岩屋駅 (兵庫県)
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岩屋駅(いわやえき)は、兵庫県神戸市灘区岩屋北町4丁目にある阪神電気鉄道本線の駅。快速急行以下の電車が停車する。
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[編集] 駅構造
変則2面2線のホームを持つ駅である。かつては島式ホーム1面2線の駅だった。ホームは掘割部分にある。
ホームには、国土交通省の要請により2001年秋に固定式の「転落防止柵」が試験的に設置されたが(参考)、不評であったようで、阪神電鉄の他の駅には設置されていない。
現在の出入口はホームの三宮寄り(改札口は1ヶ所のみ)にあるが、現在の下り線ホーム(かつての島式ホーム)の梅田寄り端部には、掘割部をまたぐ道路とホームとを結ぶ古い階段がある。この階段は長らく使用されていなかったが、阪神・淡路大震災の後、代行バスが岩屋発着となっていた期間のみ、降車専用として使用された(参考)。なお、現在は使用されていない。
[編集] のりば
- 西宮・甲子園・尼崎・大阪(梅田)方面行のりば
- 三宮・元町・高速神戸・須磨方面行のりば
- ※ホーム有効長は6両。案内上ののりば番号は設定されていない。
[編集] 駅周辺
- HAT神戸
- JICA兵庫
- WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター・WKC)
- 兵庫県立美術館
- 人と防災未来センター
- 敏馬神社
- 西日本旅客鉄道 灘駅(北方約200m)
- 神戸文学館
[編集] 利用状況
2004年度の1日の乗降客数は10393,人で、2003年度の8,739人より大幅に増加している。
[編集] 歴史
- 1905年(明治38年)4月12日 阪神本線の開業と同時に岩屋駅開業。
- 1968年(昭和43年)4月7日 山陽電気鉄道が神戸高速鉄道東西線を経て大石までの直通運転開始。
- 1995年(平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災が起こり阪神本線運休。
- 1995年(平成7年)2月20日 岩屋~三宮間運転再開により岩屋駅の営業再開。
- 1995年(平成7年)3月1日 西灘~岩屋間運転再開。
- 1995年(平成7年)6月26日 阪神本線全線復旧。
- 1998年(平成10年)2月15日 山陽電気鉄道、特急の阪神本線乗り入れを三宮まで短縮。当駅発着の山陽電鉄の列車はS特急と普通に限定された。
- 1999年(平成11年)8月27日 駅施設改良工事を開始。神戸高速鉄道に駅施設を譲渡。
- 2001年(平成13年)3月10日 山陽電気鉄道、S特急と普通列車の阪神本線乗り入れを三宮まで短縮。当駅発着の山陽電鉄の列車はなくなった。
- 2001年(平成13年)6月22日 上りホーム(梅田方面)新設により、それまでの1面2線から2面2線に改装される。従来のホームは、下り専用となった。
- 2001年(平成13年)8月31日 駅舎改築。