外務大臣

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外務大臣（がいむだいじん）とは、外交を所轄する国務大臣のことである。日本国においては、外務省の長でもある。歴史的にはしばしば内閣総理大臣が自ら兼務するなど、重要閣僚ポストの一つである。太政官制時代には外務卿と称された。

米国では、国務長官(Secretary of State)が外務大臣に相当する。

[編集] 日本国の歴代外務大臣

• 辞令のある再任は記載し、辞令のない留任は記載しない。
• 臨時代理は、大臣空位の場合のみ記載し、海外出張時等の一時不在代理は記載しない。

外務大臣（太政官達第69号による外務大臣）
井上馨	1885年（明治18年）12月22日
伊藤博文	内閣総理大臣兼外務大臣 1887年9月17日
大隈重信	1888年2月1日
	1888年4月30日
青木周藏	1889年12月24日
	1891年5月6日
榎本武揚	1891年5月29日
陸奥宗光	1892年8月8日
西園寺公望	1896年5月30日 ※文部大臣兼務
	1896年9月18日 ※文部大臣兼任
大隈重信	1896年9月22日
西徳二郎	1897年11月6日
	1898年1月12日
外務大臣（外務省官制（明治31年勅令第258号）による外務省）
大隈重信	内閣総理大臣兼外務大臣 1898年6月30日
青木周藏	1898年11月8日
加藤高明	1900年10月19日
曾禰荒助	1901年6月2日 ※大蔵大臣兼務
小村壽太郎	1901年9月21日
加藤高明	1906年1月7日
西園寺公望	内閣総理大臣兼外務大臣 1906年3月3日 ※文部大臣兼務（1906年3月27日まで）
林董	1906年5月19日
寺内正毅	1908年7月14日 ※陸軍大臣兼務
小村壽太郎	1908年8月27日
内田康哉	1911年8月30日
桂太郎	内閣総理大臣兼外務大臣 1912年（大正元年）12月21日
加藤高明	1913年1月29日
牧野伸顯	1913年2月20日
加藤高明	1914年4月16日
大隈重信	内閣総理大臣兼外務大臣 1915年8月10日
石井菊次郎	1915年10月13日
寺内正毅	内閣総理大臣兼外務大臣 1916年10月9日 ※大蔵大臣兼務
本野一郎	1916年11月21日
後藤新平	1918年4月23日
内田康哉	1918年9月29日 ※内閣総理大臣を臨時兼務（1921年11月4日以降）
	1921年11月13日
	1922年6月12日 ※内閣総理大臣を臨時兼務（1923年8月25日以降）
山本權兵衞	内閣総理大臣兼外務大臣 1923年9月2日
伊集院彦吉	1923年9月19日
松井慶四郎	1924年1月7日
幣原喜重郎	1924年6月11日
	1926年1月30日
田中義一	内閣総理大臣兼外務大臣 1927年（昭和2年）2月20日 ※内務大臣兼務（1928年5月4日-23日） ※拓務大臣兼務（1929年6月10日以降）
幣原喜重郎	1929年7月2日
	1931年4月14日
犬養毅	内閣総理大臣兼外務大臣 1931年12月13日
芳澤謙吉	1932年1月14日
齋藤實	内閣総理大臣兼外務大臣 1932年5月26日
内田康哉	1932年7月6日
廣田弘毅	1933年9月14日
	1934年7月8日
	内閣総理大臣兼外務大臣 1936年3月9日
有田八郎	1936年4月2日
林銑十郎	内閣総理大臣兼外務大臣 1937年2月2日 ※文部大臣兼務
佐藤尚武	1937年3月3日
廣田弘毅	1937年6月4日
宇垣一成	1938年5月26日
近衞文麿	内閣総理大臣兼外務大臣 1938年9月30日 ※拓務大臣兼務
有田八郎	1938年10月29日
	1939年1月5日
阿部信行	内閣総理大臣兼外務大臣 1939年8月30日
野村吉三郎	1939年9月25日
有田八郎	1940年1月16日
松岡洋右	1940年7月22日
豐田貞次郎	1941年7月18日 ※拓務大臣兼務
東郷茂徳	1941年10月18日 ※拓務大臣兼務（1941年12月2日まで）
東條英機	内閣総理大臣兼外務大臣 1942年9月1日
谷正之	1942年9月17日
重光葵	1943年4月20日
	1944年7月22日
鈴木貫太郎	内閣総理大臣兼外務大臣 1945年4月7日 ※大東亜大臣兼務
東郷茂徳	1945年4月9日 ※大東亜大臣兼務
重光葵	1945年8月17日 ※大東亜大臣兼務（1945年8月26日まで）
吉田茂	1945年9月15日
	1945年10月9日
	内閣総理大臣兼外務大臣 1946年5月22日
片山哲	外務大臣臨時代理（内閣総理大臣） 1947年5月24日
芦田均	1947年6月1日 ※副総理兼任
	内閣総理大臣兼外務大臣 1948年3月10日
吉田茂	外務大臣臨時代理（内閣総理大臣） 1948年10月15日
	内閣総理大臣兼外務大臣 1948年10月19日
	内閣総理大臣兼外務大臣 1949年2月16日
外務大臣（外務省設置法（昭和24年法律第135号）による外務省）
外務大臣（外務省設置法（昭和26年法律第283号）による外務省）
岡崎勝男	1952年4月30日
	1952年10月30日
	1953年5月21日
重光葵	1954年12月10日 ※副総理兼任	自由民主党
	1955年3月19日 ※副総理兼任
	1955年11月22日 ※副総理兼任
石橋湛山	外務大臣臨時代理（内閣総理大臣） 1956年12月23日	自由民主党
岸信介	1956年12月23日	自由民主党
	内閣総理大臣兼外務大臣 1957年2月25日
藤山愛一郎	1957年7月10日	自由民主党
	1958年6月12日
小坂善太郎	1960年7月19日	自由民主党
	1960年12月8日
大平正芳	1962年7月18日	自由民主党
	1963年12月9日
椎名悦三郎	1964年7月18日	自由民主党
	1964年11月9日
三木武夫	1966年12月3日	自由民主党
	1967年12月17日
佐藤榮作	外務大臣臨時代理（内閣総理大臣） 1968年10月29日	自由民主党
愛知揆一	1968年11月30日	自由民主党
	1970年1月14日
福田赳夫	1971年7月9日	自由民主党
大平正芳	1972年7月7日	自由民主党
	1972年12月22日
木村俊夫	1974年7月16日	自由民主党
宮澤喜一	1974年12月9日	自由民主党
小坂善太郎	1976年9月15日	自由民主党
鳩山威一郎	1976年12月24日	参議院自由民主党
園田直	1977年11月28日	自由民主党
	1978年12月7日
大来佐武郎	1979年11月8日	民間人
伊東正義	1980年7月17日	自由民主党
園田直	1981年5月18日	自由民主党
櫻内義雄	1981年11月30日	自由民主党
安倍晋太郎	1982年11月27日	自由民主党
	1983年12月27日
倉成正	1986年7月22日	自由民主党
宇野宗佑	1987年11月6日	自由民主党
三塚博	1989年（平成元年）6月3日	自由民主党
中山太郎	1989年8月10日	自由民主党
	1990年2月28日
渡邉美智雄	1991年11月5日 ※副総理兼任	自由民主党
武藤嘉文	1993年4月7日	自由民主党
羽田孜	1993年8月9日 ※副総理兼任	新生党
	外務大臣臨時代理（内閣総理大臣） 1994年4月28日
柿澤弘治	1994年4月28日	自由党
河野洋平	1994年6月30日 ※副総理兼任（1995年10月2日まで）	自由民主党
池田行彦	1996年1月11日	自由民主党
	1996年11月7日
小渕恵三	1997年9月11日	自由民主党
高村正彦	1998年7月30日	自由民主党
河野洋平	1999年10月5日	自由民主党
	2000年4月5日
	2000年7月4日
外務大臣（外務省設置法（平成11年法律第94号）による外務省）
河野洋平	2001年1月6日	自由民主党
田中眞紀子	2001年4月26日	自由民主党
小泉純一郎	内閣総理大臣兼外務大臣 2002年1月30日	自由民主党
川口順子	2002年2月1日 ※環境大臣兼任（2002年2月8日まで）	民間人
	2003年11月19日
町村信孝	2004年9月27日	自由民主党
	2005年9月21日
麻生太郎	2005年10月31日	自由民主党
	2006年9月26日

[編集] その他の国における著名な外相

• ヴャチェスラフ・モロトフ（ソ連外相）
• エドゥアルド・シェワルナゼ（ソ連外相）
• アーサー・バルフォア（イギリス外相）
• タレーラン＝ペリゴール（フランス外相）
• クレメンス・メッテルニヒ（オーストリア外相）
• ヨアヒム・フォン・リッベントロップ（ドイツ外相）

[編集] 外部リンク

• 歴代外務大臣一覧 外務省