新長田駅
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新長田駅(しんながたえき)は、兵庫県神戸市長田区松野通1丁目1番にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・神戸市営地下鉄の駅である。 1995年1月17日に発生した、阪神・淡路大震災により駅、駅周辺共に壊滅的な打撃を受けた駅である。
JR新長田駅 | |||
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地下鉄海岸線新長田駅 |
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目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
西日本旅客鉄道の駅はアーバンネットワークエリアに属しており、三宮・元町・神戸駅と同様、山陽新幹線新神戸駅との連絡扱いをしている。両社局ともICOCA(西日本旅客鉄道)とPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)が利用できるが、Jスルーカード及びSuica(東日本旅客鉄道)は西日本旅客鉄道、スルッとKANSAI対応カードは神戸市営地下鉄のみ利用できる。
[編集] 駅構造
[編集] 山陽本線(JR神戸線)
- のりば
[編集] 神戸市営地下鉄西神・山手線
駅イメージテーマは「鳩」。
地下1階にコンコース、改札があり、地下2階にプラットホームがある地下駅である。 地下2階のプラットホームは島式1面2線である。地下2階のプラットホーム西端に海岸線への連絡通路がある。
- のりば
[編集] 神戸市営地下鉄海岸線
地下1階にコンコース、改札があり、地下2階にプラットホームがある地下駅である。 地下2階のプラットホームは島式1面2線である。地下1階の改札内に西神・山手線への連絡通路がある。
- のりば
[編集] 利用状況
- JR西日本
2004年度の1日あたりの平均利用者数(乗車人員)は20,474人である。これはJR西日本の駅では第47位である。
また、2003年度以前の年間乗車人数は次のとおり。
- 山陽本線(JR神戸線)
- 1999年度 7,977千人(5,055千人)
- 2000年度 7,978千人(5,060千人)
- 2001年度 7,640千人(4,831千人)
- 2002年度 7,360千人(4,666千人)
- 2003年度 7,407千人(4,673千人)
- 神戸市営地下鉄(西神・山手線)
- 1999年度 5,283千人(3,181千人)
- 2000年度 5,126千人(3,100千人)
- 2001年度 7,965千人(4,055千人)
- 2002年度 7,323千人(3,896千人)
- 2003年度 7,407千人(3,997千人)
- 神戸市営地下鉄(海岸線)
- 2001年度 1,986千人(975千人)
- 2002年度 3,307千人(1,998千人)
- 2003年度 3,194千人(1,861千人)
カッコ内は定期利用者の再掲
「神戸市統計書」(神戸市企画調整局総合計画課・編)による
[編集] 駅周辺
駅南側に商業施設「ピフレ新長田」、「ジョイプラザ」がある。その周囲は震災で甚大な被害を受けた地域であり、震災後の再開発事業でマンション等が建てられている。
[編集] 接続バス路線
- 5系統 若草町行・妙法寺駅前行
- 17系統 しあわせの村行・駒ヶ林公園行
- 80系統 高尾台行
- 81系統 地下鉄長田駅経由須磨一の谷行
[編集] 歴史
[編集] 山陽本線(JR神戸線)
- 1954年4月1日 開業
- 1987年4月1日 国鉄分割民営化によりJR西日本が承継
- 1995年1月17日 阪神・淡路大震災により駅舎が全壊
- 1995年1月30日 神戸・須磨間の運行を再開するも当駅は通過措置
- 1995年3月9日 市道をはさんで西側に仮ホーム・仮駅舎を仮設して営業再開
- 1996年4月3日 新駅舎落成
[編集] 神戸市営地下鉄
- 1977年3月13日 西神・山手線開業。
- 1983年6月17日 新長田~大倉山間が開業。
- 1993年7月9日 快速運転開始、快速停車駅となる。
- 1995年1月17日 阪神・淡路大震災で被災し不通となる。
- 1995年2月16日 西神・山手線の運行が再開されるが、当駅は通過。
- 1995年3月16日 営業再開
- 1995年7月21日 震災以来休止していた快速を廃止。
- 2001年7月7日 海岸線開業、同線開通により連絡通路使用開始。
[編集] その他
JR西日本の新長田駅は第1回近畿の駅百選選定駅である。
余談であるが、新長田駅のある神戸市長田区は、神戸市内を通る JR神戸線の中では唯一快速電車が停車しない区である。 その他の区にある駅には少なくとも1つの駅に停車(東灘区:住吉駅 灘区:六甲道駅 中央区:三ノ宮駅、元町駅、神戸駅 兵庫区:兵庫駅 須磨区:須磨駅 垂水区:垂水駅、舞子駅)。ただし、神戸線が通らない西区、北区を除く。