイツによって行われた戦争犯罪を裁く国際軍事裁判である（1945～1946）。この裁判において裁かれるべき罪として次のものが挙げられた。

侵略戦争などの共謀への参加
侵略戦争などの計画、実行
戦争犯罪
非人道的犯罪

この裁判はナチスの党大会が開催されていた因縁の街ニュルンベルクで1945年11月20日から1946年10月1日まで行われた。

[編集] 被告人

氏名	1	2	3	4	判決	付記
マルティン・ボルマン	起訴	不起訴	有罪	有罪	死刑	ナチス党官房長欠席裁判（ベルリンの戦いで死亡したことが1973年に確認された）
カール・デーニッツ	起訴	有罪	有罪	不起訴	懲役10年	Uボートによる通商破壊戦の企画実行者、1943年から海軍総司令官、ヒトラーが後継首相に指名
ハンス・フランク	起訴	不起訴	有罪	有罪	死刑	ドイツ支配下のポーランド総督
ウィルヘルム・フリック	起訴	有罪	有罪	有罪	死刑	内務大臣
ハンス・フリッチェ	起訴	起訴	起訴	不起訴	無罪	宣伝省幹部、人気のあったラジオニュースキャスター
ヴァルター・フンク	起訴	有罪	有罪	有罪	終身刑	経済大臣 1957年 5月16日に病気により釈放
ヘルマン・ゲーリング	有罪	有罪	有罪	有罪	死刑	空軍総司令官、死刑執行前日に自殺
ルドルフ・ヘス	有罪	有罪	起訴	起訴	終身刑	ナチ党のNo.2 、1941年イギリスへ和平交渉のために単独飛行、反逆罪に問われる
アルフレート・ヨードル	有罪	有罪	有罪	有罪	死刑	国防軍最高司令部作戦部長死後1953年全ての求刑に対し無罪が宣告された
エルンスト・カルテンブルンナー	起訴	不起訴	有罪	有罪	死刑	国家保安本部長官、秘密警察の最高責任者、戦後生き残った親衛隊の中で最高位（親衛隊大将）
ヴィルヘルム・カイテル	有罪	有罪	有罪	有罪	死刑	国防軍最高司令部総長
グスタフ・クルップ	起訴	起訴	起訴	起訴		重工業企業家クルップ家の当主体力的に裁判に耐えられず訴追されなかった
ロベルト・ライ	起訴	起訴	起訴	起訴		ドイツ労働戦線指導者 1945年 10月25日判決前に自殺
コンスタチン・フォン・ノイラート	有罪	有罪	有罪	有罪	懲役15年	第二次世界大戦開戦前の1938年までの外務大臣 1954年 11月6日に病気により釈放
フランツ・フォン・パーペン	起訴	起訴	不起訴	不起訴	無罪	ヒトラー内閣の副首相・駐オーストリア大使
エーリヒ・レーダー	起訴	有罪	起訴	不起訴	終身刑	1943年まで海軍総司令官 1955年 9月26日に病気により釈放
ヨアヒム・フォン・リッベントロップ	有罪	有罪	有罪	有罪	死刑	1938年から外務大臣、日独防共協定ならびに日独伊三国同盟の立役者
アルフレート・ローゼンベルク	有罪	有罪	有罪	有罪	死刑	支配民族説の標榜者、『二十世紀の神話』の著者
フリッツ・ザウケル	起訴	起訴	有罪	有罪	死刑	労働大臣　軍需生産のためのヨーロッパ各国より強制連行・強制労働の総責任者
ヒャルマール・シャハト	起訴	起訴	不起訴	不起訴	無罪	財務大臣
バルドゥール・フォン・シーラッハ	有罪	不起訴	不起訴	有罪	懲役20年	1940年までヒトラー・ユーゲント指導者
アルトゥール・ザイス＝インクヴァルト	起訴	有罪	有罪	有罪	死刑	オーストリア・ナチス指導者（独墺合邦の立役者）
アルベルト・シュペーア	不起訴	不起訴	有罪	有罪	懲役20年	ヒトラーお気に入りの建築家、総統官邸の設計者、1942年から軍需大臣（兵器と弾薬の生産担当）
ユリウス・シュトライヒャー	起訴	不起訴	不起訴	有罪	死刑	反ユダヤ主義新聞『シュトゥルマー』の発行者