アルバ

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この項目ではカリブ海の島について説明しています。その他のアルバについてはアルバ (曖昧さ回避)をご覧ください。

Aruba
アルバ


(詳細)

地域のモットー: なし

Fredis Refunjol

Nelson O. Oduber

面積
- 総面積
- 水域

193 km²
ごく僅か

人口
- 総人口(2004年)
- 人口密度

103,000人
363人/km²

アルバギルダー

UTC -4

Aruba Dushi Tera

.aw

+297

人口推移（千人）

アルバ(Aruba)は、西インド諸島の南端部、南米ベネズエラの北西沖に浮かぶオランダ領の島。

[編集] 歴史

アルバの最初の住民は、アラワク部族のカケティオス・インディアンである。彼らは、カリブ族による攻撃から逃れて、ベネズエラからこの地に移住した。最も早いインディアンの住居の痕跡は、西暦1000年頃までさかのぼる。ほかの西インド諸島とも距離もあり、海の高い波はカヌーでの航海を困難にしたため、カケティオスたちはカリブ海よりも南米に多く見られた。

スペイン人探検家のアロンソ・デ・オヘダ(Alonso de Ojeda)は、1499年ごろ最初のヨーロッパ人として到着したと考えられているが、開拓地は建てられなかった。多くのほかの西インド諸島と異なり、プランテーションはアルバでは発達しなかった。その代わりにスペイン人は、多くのカケティオスをイスパニョーラ島へ送り、そこで掘削の仕事を強制した。

1636年、アルバはオランダに承認され、2世紀近くオランダ支配下にいた。1805年、ナポレオンによる戦争の間、英国が主に島の支配をしたが、1816年に再びオランダの支配に戻された。19世紀のゴールドラッシュで繁栄した。最初の原油積み替え施設が1924年に、1928年には精油所が開設された。これはスタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー(現在のエクソンモービル)の100%出資の子会社、ラゴ・オイル&トランスポート株式会社(Lago Oil & Transport Co. Ltd.)である。ラゴ精油所は島の東端に位置し、西端にはロイヤル・ダッチ・シェルが小さい「イーグル精油所」を保持していたが第2次世界大戦のすぐ後に閉鎖。

1954年オランダ領アンティルの一部に組み込まれたが、1986年単独の自治領として分離した。

[編集] 政治

軍事自前の軍隊は持たず、オランダ軍が沿岸警備などに就いている。

[編集] 地理

ベネズエラから北の沖合い25Kmに位置する、面積193K㎡の島。近くにあるキュラソーとボネールと共にABC諸島とも呼ばれている。ほほ平坦なサンゴ礁の島で、最高地点でもジャマノタ山（617m）である。年間平均気温が27℃、年間降水量が510mmである。島の大半は砂漠化しており、降水量が少ないため、植物はサボテンが生えている。島には美しい真っ白な浜のビーチが幾つかあり、観光客で賑わっている

[編集] 経済

カリブ海地域のなかでは生活水準は非常に高く、失業率も低い。アルバの国民総生産の半分は観光関連で、観光客のほとんどがアメリカからであり、最大の貿易相手国でもある。観光業が拡大する一方、石油加工はアルバにおいて有力産業である。農業、製造業の規模は小さい。20世紀の最後の10年間は観光産業のブームとなり、1985年に精油所が閉まって以来、アルバの第一の産業となる。観光と島の数多くのリゾートへの注目のため、アルバは失業率が非常に低い。カリブ海のラスベガスとも呼ばれている。

アルバは長年赤字支出で、これはやや高いインフレーションを引き起こしている。財政政策に努力しているものの、オランダ本国より毎年援助を受けている。

通貨通貨はアルバギルダー(アルバフローリンとも)。1アルバギルダー＝1オランダ領アンティルギルダー＝1.79米ドルで固定されている。補助単位はセント(100セント＝1アルバギルダー)。5フローリンおよび50セント硬貨は四角形をしている。