ストラスブール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ストラスブール | |
---|---|
{{{image}}} | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | アルザス地域圏 (地域圏首府) |
県 (département) | バ=ラン県 (県庁所在地) |
郡 (arrondissement) | ストラスブール市 (郡庁所在地) |
小郡(canton) | 10小郡庁所在地 |
INSEEコード | 67482 |
郵便番号 | 67000, 67100, 67200 |
市長 任期 |
ファビエンヌ・ケレール 2001-2008 |
面積 | 78,26 km² |
人口 | 272 800 人 (estimation 2004) |
人口密度 | 3 485 人/km² |
ストラスブール (仏: Strasbourg, 独: Straßburg, アルザス語: Schdroosburi, 漢字:斯特拉斯堡)は、フランス東部の、ライン川左岸に位置する都市である。アルザス地域圏の首府であり、バ=ラン県の県庁所在地でもある。シュトラースブルクともいう。
目次 |
[編集] 概要
古くから、ドイツとフランスが領有権を争った土地として有名である。言語や文化の上ではドイツ系であるといえるが、下記のように1944年以降、政治的にはフランスに属する。
欧州評議会や欧州人権裁判所またEUの欧州議会を擁し、ベルギーのブリュッセルと共にヨーロッパの象徴的な都市の一つ。
グーテンベルクやカルヴァン、ゲーテ、モーツァルト、パストゥールなども人生の一時期をこの地で過ごした。
[編集] 歴史
古代にはローマ帝国がライン川をゲルマニアとの国境としていたので、この地はローマ領であった。
中世には神聖ローマ帝国の領域に入り、カトリック教会がシュトラースブルク大司教座を設置。毛織物業も発展成立し、交通の要衝でもあったシュトラースブルクは大いに発展する。
ルネサンス期の宗教改革の舞台にもなり、同市内にはカトリックとプロテスタントの教会が並んで建てられるようになった。
ルイ14世が自然国境論のもとこの地域に食指を伸ばしスペイン継承戦争でドイツ圏のエルザス・ロートリンゲン地方(アルザスロレーヌ地方)を獲得すると、フランス王国の領域に入りシュトラースブルクはフランス式のストラスブールと呼ばれるようになる。
普仏戦争でプロイセンが勝利するとアルザス・ロレーヌ地方はドイツ帝国領になる。第一次世界大戦でフランスが勝利すると同地域はフランス領となる。第二次世界大戦でも独仏戦の戦火にあい、1940年にドイツが自国領とするが、1944年に連合国が奪還している。
第二次大戦後は、「ヨーロッパの歴史を象徴する都市」として、EUの主要な機関が置かれている。
1988年、市内のグランディルは、ユネスコの世界遺産に登録された。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 関連項目
カテゴリ: フランスの都市 | フランスの地域圏首府 | 県庁所在地 (フランス) | アルザス | ストラスブール